天満天神梅酒大会は、大阪市の大阪天満宮で例年2月に開催される梅酒祭りです。全国各地から約300種もの梅酒が集められ、2019年にはギネスの世界記録に認定されました。色々な梅酒の試飲や購入ができるお祭りに参加してみませんか?
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天満天神梅酒大会とは
天満天神梅酒大会は、大阪市北区にある神社「大阪天満宮」で例年2月に開催されるお祭りです。全国各地から集められた梅酒が多数展示されており、その数は約300種類もあるそうです。2019年には、一度に集められた梅酒の多さでギネスの世界記録に認定されました。
期間中は、これらの梅酒を試飲、購入できるほか、盆梅展や各種イベントも行われる「てんま天神梅まつり」も楽しめるため、多くの人で賑わいます。
時間:10:00~16:00
梅酒大会を楽しもう!
チケットを買い求めよう
まずは梅酒の試飲に使えるチケットを購入しましょう。100円のものが10枚綴りになっており、当日券は1,000円です。前売り券は900円と少しお得になっています。前売り券の購入については、公式SNSで案内されますので、チェックしてみてください。
好みの梅酒を飲んでみよう
チケットを購入すると試飲のカップがいただけるので、それを持って試飲コーナーに行きましょう。試飲は100円から用意されているので、気軽にお試しできますし、チケットを無駄なく使うことができます。筆者が2019年に訪れたときには、500円の試飲も用意されていました。
筆者も梅酒をいくつか試飲してみました。かなり混雑していたため、銘柄をゆっくり選んだりする余裕はなかったのですが、普段あまり飲まない「にごり系」の梅酒を味わってみました。梅の酸味は控えめで濃厚な甘さがあり、とても美味しく感じられましたよ。
試飲コーナー横では、大阪府にある大手梅酒メーカー「チョーヤ」のホット梅酒(300円)が人気を集めていました。寒い時期には体が温まりますし、フタ付きのカップに入っているので持ち運びやすくて便利ですね。
お気に入りの梅酒を買い求めよう
梅酒大会では、梅酒を購入することもできます。スーパーやリカーショップでは見かけないものもあるので、お土産に買って帰るのも良いでしょう。
2019年に販売されていたものをいくつかご紹介します。写真の上段の梅酒は、大阪府羽曳野市の河内ワイン株式会社が製造している「大黒福梅(1,400円)」です。黒糖で仕込まれているのが特徴で、アルコール度数は12度です。
下段左は、和歌山県で梅干しなどを製造販売している「東農園」の「バラ梅酒スパークリング(2,500円)」です。和歌山特産の南高梅で作った梅酒に、白ワインとバラの香りを閉じ込めた炭酸タイプで、上品な風味が楽しめそうです。アルコール度数は13度です。
下段右は、和歌山産の最高級南高梅で作った「原酒梅酒(2,500円)」です。こちらも和歌山県の東農園の商品です。アルコール度数を調整していない原酒のため、お湯割りやソーダ割りなどで楽しむと良いでしょう。
上の写真左側、緑の瓶の商品は、奈良市の八木酒造が製造する「赤短の梅酒(1,700円)」です。奈良県産の梅を使って焼酎で仕込んだ梅酒は、エキス分25%と梅の風味が存分に味わえそうな商品です。花札のラベルが印象的ですね。
梅酒以外のお酒も販売されています。上の写真右側、青い瓶のお酒は、「青短の柚子酒(1,400円)」です。こちらも八木酒造の商品ですが、上質な柚子をたっぷりと使ったゆず酒で、少し濁っているのが特徴だそうです。アルコール度数は8度ですから、そのまま味わうと良いでしょう。
- 天満天神梅酒大会
- 大阪 / イベント・祭り
- 住所:大阪天満宮地図で見る
- Web:https://umeshutaikai.com/
盆梅展や露店も!てんま天神梅まつりを楽しもう
天満天神梅酒大会の開催期間中は、境内において「てんま天神梅まつり」も楽しめます。梅の盆栽「盆梅」や、天満宮所蔵の刀剣が鑑賞できる「盆梅と刀剣展」のほか、各種の露店や茶店も出店します。こちらでは、その一部を紹介します。
盆梅と刀剣展
盆梅と刀剣展は、樹齢200年を超える立派な盆梅や大阪天満宮が所蔵する宝物、刀剣を展示する催しです。例年2月上旬から3月上旬まで、書院造の参集殿で開催され、多くの人がひと足早い春を感じようと訪れています。
畳の間に展示された盆梅からは、梅の花の甘い香りが漂っています。写真は白い花を咲かせるものですが、他にも濃い赤や桃色の花を咲かせるものもあるので、色々と鑑賞してみるのも楽しいものです。
時間:9:30~16:30(入場は16:00まで)
拝観料:大人700円(高校生以上)、小人400円(中学生以下)、団体600円(10人以上)
御茶店
梅まつりの開催期間中、参集殿に茶店が設けられます。天満名物の「梅ノ木餅」のほか、ぜんざい、梅昆布茶などの温かい飲み物も用意されています。盆梅を鑑賞した後に休憩してみてはいかがでしょうか。
うめーもん市・オープンカフェ
境内には、飲食物や土産物のお店も出店します。うめーもん市では、例年各地の特産品やご当地グルメが販売されます。また、オープンカフェでは、温かい梅うどん、おでん、甘酒などがいただけます。
- てんま天神梅まつり ~盆梅と刀剣展~
- 大阪 / イベント・祭り
- 住所:大阪市北区天神橋2丁目1番8号地図で見る
- Web:https://osaka-info.jp/page/events-tenjin-plum-touk...
境内に咲く梅の花も鑑賞しよう
大阪天満宮の境内には、約100本の梅の木が植えられており、例年2月上旬ごろから開花します。御本殿のそばで鮮やかな桃色の花が立派に咲く様子は、とても風情があって良いものです。
参集殿の中庭や境内北側の星合池、北鳥居周辺でも梅の花が楽しめます。境内を散策しながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。大阪天満宮の梅の見頃は、例年2月中旬から3月中旬頃です。
- 大阪天満宮
- 大阪 / 神社 / パワースポット / 桜の名所 / 縁結びスポット / 観光名所
- 住所:大阪市北区天神橋2丁目1番8号地図で見る
- 電話:06-6353-0025
- Web:https://osakatemmangu.or.jp/
この記事を書いたトラベルタイターから一言
2019年に初めて梅酒大会に参加してみました。開催日が週末ということもあって混雑していましたが、個性のある美味しい梅酒を味わえて満足しました。期間中は催しも多く、賑やかなお祭りの気分も味わえるので、皆さんも公式サイトをチェックして訪れてみてくださいね。(ゆきたか)