【奈良】御所市のあじさいが咲くスポットを巡ろう

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• 自然豊かな御所市
• 鴨都波神社
• 高天彦神社
• 高天山草園
• 橋本院
• おわりに

自然豊かな御所市

• 写真：ゆきたか御所市郊外の風景

御所市（ごせし）は、奈良県中部にある人口約24,000人の市です。大阪市内への通勤も可能で、中心部には住宅も多いですが、西部には葛城山や金剛山といった標高の高い山もあり、自然が豊かなエリアとなっています。

市内には、四季の花々が楽しめるスポットが点在しています。今回は、初夏に見られるアジサイ巡りに出かけましょう。

鴨都波神社

• 写真：ゆきたか

鴨都波神社（かもつばじんじゃ）は、御所市中心部にある神社です。この地を拠点に活躍した大豪族「鴨氏」の氏神社であり、郊外の金剛山山麓にある高鴨神社（たかかもじんじゃ）とともに、全国に多数ある鴨（賀茂）社の根源でもあるとされています。

• 写真：ゆきたか

こちらの境内では、初夏に美しいアジサイの花を鑑賞することができます。大きな樹木が生い茂るなかで、鮮やかなアジサイの花が多数咲く様子は、とても風情があります。

• 写真：ゆきたか

境内はとても広いというわけではありませんが、至る所にアジサイが咲いており、色や種類も豊富。濃い青や薄紫の花を咲かせるもののほか、ガクアジサイもあるので見ごたえ充分です。

• 写真：ゆきたか

花の見頃は、例年6月中旬頃からだそうです。筆者が訪れた6月末頃には、一部は見頃を過ぎているものの、全体的にはまだ美しい状態を保っていました。年によっては、6月上旬でも多くが色付いているようです。

• 写真：ゆきたか緑が多い鴨都波神社の境内。祭りの際には賑わうが、普段は静かだ。

市街地にありながら、境内は静かで緑が多いです。蒸し暑い時期に、落ち着いた雰囲気の境内でアジサイを鑑賞すると、心癒されるでしょう。近鉄やJRの駅からも近いので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。車でお越しの方は、境内の東側に参拝者用駐車場があります。

高天彦神社

• 写真：ゆきたかパワースポットとして人気が高い高天彦神社。背後の山をご神体としているため、本殿はない。

高天彦神社（たかまひこじんじゃ）は、御所市郊外の金剛山麓にある神社。古代より神々が住んでいたとされる高天原（たかまがはら）にあり、豪族の葛城氏の祖神をお祀りしている神社は、パワースポットとしても人気が高いです。

• 写真：ゆきたか高天彦神社の参道脇に咲くアジサイ。鮮やかな青色が爽やかだ。

アジサイは、神社の境内前や参道のわき、駐車場付近に咲きます。数は多くありませんが、濃い青色の花が並んで咲く様子は、とても涼しげで美しいです。

• 写真：ゆきたか

市街地より標高が高いこともあり、例年の見頃は6月下旬頃からになるようです。筆者が訪れた6月末頃にも、ちょうど見頃を迎えていました。

• 写真：ゆきたか

この高天彦神社の周辺には、アジサイの花が楽しめるスポットが集中しています。次に紹介します高天山草園と橋本院は、すぐ近くにあるので、立ち寄ってみてくださいね。

高天山草園

• 写真：ゆきたか

高天山草園（たかまさんそうえん）は、高天彦神社の東側にある植物園です。地元の方が少しずつ整備されている園内では、エビネランやツツジといった花が楽しめますが、初夏のアジサイも美しいです。

• 写真：ゆきたか

針葉樹の森の中にアジサイが咲き、幻想的な雰囲気が漂っています。静かな環境の中で、美しいアジサイの花を、心行くまで鑑賞してみてください。こちらも例年の見頃は、6月下旬頃からです。

• 写真：ゆきたか園内には、休憩できるベンチもある。

園内を歩くと、森林浴も楽しめるので、リフレッシュしたい方にもおすすめです。アジサイが咲く季節には、ホタルブクロの花も見られるので、歩きながら探してみてはいかがでしょうか。

なお、こちらの入園料は、300円（中学生以下は無料）ですが、係員は常駐していません。小銭を事前に用意していただき、料金箱に入れてください。また園内にトイレがありませんので、高天彦神社の境内鳥居の右手にあるものを利用しましょう。