モンゴルって寒い国?どんな服装で行けばいいの?と、初めて出かける方はわからないことが多いでしょう。そこで季節別の気候や服装、あったら便利な持ち物についてまとめました。これからモンゴル旅行を検討されてる方は参考にしてください。
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モンゴルの気候をざっくり言うとこんな感じ
モンゴルは年間平均気温が全体的に低く、空気がカラカラに乾燥していて、気候の変化が激しいのが特徴です。四季ははっきりしていて、長く厳しい冬が去ったあとは嵐の春がやってきて、緑が広がる短い夏を越したら冬にそなえる秋が訪れます。
モンゴルの国土面積は日本の4倍あるため、当然ながら気候は地域によって差があります。北部のフブスクルは夏が短く9月に雪が降ることがありますが、南ゴビはそれにくらべて温暖であり、真夏は過酷な暑さがつづきます。以下では首都のウランバートル周辺を基準に、季節別の気候についてご説明します。
春は激しい嵐の季節(3月下旬〜5月下旬)
3月前半の気温は氷点下10〜20度くらいで、まだ冬の終盤です。後半になるとプラスになる日も出てきて、この辺りからようやく春がはじまります。モンゴルの春は嵐の季節であり、強い風が吹いて目が開けられないほどの砂ぼこりが舞い、雨が降ったかと思えば太陽が照りつけ、夏のように暑くなった翌日には雪になるなど、天候がめまぐるしく変わります。
現地の人は「春に来れば一度に四季が味わえるよ」と言いますが、これはまさに言葉通り。この嵐は3月下旬から5月下旬頃までつづきます。春は観光に適した季節ではありませんが、日本は5月に大型連休があるため、それに合わせて旅行する人も多いです。
春に適した服装とあると便利な持ち物
天候の予測がむずかしいので、どんな状況にも対応できるよう、薄手のシャツをベースに重ね着できるものを用意しましょう。吹雪になることもあるので、薄手のダウンジャケットなどもあった方が良さそうです。
モンゴルは未舗装の道が多いため、足元はスニーカーがベストです。特に春は砂ぼこりや泥で汚れるため、ぴかぴかの靴は避けましょう。それから砂ぼこりから目や頭部を保護するために、サングラスやフード付きの服があると便利です。
夏は緑が広がる季節(6月上旬〜8月中旬)
6月になると嵐もひと段落し、観光のベストシーズンに入ります。徐々に気温が上がって暖かくなり、7月上旬には太陽が照りつける本格的な夏がはじまります。空気は乾いていますが日差しが強いため、真夏はかなり暑く感じるでしょう。
それから雨が多いのもこの時期です。モンゴルは年間降水量は少ないですが、ひとたび雨が降りだすと水害が起きるほどのどしゃ降りになるため、夏に訪れる際は雨対策も行いましょう。8月中旬頃までそのような気候が続き、それ以降は徐々に秋に移ります。
夏に適した服装とあると便利な持ち物
急に寒くなることがあるので、長袖の上着など重ね着できるものは必須です。それから草原には日影がないので、サングラス・帽子・日焼け止めで保護しましょう。道路はどこも水はけが悪く、雨が降ったあとは泥だらけになります。靴は通気性のいいメッシュ素材は避け、防水のものを選びましょう。
秋は穏やかな実りの季節(8月中旬〜11月下旬)
秋は一年でもっとも気候が安定する過ごしやすい季節です。ただ初秋と晩秋ではかなりの寒暖差があります。8月中旬を過ぎると朝晩の冷え込みが激しくなり、9月上旬にはすっかり秋の陽気が漂います。10月には気温が0度前後になり初雪が降りますが、冬のはじまりというわけではありません。
11月に入ると気温が氷点下10度くらいになり、現地の人たちは冬仕度に入ります。日本に住む私たちにとっては極寒のように感じますが、モンゴルではこの時点ではまだ秋です。
秋に適した服装とあると便利な持ち物
8月中旬から9月にかけては夏から秋へ移る時期です。暑さが残る日もありますが、服装は秋ものを用意しましょう。9月に入ると一気に秋が深まるので暖かめのジャケットを。10月はトレーナーにダウンジャケットなど、東京での冬の装いが適していると思います。
予想外に暖かくなったり冷えたりすることがありますが、秋は寒さに向かう季節なので、インナーや上着を余分に用意しておきましょう。11月はしっかりと防寒できるよう、真冬のコートにスノーブーツ・帽子・マフラー・手袋などが必要です。