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番外編!リャマやアルパカと触れ合える【アワナ・カンチャ Awana Kancha】
最後に、インカ遺跡とは関係ない施設なのですが、ピサック と クスコ の間にあって気軽に立ち寄れる観光スポット【アワナ・カンチャ Awana Kancha】もご紹介します。
「アワナ・カンチャ Awana Kancha」とは、インカ帝国時代の公用語「ケチュア語」で “織物の城” という意味。ここはアンデス文明とともに生きてきた動物たちのこと、そして刈り取った毛で作られる アンデスの伝統工芸 を知ってもらうために建てられた施設なんだそう。
アンデス山脈に生きる動物の代表、リャマ、アルパカ、ピクーニャなどが飼育されており、庭では自由に触れることもできるし、餌やり体験もできますヨ。
とてものんび〜りした空間で、マイペースな動物たち、見るだけでも触れ合っても癒されます…
また、織物のお土産が買えるだけではなく、「博物館」のような展示もたくさん。リャマもアルパカもピクーニャも、祖先は「ラクダ」だったのですね。
ここは無料公開されていますが、アンデスの人たち、動物たちの生活を支えているのは観光客からの支援。気に入った商品を買うもよし、なければぜひ寄付金BOXに少しでも“気持ち”を入れてあげてくださいね。
クスコを拠点とした3つの遺跡のスムーズな周り方
今回ご紹介した3つの遺跡とクスコ間を車で行く場合にかかる時間は、それぞれ下記の通りです。
- オリャンタンタイボ:2時間
- ピサック:1時間
- チンチェーロ:40分
せっかく行くならどこか一箇所ではなく、聖なる谷をぐるっと周る形で3箇所一気に行くのがオススメ!
その場合の効率の良い周り方は、【クスコ】→【ピサック】→【オリャンタイタンボ 】→【チンチェーロ】→【クスコ】、もしくはその逆周りです。各区間は車で約1時間です。
最後にご紹介した【アワナ・カンチャ】は、クスコとピサックを繋ぐ街道沿いにありますので、時間に余裕があればぜひ立ち寄ってみてくださいね。
【周遊券】がオススメ!
【聖なる谷】を巡る際、ツアーではなく個人旅行であれば、【周遊券】がダントツおすすめ!何種類かありますが、【聖なる谷】を巡る周遊券は「BTCP 3」という種類。70ソル(約2,400円)で2日間有効、今回ご紹介した3つの遺跡+「モライ」を巡ることができます。
クスコの観光案内所で購入可能ですし、現地でも購入できます。他にも周遊券があり、それぞれ入場ができる場所が異なりますので、組み合わせて使うと良いかもしれません。
【BTCP 2:クスコ市内の博物館&美術館とクスコの南にある2つの遺跡巡り】70ソル(約2,400円)2日間有効《コリカンチャ博物館など6箇所、ティポン、ピキリャクタ》
【BTCP 3:聖なる谷にある4つの遺跡巡り】 70ソル(約2,400円)2日間有効《ピサック、オリャンタイタンボ、チンチェーロ、モライ》
【BTCP:上記1〜3のすべてを網羅】130ソル(約4,300円)10日間有効
最後に・・・
「クスコに行こう!」という方はもうご存知かもしれませんが、まず最初の難関は 高山病。軽度であれば誰でも当然のようにかかるものだそうですが、重度になるとせっかくの旅行も楽しめません。
重度にならないためには、クスコに降り立ったらまずは動き回らず、じっとして体を慣れさせること、そしておしっこを出すこと、だそうです。高山病に効くと言われるクスコの「コカ茶」で一服しながら体調を整えてくださいね。