群馬には、大迫力の滝を間近で見られる「吹割の滝」があり、都心から車を走らせれば2時間半ほどなので日帰りでも余裕で楽しめます。夏の滝も涼しさ満点で楽しめますが、辺り一面が色づく紅葉の時期も格別です。無料の駐車場情報も。
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吹割の滝へ行く前に!耳より無料駐車場情報3ヶ所
紅葉が綺麗なスポットは、周辺の駐車場が混雑するもの。ですので、吹割(ふきわれ)の滝の見どころをお伝えする前に、駐車場の情報をお伝えしましょう。
吹割の滝へ向かうには、関越自動車道の沼田ICから、日本ロマンチック街道と呼ばれる、国道120号線に入ります。滝入り口の周辺には、土産店が並び、どのお店も駐車場を併設しています。
呼び込みの方も立っていて、お土産購入や食事をすれば、駐車場が無料となるお店も多いです。お土産を購入予定、食事を予定している場合は、それらのお店に駐車しましょう。
早めの時間でしたら、滝の降り口手前の信号&カーブ部分右手には、無料の市営駐車場(10台程度)があります。小さいので空いていればラッキーですね。滝までは、徒歩10分程度です。
もう1カ所が、さらに少し先の右手、NPO法人吹割・滝の会で運営する「滝の駅 吹割」が駐車場(70台ほど)を開放しています。遊歩道入り口までは、10分弱です。ここには、トイレもあり、産直センターにもなっているので、利用された時はのぞいてみてください。
山側を吹き割大橋側から散策するなら、この駐車場が便利です。
最後の1カ所が、信号を超えてまもなくの左手。黄色い丸看板に「歓迎」と書かれている「伽羅苑(きゃらえん)」さん。ドライブインになっていて、観光バスも停められる大型駐車場があります。滝そのものを見るだけなら、ここが1番近い駐車場で、5分ほどです。また、道路を横切らずに、地下道を通れるので安全です。
- 伽羅苑
- 沼田市 / おみやげ屋 / その他レストラン
- 住所:群馬県沼田市利根町追貝976地図で見る
- 電話:0278-56-3711
- Web:https://www.fukiware-kyaraen.com/
吹割の滝の見どころ
山側の遊歩道
「滝の駅」の斜め前に吹き割大橋があります。まずは、ここから滝を見下ろしてみましょう。浸食されてできた細いV字谷に川が流れているのが見えます。橋の手前からは山に向かって遊歩道が伸びています。
こちらの遊歩道には、3つの観瀑台があり、滝や片品渓谷を上部から眺めることができます。半周で1,200mほどですが、かなりの傾斜で階段あり、山道ありの遊歩道となっています。
足腰に自信がある方は、挑戦してみましょう。1周すれば、滝側の遊歩道につながっています。ゆっくり散策して1周1時間ほどです。枯れ葉が積もっているので、足元は滑りやすくなっています。滑りにくい靴を履くなど気を付けてください。
滝側の遊歩道
山側遊歩道を散策後、浮島観音堂を過ぎ、浮島橋までくると畳千畳もの広さがあるといわれる川床「千畳敷き」へと到着します。川幅の広い浅瀬をながれる水流はゆったりとして、間もなく見せる荒々しい表情とは全く別の顔です。
滝側の遊歩道を進むと、大地の割れめに豊富な水流が吸い込まれる、お約束の光景が広がります。色づいた周辺の景色を見ると、新緑の季節とはまた違った表情です。見どころは、まだまだ続きます。
以前、片品川に鱒が遡上していた頃、鱒がこの滝を越えようと飛び跳ねていたことから名がついた「鱒飛(ますとび)の滝」や、その名の通り般若(はんにゃ)のような形相が見られる「般若岩」もチェックポイントです。
複数の方向から流れ落ちる豊富な水流、すぐ近くまで近寄れる地形、連なる奇岩、見る場所によって様々な顔を見せる吹割の滝は、他の滝にはない魅力が満載です。
ついつい滝の方向ばかりを見てしまいますが、頭上が開けている場所では、上の方も見上げてみてください。山側を見上げてみると、巨大な岩がそそり立ち、ほんの少し岩肌を見せているのが見えるはずです。屏風に似た姿をしているので、「屏風(びょうぶ)岩」と呼ばれています。山肌も色づいて、とてもきれいな紅葉を見ることができます。
吹割の滝の紅葉時期は?
紅葉のピーク時期は、例年10月下旬から11月上旬くらいとなっています。車で10分ほどの場所には、老神温泉もあり、日帰り入浴が可能な施設もあります。
滝のみの見学も、足元は濡れている部分も多いので、滑りにくい靴がおすすめです。