ポルトガル
ポルトガル観光
ユーラシア大陸最西端の国で見たい美しい町並み

【ポルトガル】女子旅にぴったり!ポルト観光おすすめ1日コース〜あの『魔女の宅急便』のモデルになった街〜

取材・写真・文:

訪問エリア:41ヶ国

2020年8月28日更新

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12:30 ポルト歴史地区の人気スポットへ

カイス・ダ・リベイラ

教会を見たあとは、すぐ傍のドウロ川沿いに出ましょう。ポルト観光の中心地、カイス・ダ・リベイラと呼ばれるエリアです。

  • 写真:Emmyドン・ルイス一世橋から見下ろすカイス・ダ・リベイラ

ここでは、綺麗に並んだカラフルな建物が目をひきます。レトロ感溢れる雰囲気がたまりません。

  • 写真:Emmy

ドウロ川沿いの風景もまた素敵です。

  • 写真:Emmy
カイス・ダ・リベイラ
ポルトガル / 町・ストリート
住所:Cais da Ribeira, Porto, ポルトガル地図で見る

人気店シェ・ラパン(Chez Lapin)でランチ

川沿いにはレストランやカフェ、バーが並び、オープンテラスになっています。お昼時は大変賑わいます。そろそろお腹も空いてきたところ、ランチはこの辺りがおすすめです。

  • 写真:Emmy

たくさんあってどこがいいか悩んでしまいますが、今回はガイドブックにも載っているシェ・ラパンに入ってみましょう。穴倉のような雰囲気で、カイス・ダ・リベイラの人気店となっています。

  • 写真:Emmy

タコのオーブン焼きやウサギ料理が有名ですが、筆者が頼んだのはこちら。白魚のグリル。

  • 写真:Emmy

身がふっくらしていて、塩味とレモンがマッチして予想以上のおいしさです。お魚の新鮮さが伝わりました。ポルトガルは魚料理が豊富で、どこのレストランでも日本人にも馴染みのある魚を楽しめることができます。ポートワインと一緒に、優雅なランチを楽しんでください。

  • 写真:Emmy

食後は気持ちが良い川沿いをのんびり歩きましょう。露店も出ているので、楽しく散策できますよ。

シェ・ラパン
ポルトガル / 洋食・西洋料理
住所:Chez Lapin, Rua dos Canastreiros 40/42, 4050-149 Porto地図で見る

15:00 レロ・エ・イルマオン (Livraria Lello e Lrmao) へ

世界一美しい本屋さん

さて、ここで忘れては行けないポルトの観光スポットへ。ポルトには、世界一美しいと言われる有名な本屋、レロ・エ・イルマオンがあります。いつでも行列ができている人気スポットなので、並ぶ覚悟で挑みましょう。

  • 写真:Emmy

現役の本屋ですが、中に入るにはチケットが必要です。本屋の並びの角の建物がチケット売り場になっているので、まずそこでチケットを購入します。それから本屋の入り口に並びましょう。

一歩足を踏み入れると、本屋とは思えない世界が広がります。入ってまず目に留まる階段は、その美しさから「天国への階段」とも称されています。

  • 写真:Emmy

『ハリー・ポッター』の世界観

実はこの本屋、違う理由でも有名なんです。ポルトは、『ハリー・ポッター』の著者が執筆時に住んでいた街でした。ポルトでの暮らしが『ハリー・ポッター』の世界観のヒントにもなっており、この本屋さんはホグワーツのモデルになったとも言われています。

  • 写真:Emmy

曲線を描いた階段が、ホグワーツ魔法魔術学校を彷彿させます。もちろんハリポタファンに限らず、その装飾の美しさ目当てに世界中から多くの観光客が集まります。

  • 写真:Emmy

チケットは1枚5€(約620円)ですが、5€のバウチャーとして使用できるため、店内で書籍を購入すれば入場料は実質無料です。記念に何か買ってみてもいいかもしれません。

開園時間:10:00‐19:30、土曜‐19:00、日曜11:00‐19:00、祝休み
入場料:5€(約620円)
レロ・イ・イルマオン
ポルトガル / 本屋 / 建造物
住所:R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto地図で見る
Web:http://www.livrarialello.pt/

