冬の北海道旅行の大本命【さっぽろ雪まつり】。2019年は2月4日(月)~11日(月祝)の開催を予定しています。しかし毎年観光客が250万人以上も詰めかけるイベントとあって、お祭り期間中はツアー料金もホテル代もぐーんと跳ね上がります。「一度は見てみたい!」と思っても、東京や関西などの道外から飛行機を使って訪れる場合は、その混雑と高騰ぶりに二の足を踏んでしまいがち。そんな時は、雪まつりの「前夜祭」を狙うという裏技がおススメです!金曜夜に出発して実質2泊2日、冬の札幌を遊び尽くすプランをご紹介します♪
この記事の目次表示
1日目の往路のフライトは金曜夜便!20~21時には新千歳空港着
旅の始まりは羽田空港から。羽田発18:30のJAL便で新千歳空港へ向かいます。子どもたちも学校が終わってから、余裕をもって空港に。会社勤めの方も少し早めに仕事を切り上げれば、十分に間に合いますね!
- 出典:www.photo-ac.com吹雪の空港のイメージ
新千歳空港には定刻通りであれば20:05着。ですが冬の北海道は吹雪などでフライト時刻が大幅に変更になることもあるので、要注意です。空港に到着した後はそのまま小樽行きのエアポートライナーでJRの「新札幌駅」へ(乗車時間は約30分)。21時前には、駅前のホテルにチェックイン完了です。
到着した日は、早めに就寝しましょう。翌日の朝、早くから行動を開始する予定なので体力を温存します。
2日目の朝は早起き!新札幌駅前から市バスで「開拓の村」へ
明治から昭和初期の街並みを再現した野外博物館
ホテルをチェックアウトし、新札幌駅を8:23発の【JR北海道バス 新22「開拓の村」行】に乗車。わずか15分で、「野外博物館 北海道開拓の村」に到着します。
こちらの施設は、北海道の開拓の歴史を“実物”を見ながら勉強できる体験型の博物館。昔の建物をそっくりそのまま移築・復元して当時の街並みを再現した、東京の「江戸東京たてもの園」のような施設です。もちろん建物の中に入ることもできますよ!
- 出典:www.photo-ac.comエントランスの建物は旧札幌停車場の復元
子どもも雪遊びが楽しめる、穴場スポット
開館時間の9時に合わせて入場。12時半の帰りのバスの時間まで、たっぷり3時間以上過ごすことができます。開拓の村内にある建物を巡るのはもちろんのこと、昔ながらの木橇(きぞり)や竹のスキーも無料で借りることができ、雪遊びも満喫できる穴場のスポットなんです。
冬季の土日祝や雪まつり期間中は、冬だけのお楽しみ「馬そり」のイベントも開催中。真っ白な道産子(馬)が引っ張ってくれるそりに乗って、昔の風景を楽しむことができますよ♪
立派な「ニシン御殿」にも入れる!建物群も見どころ満載
札幌ドーム10個分ともいわれる広大な敷地に点在する建物を見に、いざ出発!交番やさまざまな商店、理髪店や学校などが建ち並び、本当に一つの「村」を訪れているような気分になります。
こちらはお蕎麦屋さん。朱塗りの漆器が積み上げられ、かなり繁盛していたお店だったのでしょう。入口にかけられたのれんも渋い味を醸し出しています。
和菓子屋さんにも入ってみました。ケースに並べられたお菓子は、本物そっくり!レトロなガラス瓶に入った「飴玉」も、昔懐かしいムードたっぷりです♪
開拓期の北海道といえばニシン漁。船小屋の中には巨大なニシン漁用の木造船があり、その大きさに驚かされます。この船も、かつては凍るような冬の荒波をくぐり抜けてきたのでしょうか・・・。
立派なニシン御殿の中には、ボランティアの「語り部」の方がいることも(土日祝など期間限定の催し)。囲炉裏にあたってお茶をいただきながら、昔の北海道の話を伺うことができます。雪道ですっかり濡れた靴下を乾かしながら昔語りに耳を傾けるひとときは、ほっとできる至福の時間です。
広々としたお屋敷にはいくつもの部屋が。熊の毛皮が敷かれていたり、立派な手描きの「天井絵」を眺めたりと、見ごたえのあるニシン御殿です。
- 北海道開拓の村
- 札幌 / 博物館 / デート / 穴場観光スポット / 遊び場 / 観光名所 / 歴史博物館
- 住所:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50-1地図で見る
- 電話:011-898-2692
- Web:http://www.kaitaku.or.jp/
札幌市内に移動、さらに定山渓(じょうざんけい)温泉へ
開拓の村のレストランで軽くランチ(名物の「いももち」が美味)を食べ、12時半頃また【JR北海道バス 新22】のバスに乗り、JR函館本線「森林公園駅」で下車。この駅は「開拓の村」と「新札幌駅」の間に位置します。JRに乗り換えて、小樽・札幌方面へ。
20分ほどの乗車で札幌市内に出たら、近郊にある温泉地・定山渓温泉へとさらに移動します。筆者は「すすきの」近辺から宿泊ホテルの送迎バスを利用しましたが、路線バス【じょうてつバス】で行くこともできます。いずれにせよ、市内から定山渓温泉までの所要時間は小一時間ほど。
筆者は慣れない雪道での運転が不安だったので、今回は公共交通機関での移動を選択しましたが、レンタカーならさらに札幌でもうひと遊びも可能ですね。開拓の村のあとに「サッポロビール園」でジンギスカン&生ビールランチをしても、夕方までには温泉に到着できます。
温泉に着いたらあとはのんびり。豊平川の雪景色を眺めながら、無色透明のナトリウム泉にゆったり浸かってくつろぎましょう❤
- 定山渓温泉
- 札幌 / デート / 温泉地 / 紅葉
- 住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東地図で見る
- Web:http://jozankei.jp/