鳥取市街地から程近い距離にある国指定名勝「観音院庭園」。JR鳥取駅からも車で10分ほどの距離ですが、市街地周辺にいることを忘れさせてしまうほどの美しい景色と出会えます。鳥取砂丘と合わせての観光ももちろんオススメですが、鳥取旅に「癒し」を求められている方には特にオススメのスポットです。今回は、日本の名庭園と絶賛されている「観音院庭園」についてご紹介します。
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観音院庭園について
国指定名勝「観音院庭園」は、中国観音霊場の一つ、「天台宗 観音院」の境内にあります。
観音院は鳥取藩池田家の祈願所8ヶ寺の1つとなっており、御本尊の聖観世音菩薩が安置される壇が移るたびに大きな寺の御本尊となっていったことから、別名「出世観音」とも呼ばれています。
観音院庭園は、藩主の池田光仲が約10年かけて築造させたといわれており、自然の傾斜に石組みや植木を配置し、庭の約半分を占める雄大な池を中心とした池泉観賞式庭園となっています。
本殿横にある納経所が庭園拝観受付所となっているので、そちらで受付(拝観料550円)を済ませると、落ち着いた座敷席から、座ってゆっくりとお庭を拝見することができます。
お抹茶とお菓子もついており、心から和に浸れる癒しのスポットです。
和に心満たされる癒しスポット!観音院庭園
では、さっそく観音院庭園の美しさについてご紹介していきます。受付を終え、部屋に通して頂いて見えてくる庭園がこちらです。
鳥取市街から程近い場所にいることを忘れさせてしまうようなとても美しい景色です。
書院の正面に大きな池があり、その池を中心に自然の傾斜に石組みや植木が配置され、江戸時代初期の池泉観賞式庭園が広がっています。
席に腰かけて庭園に見入っていると、おもむろに観音院庭園の紹介アナウンスが流れ始めます。
お庭を見ながら耳を傾けていると、四季折々の美しい庭園の様子が紹介され、「さぞかし、美しいのだろうな」と目に浮かんできます。
さわやかに吹き抜ける風や、水の音や鳥の声、葉のざわめきなど、屋内にいながら全身で庭園の美しさが感じられるので、ぜひゆっくりと過ごされてみて下さいね。
より「和」に浸れるお抹茶とお菓子にも注目!
お庭の美しさと合わせて、ぜひ注目して頂きたいのが拝観料に含まれているお抹茶とお菓子のサービスです。
濃さも苦みもちょうどよいお抹茶と、筆者が訪れた際の茶菓子は、鳥取の名物でもある二十世紀梨のお菓子を頂けました。
静かなお座敷で池泉観賞式庭園をみながら頂くお抹茶とお菓子は格別で、より「和」を感じられる贅沢なひとときでした。
「癒し」を求められている方には、特にオススメのスポットです。
観音院庭園へのアクセス
観音院庭園は、JR鳥取駅から車で約10分の距離にあります。
鳥取県庁や鳥取市歴史博物館と程近い距離にあり、無料の駐車場もあります。
市街地から近い距離にあるものの、奥まったところにあるため初めて訪れる方にとっては判りづらいかと思いますので、ナビがある方はナビを使われることをお勧めします。
ナビがない場合などは、県道323号線を鳥取県庁方面へと走っていけば看板が出てくるので、そちらを頼りにされると判りやすいです。
細い道や一方通行が多い道なので、お車で来られる方は注意して訪れて下さいね。
おわりに
国の名勝指定庭園「観音院庭園」はいかがだったでしょうか?
観光ではもちろんのこと、ちょっと疲れたときや落ち込んだとき、心に休養をあげたい時などにもとてもオススメのヒーリングスポットです。
四季折々の庭園美を楽しめるので、季節に関係なくぜひ訪れてみて下さいね。