16:30 小腹が空いたらポルトガル名物を

本場のエッグタルト

お腹が空いたら、ポルトガルの伝統焼き菓子エッグタルトをいただきましょう。ベーカリー屋さんやカフェには、必ずエッグタルトが並んでいます。ほかにも伝統的な焼き菓子がたくさんあります。

  • 写真:Emmy

エッグタルトは、1.2€ (約150円)ほどで購入できます。さくさくのパイ生地に、エッグ部分がトロッとこぼれ出てきて、さすが本場の味!とってもおいしいです。お店によって味が違うので、ぜひ食べ比べしてみて下さい。

B級グルメ・ビファーナに挑戦

ポルトガル風のポークサンド、ビファーナにも挑戦してみてください。白ワインとにんにくがベースのマリネ液に付け込んだ薄切りの豚肉を、カルカッサと呼ばれる硬いパンでサンドしたもの。古くから人気のローカルフードです。ポルトのビファーナと言ったらコンガというくらいの、老舗の人気店でいただきましょう。

  • 写真:Emmy

値段も2.2€(約250円)とお手頃価格。上からオリーブオイルがかけられています。筆者は見た目から生姜焼きを想像していましたが、全然違いました(笑)。思ったよりあっさりした、ピリ辛の味です。

コンガ
ポルトガル / 洋食・西洋料理
住所:Rua do Bonjardim, 314, Porto, Portugal地図で見る

17:30 フォトジェニックなスポットへ

ポストカードの風景

もし時間と体力に余裕があったら、最後にもう一つの絶景スポットに訪れてみて下さい。カイス・ダ・リベイラから、ドン・ルイス一世橋の下層を歩いて渡りましょう。そこでは、こんな景色が待っています。

  • 写真:Emmy

目の前にドウロ川が広がり、カイス・ダ・リベイラが良く見えます。船が通ったりカモメが飛んでいたり、なんともポルトらしい風景です。ポルトの街並みを眺められる王道スポットは今回紹介した3か所になりますが、どこもそれぞれ素敵なのは確かです。

  • 写真:Emmy

ここからだと、橋のアーチも真近で見ることができますよ。

ドン・ルイス一世橋付近の癒される小道

橋を戻って、このアズレージョが施されている目の前の長い階段を登っていってみてください。

  • 写真:Emmy

するとこんな可愛らしい小道に続きます。筆者は近道をしようとして偶然通った道ですが、素敵な景色に出会えました。

  • 写真:Emmy

のんびりとした時間が流れる、穴場スポットです。

18:30 サン・ベント駅へ

見事なアズレージョは必見

最後はサン・ベント駅。外観はごく普通の駅ですが、「世界の美しい駅」と言えば必ず名前があがる駅となります。理由は中に入ってみるとわかります。

  • 写真:Emmy

20世紀初頭にルネサンス様式で建てられた駅構内の内壁は、約2万枚ものアズレージョで飾られています。落ち着いた色合いのブルーがとても美しく、美術館のようです。こんな美しい場所が市民が使う駅なのだからとても不思議ですね。アズレージョが市民にとって馴染みのあるものだということがわかります。

  • 写真:Emmy

このアズレージョには、ポルトガルの歴史やポルトガル北部の農村風景が描かれています。

さらなる旅へ

これでポルトの散策は終了です。ここから列車に乗って、縦に長いポルトガルの地をさらに旅してください。まだまだ素敵な場所に出会えますよ。

サン・ベント駅
ポルトガル / 駅 / インスタ映え
住所:Praça de Almeida Garrett, 4000-069 Porto地図で見る

終わりに

いかがでしたか?

  • 写真:Emmy

盛りだくさんのポルトおすすめ1日コース。路面電車も活用できますが、全部徒歩で周ることができます。ポルトは坂が多いのでちょっと大変かもしれませんが、疲れも吹っ飛ぶくらいの素晴らしい景色に出会えます。おいしいグルメの休憩を入れながら、ぜひ楽しい街歩きを楽しんでください。

人々は陽気で街も活気があり、女子同士や一人旅に大変おすすめです。一度行ったら必ずまた訪れたくなる街ポルト、ぜひ足を運んでみませんか?

ポルト
ポルトガル / 町・ストリート
住所:Porto, Portogal地図で見る

※記事内のユーロから円への換算は1ユーロ=125円で計算しています

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この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

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