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お待ちかね!セゴビアの名物料理「コチニーリョ・アサード」 @Casa Duque
「コチニーリョ・アサード」とは?お店の雰囲気は?
セゴビアに来たら、絶対に試してほしいのが、地元の名物料理コチニーリョ・アサード(Cochinillo asado)。市街地にあるCasa Duqueは、伝統的な地元の料理を出してくれるレストランです。きれいに並べられたお皿や装飾が、これから出てくる料理に期待感を持たせてくれます。
で、コチニーリョ・アサードって何?という人のために…スペイン語で、コチニーリョ(Cochinillo)は子豚、 アサード(asado)は焼肉。つまり、子豚の丸焼きのこと。
これが伝統!お皿で切り分け
初めて見ると、本当にそのままの子豚の姿焼きに目が点になってしまうかもしれません。
筆者が訪れた時は、ツアー客の前で伝統的な切り分け方を見せてくれました。丸焼きにされた子豚をお皿で切り分け、切り終わったら、お皿を床に落として粉々にします。
正直、元の姿を見てしまうと、食べることに抵抗感を覚えてしまいますが、恐る恐る食べてみると、皮はクリスピーで、肉はジューシー…子豚には申し訳ないけれど、本当においしいんです。食べたら止まらないこと間違いなし!
古代ローマの味?意外と古いルーツ
街の入り口にある水道橋はローマ人が建てた遺物とされていますが、その頃には、この料理の原型がすでにあったようです。
レシピができて、カスティーリャのバーや食堂でみられるようになったのは、17世紀のこと。20世紀になるとセゴビアだけでなく、マドリッドも加わって、一番のレシピを競うようになったとか。
見た目は、ド・インパクト、だけども美味しい、このコチニーリョ・アサード(Cochinillo asado)。€49,95(およそ6,000円)とお値段は高めですが、ぜひお試しあれ!
前菜では郷土料理も!デザートもユニーク
コチニーリョ・アサード(Cochinillo asado)、出てくるまでにちょっと時間がかかります。そこで試してほしいのが、前菜で郷土料理をいただくこと!レストランの人に聞けば、セゴビアのおススメを教えてくれます。
この時は、豆料理やチョリソーを主体としたものを勧めてくれました。豚の部位を余すことなく使った料理は、ちょっと癖がありますが、一度は試してみる価値あり!スペイン料理の大ファンになってしまうかも。
そして、食後にはチーズケーキ…を頼んだはずが、…トマト…?困惑しながら、口に運ぶとラズベリーソースとチーズ!!ヘタは食べられませんが、とっても上品な味わいです。この店を訪れた際にはぜひ、お試しあれ!
夜はバー営業もオススメ!
ちなみに、夜のセゴビアも神秘的。ライトアップされた水道橋は、昼間とは全く違った世界を醸し出します。
こちらのCasa Duqueは、昼間はレストランですが、夜になるとバーに代わります。お酒のつまみには、スペイン風コロッケがオススメ。日本のものとはちょっと違うけれど、なんとなくホッとできる味わいです。
- Casa Duque
- スペイン / 洋食・西洋料理
- 住所:Calle Cervantes,12 40001 Segovia地図で見る
- 電話:+34 921 46 24 87
- Web:https://restauranteduque.es/
探検!街のコチニーリョ・アサード
コチニーリョ・アサードで一番有名なレストラン「Meson de Candido」
コチニーリョ・アサードで一番有名な老舗はMeson de Candido。水道橋を入ってすぐ左にあるレストランです。1884年創業で、スペイン中にその名が知られているとか。15世紀の建物が、料理の歴史の古さを再認識させてくれそうです。
複雑な気分…店頭に置かれた子豚
街のショーウィンドーには、まだ焼かれていない子豚が…その姿は寝ているようで、なんだか切なくなってしまいます。そりゃ、美味しいけども、ここまで露骨だとちょっと心苦しく感じるかも…私たちは動物や植物の命をいただいて、生きているんだと実感するかもしれません。
お土産にいかが?子豚の丸焼きマグネット
さすがに丸ごと子豚をお土産にはできないけれど、この感動を伝えたいという人におすすめなのが、マグネット。意外とリアルです。日本でこのマグネットを見て、旅のことを思い出すというのも、旅の楽しみ方かも!
- メゾン・デ・カンディド
- スペイン / 洋食・西洋料理
- 住所:Plz. Azoguejo, 5, Segovia (40001) España.地図で見る
- 電話:+34 921 425 911
- Web:http://www.mesondecandido.es/?lang=en