琵琶湖に浮かぶ唯一の有人島【滋賀・沖島】

この記事の目次表示

• 沖島とは
• 沖島のオススメスポット
•    沖島のホッとするお料理が味わえる「沖島漁業会館」
•    沖島の旬な食材を愉しめる「汀（みず）の精」
•    情報収集にもおすすめ！「いっぷくどう」
•    沖島の氏神「奥津嶋神社」
•    真っ赤な鳥居が目印の「弁財天」
• 沖島へのアクセス方法
•    ①堀切港まで向かう（電車又は車）
•       方法1：近江八幡駅から約35分／料金710円。
•       方法2：近江八幡駅から約51分／料金200円（平日限定）
•       方法3：車で向かう
•    ②堀切港から沖島通船を利用して沖島まで渡る
• まとめ

沖島とは

• 写真：ポムラぽむ

滋賀県の琵琶湖に浮かぶ島には、4つあります。

• 沖島
• 竹生島
• 多景島
• 沖の白石

この中で唯一人が暮らしている島、それが「沖島」です。沖島は、近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5kmに浮かぶ、琵琶湖最大の島です。

かつて藤原氏がこの沖島を海上交通の要の地として重きをおき、奥津島神社を創建して祭祀を行っていました。そのため、沖島は「神の島」だったと伝わっています。その後、本格的に人が住み始めたのは、保元・平治の乱（1156年）が起こった後。戦いに敗れた源氏の落武者7人が沖島に流れ着き、山すそを切り開いて漁業をなりわいとしながら住み着いたのが始まりといわれます。

2020年3月時点での島民の人口は、約300人。しかし、そのうち子供は2人しかいないのだそう。島内には沖島小学校がありますが、全校生徒は、19人。うち17人は、島の対岸にある近江八幡市から通っているのだそうです（2019年時点）。

島内はレトロで、自動車もなく信号機もありません。そのせいか、島に着いた瞬間にタイムスリップしたかのような、時間がとてもゆっくり流れているような感覚になります。

• 写真：ポムラぽむ

そして島内を歩いてると、人よりも猫に遭遇する確率のほうが高いです。

• 写真：ポムラぽむ

しかし、これらがこの島の味となり「インスタ映えする島」と呼ばれる所以になっているようです。噂通り、島をプラプラ歩き、何気なしに撮った写真がとてもいい画になります。どこを切り取ってもいい画が撮れる島というのは、写真家にとっても魅力的なのではないでしょうか？

• 写真：ポムラぽむ
• 写真：ポムラぽむ

沖島のオススメスポット

• 写真：ポムラぽむ船降りてすぐ見える「幸せの鐘」

そんな沖島のオススメスポットを紹介します♩約2時間ほどの滞在でも、十分に楽しむことができますよ。

沖島のホッとするお料理が味わえる「沖島漁業会館」

船を下りるとすぐ見える「沖島漁業会館」。こちらでは、沖島漁業協同組合の婦人部が運営する「湖島婦貴（ことぶき）の会」のみなさんが作ったお弁当や軽食、お土産などを販売しています。

中でもオススメなのが、自家製の「鮒ずし」。安いし美味しい！滋賀県内でも「沖島の鮒ずしが一番」と言われているそうですよ！お土産にいかがですか？

また、挑戦として食べていただきたいのが「よそものコロッケ」。ブラックバスとおからを混ぜて揚げた沖島グルメです。沖島に来た思い出にぜひ。

• 写真：ポムラぽむ

沖島の旬な食材を愉しめる「汀（みず）の精」

• 写真：ポムラぽむ

島に2軒あるカフェの内の一つ「汀の精」。こちらでは、琵琶湖を眺めながらランチやお茶をいただけます。店内で流れるゆったりした音楽も癒されます。

また、こちらで提供しているお料理のお魚は、毎朝、漁で捕ってきたお魚を使用しているそうですよ♩どおりで島内には漁船が潜伏しているわけですね！

その他、スカーフやクッキーなど手作りの品も販売しているので、お店の中をぜひ覗いてみてください。

情報収集にもおすすめ！「いっぷくどう」

狭い路地を入ると見えてくる「いっぷくどう」という看板。築120年ほどの古民家を改装したカフェになっているため、まるで家に帰ってきたかのように、とても落ち着きます。不定休のため、事前予約が確実です。

沖島離島振興推進協議会の方が経営されているため、お茶をしながら島の巡り方に関する情報を聞くのもおすすめです。

沖島の氏神「奥津嶋神社」

• 写真：ポムラぽむ

712年、藤原不比等によって創建された「奥津島神社」。島民の方には「宮さん」の愛称で親しまれています。

少し高台にある境内からは、島を一望することができます。上から景色を眺めていると、まるで時間が止まったかのような感覚になります。

• 写真：ポムラぽむ

真っ赤な鳥居が目印の「弁財天」

• 写真：ポムラぽむ

島内唯一の小学校を横目に通り抜けると、真っ赤な鳥居が見えてきます。湖上交通を守る神様として、古くから信仰されてきた「弁財天」。またの名を「厳島神社」といいます。

沖島港からここまでは、徒歩30分ほどです。少し急ですが、石段を上っていった場所からは、琵琶湖と鳥居のキレイな景色を拝むことができますよ♩

• 写真：ポムラぽむ

沖島へのアクセス方法

①堀切港まで向かう（電車又は車）

方法1：近江八幡駅から約35分／料金710円。

JR琵琶湖線で「近江八幡駅」へ　→ 駅の北口から近江鉄道バス「長命寺経由 休暇村」行きに乗車　→「堀切港」で下車

方法2：近江八幡駅から約51分／料金200円（平日限定）

JR琵琶湖線で「近江八幡駅」へ　→　1番バス停「島・沖島町コース」に乗車（近江八幡市営「あかんこバス」）→「堀切」で下車

方法3：車で向かう

沖島へ向かう沖島通船の乗船場所である「堀切港」の近くに、来島者専用の駐車場があります。駐車可能台数は20台で、沖島観光者向けに無料で開放していますので、こちらをご利用ください。駐車場から堀切港までは、徒歩5分で着きます。

②堀切港から沖島通船を利用して沖島まで渡る

• 写真：ポムラぽむ

• 運行本数：1日12本
• 乗車時間：約10分
• 乗船価格（片道）：一般大人500円、小人200円（船の中の券売機で購入します）
• 船内の様子：船内へは、約30人ほど乗船可能。お手洗いもあります。
• 船の時刻表

まとめ

• 写真：ポムラぽむ

いかがでしたでしょうか？沖島の魅力、少しでも伝わりましたでしょうか？都会の喧騒を忘れて…、忙しい日々の休息…等々、時間を忘れてリラックスするのにとてもいい島ですので、ぜひ行ってみてください♩