箱根や熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれる関東有数の温泉地、鬼怒川温泉。鬼怒川温泉には多数のホテルや旅館がありますが、今回はその中でも創業130年を誇る老舗旅館「あさや」の魅力を紹介します。
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鬼怒川温泉ってどんなところ?
栃木県日光市の鬼怒川上流域にある温泉が「鬼怒川温泉」です。箱根や熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれ、年間200万人もの観光客が訪れます。
古くは、滝温泉と呼ばれていた鬼怒川温泉ですが、その始まりは元禄5年(1691年)。村民の沼尾重兵衛が鬼怒川右岸に源泉を発見したとされています。当時は、日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという由緒正しき温泉でした。
明治時代に入り、滝温泉は一般開放され、明治2年(1869年)には、東岸に藤原温泉を発見、昭和2年(1927年)に滝温泉と藤原温泉を合わせて鬼怒川温泉と呼ぶようになり、今日に至るまでこの名称が使われています。
この頃から多くの観光客が訪れ、鬼怒川渓谷沿いには旅館やホテルが多数建ち並ぶ、関東有数の温泉地として発展しました。
創業130年!老舗旅館「あさや」の5つの魅力
「東京の奥座敷」と呼ばれる、関東有数の温泉地鬼怒川。鬼怒川温泉エリアで最も歴史のある旅館が「あさや」です。今回は実際に「あさや」に宿泊した筆者が感じた魅力を5つご紹介します。
【魅力その①】華やかな吹き抜けのロビー
あさやには「八番館」と「秀峰館」という建物があります。あさやの入口があるのは「秀峰館」の方です。入口を入り、まず目に飛び込んでくるのはこの吹き抜けのロビー
その広さと華やかな雰囲気に思わず「わ〜」と声が出てしまうほど。
チェックイン後、担当スタッフさんにお部屋を案内してもらう前に少し時間があるので、ソファに座って寛いだり、ロビー内を少し歩くだけでも楽しめると思います。
【魅力その②】お部屋でのんびりできる!
【魅力その①】で紹介したように、あさやには2つ建物があり、両方にお部屋が用意されています。今回筆者が宿泊したお部屋は「秀峰館」の方ですので、そちらを紹介します。
筆者が宿泊したのは、渓谷側にある和室。
2人で利用したのですが、十分すぎるくらいの広さで、のんびりするにはもってこいです。窓からは鬼怒川の景色を堪能することができます。
テーブルにはあさや特製の温泉饅頭が用意されています。お部屋には、昆布茶や焙じ茶などのお茶やコーヒーもありますよ。
そして、なんといってもアメニティの充実っぷりに驚くばかり。
写真を見てもらえば分かるかと思いますが、和柄の巾着袋にこれだけのアメニティが入っています。パックまでついており女性には有難いですね!筆者もこのアメニティを全て使用しました。
その他にも様々なサイズの浴衣や靴下、お部屋の鍵を持ち運ぶときの袋などが用意されており、とにかく至れり尽くせりです。
あさやに来たらまずはお部屋でのんびりと、あえて何もしない楽しさを味わってみてください。