マルタ
マルタ観光
たくさんの魅力が詰まった地中海に浮かぶ小さな島国

砂漠の中から浮き上がったような蜂蜜色の国、地中海のマルタ共和国

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:183ヶ国

2019年6月27日更新

2,621view

お気に入り

写真:toshel

マルタ島のルア国際空港に到着し、市内へ向けて走るバスの中から目にする光景は、建物が砂に埋もれてしまった砂漠をイメージするものでした。実際は、埋もれているわけではなく、教会や住居などの建築物が見事にすべて砂色(蜂蜜色)だったのです。世界でカラフルな壁や屋根の街が取り沙汰されるなか、地味な蜂蜜色の街はかえって新鮮に映ります。今回は、蜂蜜色で質素ながら、よく見ると壁装飾の美しいマルタ島の街を紹介します。

この記事の目次表示

地中海に浮かぶ小さな島国マルタ

古くから海の交易路の要衝とされ、多くの民族の覇権争いに翻弄されてきたマルタ島は、数多の侵略の歴史があります。

しかし、屈強を誇ったオスマントルコ帝国の5万人の軍政に来襲された16世紀に、わずか7千人の兵で迎え討ち、包囲戦を耐え抜いて伝説となりました。勝利へと導いたのは、かの有名なマルタ騎士団。

圧倒的な戦力の違いでの勝利は、ヨーロッパの歴史でも非常に重要な史実とされており、その勇敢さはマルタ島の人々に脈々と受け継がれています。街を守った堅牢な要塞、聖エルモ砦や聖アンジェロ砦をはじめ、無数の建築物は、今もその当時のままの姿を遺しており、観光客の絶えない活気のある島となっています。

  • 写真:toshel

マルタ島は蜂蜜色

マルタ島は、まるで砂漠の蜃気楼のようです。多くの建築物は砂漠の砂の色(蜂蜜色)をしており、砂上の楼閣かと思うほど。

  • 写真:toshel聖アンジェロ砦

古くからの建物をメンテナンスしながら使用しており、近代的なビルはあまりありません。

  • 写真:toshel

そして、新旧で濃淡はありますが、どの建物の壁もみな蜂蜜色をしています。

  • 写真:toshel

この壁の色の正体は、マルタ島で産出される「マルタストーン」と呼ばれる石灰岩。

  • 写真:toshel

マルタ島の建築物は古くから、このマルタストーンを使用してきました。これはマルタストーンを粉砕し、粉末にしたものです。石のままでなく、壁を塗るためにも使われているそうです。

  • 写真:toshel

とても質素ですが、立ち止まって見上げると壁の装飾は趣向を凝らされており、シンプルな気品や気高さを感じます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

こちらの方々も、蜂蜜色!?

  • 写真:toshel

とりわけ多い教会

マルタ島には、非常に多くの教会があります。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

外部のシンプルさとは違い、内装はどの教会も非常に豪華。大きなギャップがあります。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

数多くの民族に支配されてきた歴史が、この教会の多さに現れているのかもしれません。非常に目立つ大きな教会をはじめ、一見すると住宅かと思われるような、古く小さな教会まで無数に点在しています。一つ一つに歴史があり、これもマルタ島の一つの魅力になっています。

さてここからは、マルタ島を訪れるならぜひまわりたい、2つの街をご紹介します。

要塞都市ヴァレッタの旧市街(世界遺産)

マルタ騎士団が作り上げた難攻不落の街ヴァレッタは、小さな半島の上を堅固な城壁で囲み築かれました。当時の景観をそのままとどめる街は世界遺産に指定され、多くの観光客で溢れ返っています。

ヴァレッタ旧市街の主な見どころをご紹介します。

  • 写真:toshel

賑やかなリパブリック通りと、昔の趣を遺す裏通り

ヴァレッタ旧市街のリパブリック通りは、ヴァレッタの街のメインストリートです。建物は当時のままですが、カフェやレストランが連なり、多くの人で賑わっています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

裏通りに入ると、アップダウンの激しい急な坂道になります。メインストリートと違い、閑静な住宅地で、こちらも当時のままの姿を遺しています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
リパブリック通り
マルタ / 町・ストリート
住所:Republic Street Valletta地図で見る

赤、青、黄、緑 カラフルな出窓

立ち並ぶ家々の出窓は色とりどりに彩られ、とてもカラフルです。

  • 写真:toshel

蜂蜜色の質素な壁にとても映えますね!

