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【サンフランシスコ】塩水に浮かぶ究極のリラクゼーション体験!スパReboot

取材・写真・文:

アメリカ在住

2019年5月27日更新

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写真:くー

高濃度の塩水に体を浮かせ、光も音も遮断して究極のリラクゼーションを促す「アイソレーションタンク」。サンフランシスコにあるスパ「Reboot」には、カプセル型の最新タンクが数台揃えられています。ここでちょっとした異体験を行い、旅の疲れを癒してみてはいかが?

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アイソレーションタンクとは?

  • 写真:くー「Reboot」が所有するアイソレーションタンクは卵型。どこか宇宙船のような佇まいです

人間がひとり入れる大きさのタンクに、大量のエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を溶かした人肌程度のぬる湯を張り、利用者の希望に合わせて光と音を遮断できる装置が「アイソレーションタンク」です。

タンクに入っているお湯に浸かると体が自然に浮き、皮膚からマグネシウムを吸収することで体の疲れや痛みを和らげる効果があるほか、ストレスの軽減や睡眠障害の改善なども期待することができます。イメージトレーニングを行うために、このアイソレーションタンクを利用しているというスポーツ選手も少なくありません。

専用スパ「Reboot Float & Cryo Spa」はベイエリアに3店舗

  • 写真:くーバレンシアストリートに店を構える「Reboot Float & Cryo Spa」ミッション店

このアイソレーションタンクを各店舗に4〜6台揃え、シャワー付きの個室で1時間のフローティング体験を提供しているのが、専用スパ「Reboot Float & Cryo Spa(リブート フロート&クライオ スパ)」です。サンフランシスコに2軒、オークランドに1軒あるので、旅程に合わせて便利な店舗を選ぶことができます。

  • 写真:くー明るく清潔感漂うロビー

お店はエステサロンとスポーツジムを足して割ったような雰囲気で、入りにくい雰囲気は皆無。スタッフも親切で、料金や手順について分かりやすく説明してくれます。

2019年3月時点で、アイソレーションタンクの使用料(メニュー名:Float/フロート)は、1回79ドル(約8,800円)です。初回のみ、149ドル(約1万6,600円)で3回分の回数券が購入できます。

この回数券は90日間有効で、友人や家族とのシェアも可能。3人でシェアすれば、一人1回50ドル(約5,565円)でフローティングを体験できます。なお、料金の支払いはクレジットカードまたはPayPalのみとなっています。

いざ入水「Float」初体験

  • 写真:くーネオンカラーに照らされた廊下を歩いて個室に向かいます

小雨の降る月曜日の午後、バレンシアストリートにあるミッション店で筆者は初フロート(Float)を体験しました。シャワーとタンクがセットになった個室に通され、簡単な説明を受けた後は、完全にプライベートな時間です。耳栓をしてからシャワーを浴び、そのまま全裸でタンクへ。自分でふたを閉めて、まずは体を浮かせてみます。

  • 写真:くータンクは幅1.5メートル、長さ2メートル強。水深は30センチほどです

両腕を横や上に伸ばしたり、備え付けのシャンプーハットのような浮き輪を頭の下に入れてみたりして、一番落ち着くポジションを模索。青、赤、緑と移り変わる照明にも慣れたところで左手のスイッチを押すと、完全な闇の中にとり残されます。水面下で控えめに流れていた音楽も気がつけば止まっていて、心臓の音だけが聞こえてきます。

  • 写真:くータンクの横からシャワーを見た図。部屋はひとりで使用するには充分な広さです

筆者はこれを機に瞑想に挑戦してみようとも思いましたが、リラックスしすぎたのか眠ってしまい、フローティングの終了を告げる音楽で目が覚めました。最初は「時間を持て余すのでは?」と不安もありましたが、終わってみるとあっという間。せっかくの体験を昼寝に費やしてしまい、少し残念な気もしたほどでした。

  • 写真:くーロビーの脇にはフロートの後にくつろげる共有スペースがあります

タンクから出て再びシャワーを浴び、着替えて退室。フローティングと前後のシャワーで、個室にいた時間は約1時間半でした。部屋を出るとロビー脇のエリアにレモン水が用意されているので、そちらで水分補給を行うことができます。スタッフが部屋の前で待機していることもなく、退室後も自由にくつろぐことができる心地良い空気となっています。

極端な「Cryo」というトリートメントメニューも

  • 写真:くー全身を零下130度の冷気で冷やす「Cryo」トリートメントの装置

Rebootでは、上記で紹介したフローティング体験の他に「Cryo(クライオ)」という凍結トリートメントを体験することもできます。

「Cryo」とは、全身をマイナス100度以下で短時間冷却することで、血液内の酸素を増やしたり、怪我の治癒を促進させるといわれる全身凍結療法(Whole Body Cryotherapy)のことです。

  • 写真:くー「Cryo」の装置は使用中でなければ廊下から丸見えです

まるでSF映画に出てきそうな装置が存在感たっぷりなので、実際にトリートメントを受けなくても、装置を見せてもらうだけでも土産話になるかもしれません。

「Cryo」は、Rebootのミッション店とロックリッジ店(オークランド)にて、一回55ドル(約6,120円)で体験することができます。また、美肌効果を狙ったフェイシャルのみの施術も可能です。

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この記事を書いたトラベルライター

サンフランシスコから離れられません
大学留学で渡米し、サンフランシスコに流れ着きました。寛容でリベラルで肩の力が抜けたところがツボにはまり、格差社会が叫ばれ家賃高騰が続く今も離れられずにいます。できるだけお金をかけずに楽しいことを探すのが趣味。定番の観光スポットだけでなく、サンフランシスコの現在形が体感できる情報をお届けしたいと思っています。
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