今から約1200年前に日光を開山した勝道上人が発見した歴史ある温泉郷「奥日光湯元温泉」。紅葉の名所として有名ないろは坂を越え、中禅寺湖を更に奥へと進んだ標高1,200~1,500mの高原地帯にあり、日光の奥座敷ともいわれています。良質な温泉はもちろんのこと、見事な滝や四季折々の景色を楽しめるハイキングコースなど、奥日光湯元温泉を訪れたらぜひ行っておきたい、オススメの観光スポットを16選ご紹介します。
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【1】湯元温泉
日光国立公園の中心部に位置し、湯ノ湖の湖畔に広がる高原の温泉地「湯元温泉」。
温泉の泉質は硫黄泉。きりきずや慢性皮膚病、慢性婦人病、糖尿病などに効能があるといわれていて、古くから湯治場としても親しまれています。
白根山や湯泉ガ岳、三ツ岳などの山々に囲まれた自然豊かな場所で、1年を通して多くの観光客が訪れる人気の温泉地です。
- 湯元温泉
- 日光 / 町・ストリート / 温泉地
- 住所:栃木県日光市湯元地図で見る
- Web:http://www.nikkoyumoto.com/
【2】日光山温泉寺
全国でも珍しい、温泉に入ることができるお寺「日光山温泉寺」。
江戸時代の頃には、この霊場を管理していた中禅寺上人と、日光奉行の許可が下りなければ入ることができなかったと言われている歴史ある温泉です。
今ではだれでも参篭して入浴ができるので、健康増進や延命長寿のご利益を頂いてみてはいかがでしょう?
- 湯元温泉寺
- 日光 / 寺
- 住所:栃木県日光市湯元2559地図で見る
- 電話:0288-55-0013
- Web:https://www.rinnoji.or.jp/temple/onsenji/
【3】湯ノ平湿原
日光山温泉寺から湯元源泉地へと向かう途中に見ることができる「湯ノ平湿原」。
かつては湯ノ湖の一部だったものの、沢の流れによって運ばれた土砂が堆積して湯ノ湖から切り離され、現在に至っています。
温泉が湧出しているため、冬も凍結することがなく、ニホンザルやニホンジカなどの動物が1年を通して多く訪れます。
【4】湯元源泉地
湯ノ平湿原の木道を奥へと進んでいくと辿り着く「湯元源泉地」。
湯元温泉以外にも、光徳温泉や中禅寺温泉にも給湯している源泉地で、辺りは硫黄のかおりと白い湯気に包まれています。
小さな源泉小屋がいくつも建ち並んでいて、風情ある景色を楽しめます。
【5】あんよの湯
温泉街にある入浴料無料の足湯「あんよの湯」。
湯元温泉の源泉を使用している足湯で、誰でも気軽に硫黄温泉を楽しむことができます。
温泉街散策や湯ノ湖周辺のハイキング、登山後などに、ぜひ疲れた足を癒していって下さいね。
【6】温泉神社
湯元温泉を発見した勝道上人が、この温泉の守り神として建立した「温泉神社」。
急な石段を登っていった高台に神社はあり、階段の上からは街並みや山々を見渡すことができます。
湯元源泉地やあんよの湯のすぐ近くにあるので、ぜひ併せて参拝してみて下さいね。
【7】日光湯元ビジターセンター
湯元温泉はもちろんのこと、奥日光の様々な情報を提供している「日光湯元ビジターセンター」。
奥日光の野生動物や植物、ハイキングコースや登山コースなど、自然とのふれあいに必要な幅広い情報を入手することができます。
入館料無料で気軽に立ち寄ることができるので、その季節ならではの観光情報などをチェックしてみて下さいね。
- 日光湯元ビジターセンター
- 日光 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:栃木県日光市湯元地図で見る
- 電話:0288-62-2321
- Web:http://www.nikkoyumoto-vc.com/
【8】湯ノ湖
