新元号の由来になった『万葉集』梅の花の歌三十二首の序文にちなんで、「梅の花」のお花見というのも粋だと思います。名古屋市にある「名古屋市農業センター delaふぁーむ」では、毎年2月下旬から3月中旬まで「しだれ梅まつり」が開催され、期間中は園内で約700本のしだれ梅が咲き誇ります。本記事では、しだれ梅まつりの見どころをご紹介します。
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名古屋市農業センター delaふぁーむとは
名古屋市の天白区にある施設で、園内では動物や植物に親しむことができます。ウシやヒツジのいる牧場やニワトリの卵の孵化の様子を見ることのできる展示施設、花や野菜の温室などがあります。
また、センターで飼育している乳牛の新鮮なミルクを使用した、アイスクリームを食べることもできます。
名古屋市営の施設のため、入場料は無料です!
しだれ梅まつりとは
園内に植えられているしだれ梅が見頃になる、2月下旬から3月中旬に開催されるイベントです。
2022年は、2月23日(水曜日・祝日)から3月21日(月曜日・祝日)まで行われます。
園内の梅
約700本の梅がこぼれるように咲く様子を見て、春の訪れを感じることができます。
桜のお花見のように、梅園全体を見るという楽しみ方もできますし、一つひとつの花を愛でるという楽しみ方もあります。
園内の梅は、スッキリと端正なシルエットの一重咲き、ぽってりした八重咲きの花など、12の品種があります。木々による美しさの違いを味わいながら散策することもできます。それぞれ、「満月枝垂」「千鳥枝垂」など可愛らしい名前もありますので、花の特徴をよく捉えた品種名を見るのもおもしろいと思います。
頭上から垂れる枝に咲いた清楚な白、淡い桃色、濃いピンク色などさまざまな梅の花から良い香りが漂い、園内は桃源郷ならぬ、梅源郷のよう。
園内には芝生広場もありますので、お弁当を持参してピクニックをする親子連れの姿も見かけました。
その他の催し
「しだれ梅まつり」の期間中は、朝市や大道芸パフォーマンス、名古屋コーチンを使用したコロッケを販売するキッチンカーの出店、といった催しも行われて賑わっています。
また、菜の花も見頃になっていますので、梅の花以外にも春を告げるお花を楽しんでください。
アクセス
電車の場合
- 地下鉄鶴舞線「平針」駅から:駅からは徒歩約20分 。または市バス「地下鉄原」行きに乗車し「農業センター北」下車。徒歩約5分。 ※「しだれ梅まつり」期間中の2/26〜3/13の土日にかぎり、平針駅から臨時バスが運行されます
- 地下鉄鶴舞線「赤池」駅から:駅からは徒歩約20分。または名鉄バス「祐福寺」又は「前後」行きに乗車し「荒池」下車、徒歩約6分。
車の場合
園内に有料駐車場があります(500円)。「しだれ梅まつり」の期間内は駐車場は混み合うので、公共交通機関のご利用をおすすめします。
おわりに
名古屋市農業センターの梅園は日本でも有数の規模と言われており、期間中は約20万人もの来場者が訪れます。うららかな陽気と可憐な花を楽しみ、一足先に春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
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- 住所:名古屋市天白区天白町平針黒石2872番地の3地図で見る
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- 名古屋市農業センター delaファーム
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- 住所:名古屋市天白区天白町平針黒石2872番地の3地図で見る
- 電話:052-801-5221
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