モンゴルの国旗の図柄や意味、モンゴルの首都について、またモンゴルの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、モンゴルの国の基礎知識をくわしく解説します。
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モンゴル国旗とその意味
モンゴルの国旗は赤、青、赤のストライプに、黄色でソヨンボが描かれてたデザインです。ソヨンボは古くからモンゴルのシンボルであり、自由や団結、繁栄などの意味が込められています。そして赤は勝利や歓喜、正義、青は中世や献身、空を表しています。縦と横の比率が1:2となっており少し横長の国旗です。
正式には、モンゴルが社会主義だった時代に制定されたもので、1949年に制定された国旗には、ソヨンボの上に、社会主義を表す金星がつけられていました。しかし、1992年に「モンゴル人民共和国」は「モンゴル国」となり、社会主義を放棄したので、金星が外されました。
モンゴルの首都はウランバートル
モンゴルの首都はトール川の流域に位置するウランバートル です。面積は4,704km²で、和歌山県と同じぐらいの大きさになります。モンゴル国家統計局によると、2018年の人口は149万1,375人。モンゴルの人口のおよそ半分ぐらいの人が集まっており、人口集中が見られます。
モンゴルは大草原のイメージがありますが、首都のウランバートルはビルも立ち並び、デパートや、モンゴル料理はもちろん、日本料理、イタリアンなど世界の料理が味わえるレストランも増えています。そして、モンゴル最大のチベット仏教寺院「ガンダン・テクチェンリン寺院」や「チンギス・ハーン広場」などの観光名所があります。
モンゴルの面積は1,564,116km²
モンゴルの面積は1,564,116km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の約4倍の大きさがあることがわかります。
モンゴルの人口は317万人
2018年時点の人口は317万人で、世界で一番人口密度が低い国と言われています。人口は年々増加しており、この先も人口の増加が予測されています。
モンゴルの国歌は「モンゴルの国歌」
モンゴルの国歌の曲名はモンゴル語で「Монгол улсын төрийн дуулал」と書き、日本語では「モンゴルの国歌」と訳されます。国歌は何度か変更されており、現在のものは、1950年に正式に制定された国歌が原型となっており、その後1961年に歌詞が変更。レーニンやスターリン、スフバートル、チョイバルサンを讃えた歌詞を取り除きました。そしてまた2006年7月6日に、歌詞を一部変更したものが、承認されました。