三ツ岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖「湯ノ湖」。
三方を山に囲まれていて、四季折々の美しい景色を楽しめます。
特に、9月下旬から10月中旬にかけては色とりどりの紅葉を見ることができ、多くの人々で賑わいます。
【9】湯ノ湖周回線歩道
湯ノ湖の周りを1時間程度で散策できる「湯ノ湖周回線歩道」。
夏は新録、秋は紅葉を楽しむことができ、途中には奥日光三名瀑の1つである湯滝の落ち口なども見ることができます。
約2.8kmの歩道で、アップダウンもほとんどなく、とても歩きやすいコースなので幅広い方にオススメです。
【10】湯滝の落ち口
高さ70m、長さ110mの湯滝の始まり部分をみることができる「湯滝の落ち口」。
滝つぼに向かって一気に流れ落ちていく様子は、圧巻です。
湯ノ湖周回線歩道を歩いている途中で見ることができるので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。
- 湯滝(滝のはじまり)
- 日光 / 自然・景勝地 / 滝 / ハイキング
- 住所:栃木県日光市湯元地図で見る
【11】湯滝
奥日光三名瀑のひとつ「湯滝」。
滝つぼに降りることができ、豪快な水しぶきと共に一気に落水する様子を観瀑台から間近で眺めることができます。
上から見ても下から見ても迫力満点の景観を楽しめます。
【12】戦場ヶ原
日光国立公園の中にある、標高1,400mの高層湿原「戦場ヶ原」。
季節によって様々な景色を楽しむことができ、特に紅葉の季節はオススメです。
湯ノ湖から竜頭ノ滝まで続くハイキングコースがあるので、大自然を満喫しながら湿原ウォークを楽しんでみてはいいかがでしょう?
【13】小田代原
木道が整備された周囲約3kmの湿原「小田代原(おだしろがはら)」。
初夏から晩秋にかけて人気のハイキングスポットで、特に秋には美しい紅葉を楽しむことができます。
戦場ヶ原ハイキングコースの途中に分岐点があり、分岐地点から100mほどで見に行くことができるので、ぜひ行ってみて下さいね。
【14】竜頭ノ滝
奥日光三名瀑のひとつ「竜頭ノ滝」。
全長約210m、幅10mあり、いつも多くの観光客で賑わう人気の滝です。
湯ノ湖から戦場ヶ原ハイキングコースを歩いていくと竜頭ノ滝まで行けるので、ぜひ見てみて下さいね。
- 竜頭の滝
- 日光 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 滝 / 紅葉 / 花畑(5月) / 花畑(6月) / ハイキング / つつじの名所
- 住所:栃木県日光市中宮祠地図で見る
- 電話:0288-54-2496
- Web:http://www.nikko-kankou.org/spot/6/
【15】さかなと森の観察園
竜頭ノ滝下から徒歩3分ほどの距離にある、水産研究・教育機構の広報施設「さかなと森の観察園」。
研究所の敷地の一部が一般公開されていて、中禅寺湖に生育している様々な種類の魚を見ることが出来ます。
楽しく遊びながら海洋や水産、魚の生体などについて知ることができ、特に小・中学生くらいのお子さんと一緒の湯元温泉旅行でしたら、ぜひ行っておきたいスポットです。
- さかなと森の観察園
- 日光 / 水族館 / 子供が喜ぶ / 遊び場
- 住所:栃木県日光市中宮祠2482-3地図で見る
- Web:https://www.fra.affrc.go.jp/nikko/index.html
【16】中禅寺湖
さかなと森の観察園まで訪れたら、ぜひ合わせて行っておきたい「中禅寺湖」。
中禅寺湖からのぞむ大パノラマは日本百景にも選ばれていて、絶景スポットとして人気です。
戦場ヶ原ハイキングコースで竜頭ノ滝まで訪れたら、中禅寺湖のほとりまでは、ほんの少し足を延ばすだけなのでぜひ行ってみて下さいね。