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

ドアもこのとおり

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

古さにも味わいがあります。

  • 写真:toshel

次のページを読む

マルタの旅行予約はこちら

マルタのパッケージツアーを探す

マルタのホテルを探す

マルタの航空券を探す

マルタの現地アクティビティを探す

マルタのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年3月27日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


ヨーロッパ・世界遺産の美しい街並み10選!

ヨーロッパの旧市街は、中世の美しい街並みを保持しているところが多く、世界遺産に登録されている地区も多数あります。今回は、美しいヨーロッパの世界遺産の街を厳選して...


ヨーロッパの「窓」のある風景20選!

旅に出ると素敵な街並みの写真を撮ったり、散策してみたくなりますよね。「窓」から覗く風景は、窓枠が額縁のように風景が切り取られてより美しく見えたりします。また、そ...

一度は行きたい!世界の秘境・絶景スポット30選!

旅先にもおすすめ!美しい大自然から可愛い街並みまで、一度は訪れてみたい秘境・絶景スポットをご紹介。アジアからヨーロッパまで幅広くご紹介していますので、ぜひ旅の参...

【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第二弾

大好評「女子ひとり旅シリーズ」の第二弾!女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさ...

マルタの人気観光スポットTOP10!旅行好きが行っている観光地ランキング

ヴァレッタ旧市街やセントジュリアンをはじめとするマルタの観光スポットの中で、トリップノートの3万8千人の旅行好きトラベラー会員(2019年6月現在)が実際に行っ...

この記事を書いたトラベルライター

World navigator
行ったことのない国を中心に、毎月ひとり旅しています。これまで訪ねた183ヵ国およそ400都市の街の美しい景色、壮大な自然の風景、出会う人々との会話など、真の地元を皆様とシェアできればと思います。皆様もご一緒にそこへ旅したように感じてもらえると嬉しいです。

あと一年余りで、世界のすべての国を網羅できそうです。

レバノン観光と言えばここ!ベイルート・ビブロス・バールベックの見どころと国の背景

遠い昔、世界の中心が地中海にあった時代、レバノンは東西貿易の交差点となる重要な位置にあり、繁栄の極みにありました。古くから数多くの王様や将軍が、この土地を挙って...


未承認国家ってどんな国?日本も承認していないコーカサス山奥の独立国アルツァフ共和国

世界には、国際政治的な諸事情で国家として承認されていない地域がいくつか存在します。「未承認国家」といわれるこれらの国は、国家としての機能(政府や外交能力)を満た...


カリブの島はどこがいい?陽気レゲエでちょっぴり危険な「バルバドス」どこまでも静かな「アンティグア」

カリブ海には、大小様々な島がおよそ700あります。そのほとんどは欧米各国の領土で、独立国はわずか13カ国のみ。今回は、その中より対極にある2つの小さな島国をご紹...

ついに観光ビザ解禁!閉ざされていた王国サウジアラビアの珍しい文化と各都市の見どころ

観光での入国が困難だったサウジアラビアが、2019年9月27日に突然、ツーリストビザの発給開始を発表しました。今回は、サウジアラビアに古くからある慣習と文化、そ...

モンテネグロの世界遺産~小さな港町コトルの旧市街と裏山からの絶景~

イタリア半島とバルカン半島に挟まれたアドリア海は、非常に美しい地中海の内海です。そのアドリア海に面したモンテネグロには、数多くの港やビーチが点在し、中でもコトル...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?