モンゴルには何があるの?と聞かれたら、何もないのが特徴かもしれません。でも草原や砂漠がどこまでも広がり、言葉にならない豊かさが感じられると思います。そんなモンゴルで4泊程度の短期旅行が可能な、おすすめの場所とその見どころについてまとめました。
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モンゴルの首都「ウランバートル」
モンゴルの首都であり人口の半数近くが集まる大都市です。ツーリストはまずウランバートルに到着し、そこから郊外へ出かけるケースが大半であるため、市内観光を旅の予定に組み込む人は多いのではないでしょうか。草原とはひと味違った、ちょっとカオスな様子が楽しめます。
チベット仏教寺院「ガンダン寺」
ガンダン・テクチェンリン寺はモンゴル最大の仏教寺院で、とても神聖な場所とされています。メインとなる観音堂には高さ26mの開眼観音菩薩が安置されており、目を見開いて直立しているのが特徴です。これは神の化身的存在であるジェプツンダンバ・ボグドゲゲン・ハーンが盲目となったため、治癒を祈って目を見開いた菩薩が建てられたといわれています。
- ガンダン・テクチェンリン寺
- モンゴル / 寺
- 住所:Gandantegchenling Monastery, Ulaanbaatar, Mongolia地図で見る
青空市場「ナラントール・ザハ」
日用品から移動式住居のゲルまで売っている巨大市場です。お土産選びはもちろんのこと、民族衣装デールを注文できたり、ブーツやコートを安く買うことなどができます。モンゴルは遊牧国家であるため、カシミヤ・フェルト・ウールなどで作られたあったかグッズが豊富です。見ているだけでも楽しめるので、時間があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。
自然豊かなリゾート地「テレルジ」
モンゴルのリゾート地であるテレルジは、国内外から多くのツーリストが集まる人気の観光地です。ウランバートルから車で約1時間ほどで到着できるため、アクセスしやすいのも魅力のひとつかもしれません。夏には多くの人々が、テレルジに乗馬を楽しみに訪れています。
かわいい姿の巨大岩「亀石」
テレルジは岩山に囲まれているのが特徴で、もっとも目を引くのは亀の形をした亀石です。これは自然の浸食によって出来上がったそうですが、偶然にしてもなんともかわいい姿ですね。ハイシーズンには亀石周辺にギフトショップが建てられたり、鷹やワシを手に乗せることができたりと、人々が賑わう人気のスポットになっています。
象の顔に見える「アリヤバル寺院」
山の中腹に建つアリヤバル寺院は、1998年〜2004年にかけて建てられた比較的新しい寺院です。遠くから見ると象の顔のような姿をしていて、夏には美しい緑に囲まれます。寺院側からも山の景色を一望でき、とても新鮮で気持ちのいいエネルギーが漂っています。
モンゴルの世界遺産「カラコルム」
モンゴル帝国初代帝王チンギスハーンの命令により建てられた都であり、かつて東西貿易の中心として栄えた場所です。周囲にはオルホン川が流れるオルホン渓谷が広がり、豊かな自然が感じられる観光地となっています。
激動の歴史を持つ「エレデネ・ゾー寺院」
カラコルム建設時には世界中から腕利きの職人が集められ、華々しい都として発展していったようですが、その後に起きた宗教弾圧により寺院は次々と破壊されていきました。ですが月日が経って衰退したカラコルムをもう一度建て直そうと、再び出来上がったのがエレデネ・ゾー寺院です。外観だけでも楽しめますが、内部は博物館になっているのでこちらも見学してみてはいかがでしょうか。
広大な景色の「オルホン渓谷」
モンゴルでもっとも長い川であるオルホン川と、その両側にそびえる山々。この素晴らしい景色はカラコルムの象徴であり、広大な自然を肌で感じることができるでしょう。この川を奥へ進むと高さ24mの滝があり、小さいですがモンゴル最大規模を誇っています。
世界で2番のパワースポット「東ゴビ」
ウランバートルから列車に乗って約10時間ほど南へ進むと、東ゴビ(ドルノゴビ)という場所にたどり着きます。中心となるのはサインシャンダで、ここは砂漠の街といわれています。さらに郊外へいくと、いくつかのパワースポットが点在しています。
大地のエネルギーが湧く「シャンバラランド」
実は世界のパワースポットで本当に力があるのは、ヒマラヤのどこかとこのシャンバラランドだといわれています。お釈迦様の目が描かれた門が特徴的で、敷地内の地面の一部からは、大地のエネルギーがふき出しています。その部分は色が変色していて、寝そべってエネルギー浴をする人の姿が見られます。
男性エネルギーの黒い山
神の山とされている黒い山は、男性エネルギーを象徴しています。空にウォッカをかけながら山に祈るとそれは叶えられるといわれていて、頂上まで登れるのは男性のみです。女性は中腹までしか登ることができませんが、展望台からのは眺めは最高で、そこからでもじゅうぶんに楽しめると思います。
ミルクをかけて祈る「おっぱい岩」
ふたつの岩が女性の乳房を象徴している、女性のための祈りの場です。白くなっているのは表面に付着したミルクであり、硬くなって岩の一部になっています。岩にミルクをかけながら3回まわって祈りますが、モンゴルでミルクは聖なる飲み物であるため、このような場面では頻繁に使われています。ここでは男性の訪問は可能ですが、祈りを行うことはできません。