スペイン・アンダルシアの白い村といえばミハスが有名ですが、実はアンダルシアには他にもたくさんの白い村と白い町があるんです。人気の町から観光客の少ない穴場の村まで、アンダルシアでおすすめの白い村&白い町をご紹介します。
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【1】ミハス
- 出典:tripnote.jp
- 出典:tripnote.jpサン・セバスティアン通り
アンダルシアのミハス山麓に位置する村「ミハス(Mijas)」は、海抜420mの高台にあり、スペインで人気の「白い村」の中でも一番有名なリゾート地です。太陽の海岸を意味する「コスタ・デル・ソル」の中心地と言われる、マラガからも日帰り観光地として人気の場所。
「サン・セバスティアン通り」は、ガイドブックや絵葉書にも登場するミハスのシンボル的な場所。名前は、この通りの角にある「サン・セバスティアン教会」に由来しています。年に3回も塗り替えられる町並みはいつもお手入れされているので、とてもきれいな白色をしているのも特徴です。
【2】エステポナ
「エステポナ(Estepona)」はミハスと同じく、スペイン南海岸沿いの「コスタ・デル・ソル」と呼ばれる地域にある小さな白い町です。「コスタ・デル・ソル」は日本語で「太陽の海岸」という意味で、その名前から連想できる通り、太陽の光が降り注ぐビーチが魅力のリゾート地。夏になると、このビーチを求めて世界中から多くの観光客が集まり賑わいます。周辺の宿泊施設も、この時期になると一気に価格が上昇するほど大人気のエリアとなっています。
そんな一大リゾート地「コスタ・デル・ソル」の中でも、エステポナでは比較的静かにのんびりとした滞在を楽しめるということで、地元スペインの人々からも人気がある観光地となっています。
エステポナで目にするのは、細い道路の両側に飾られている色あざやかな鉢植え花の数々!歩く道によって鉢や花の色が異なっているので、カラフルな景色を楽しむ町歩きも人気です。
【3】カサレス
エステポナから車で30分ほど行くと見えてくるのが、小高い岩山の斜面にある真っ白な町「カサレス(Casares)」。真っ白の壁にオレンジのスペイン瓦が配された屋根の家々が立ち並ぶ景色が印象的な町です。観光客も比較的少ないので、住民の生活を垣間見ることができる、その素朴な雰囲気も魅力の一つとなっています。
村中にはアンダルシアらしい細い路地が広がっていて村歩きを楽しめる他、村からはヨーロッパ大陸の南端スペインとアフリカ大陸を隔てるジブラルタル海峡を見渡すこともでき、その眺望は圧巻です。
【4】フリヒリアナ
アンダルシアにひっそりと存在している村「フリヒリアナ(Frigiliana)」。小さな村ですが「スペイン一美しい村」として称されたこともあることから、多くの観光客を魅了しています。それでも村自体は、まだまだ観光地化の途中。村本来の、ありのままの美しい姿を堪能することができます。
そんなフリヒリアナの最大の見どころは、狭い路地の両側に白い壁の家々が軒を連ねる「フリヒリアナ旧市街地(Frigiliana Old Town)」。家々の白さだけでなく、バルコニーに飾られた色鮮やかな花や、壁にかけられた絵皿、カラフルに塗装された各家のドアなど、どこを切り取ってもポストカードになりそうな景色が広がっています。
【5】モンテフリオ
先に紹介した「フリヒリアナ」の村に続いて、近年各国のガイドブックで「スペインで最も美しい村」として紹介されているのが「モンテフリオ(Montefrio)」。ナショナルジオグラフィック社の「世界で最も美しい村ベスト10」にも選出されたことがあるこの村は、まだまだ日本人観光客は少なく、アンダルシアに点在している白い村や白い町の中では穴場的なスポットとなっています。
村の周辺にあるのは、視界いっぱいに広がるオリーブ畑のみ!そんなオリーブ畑の中にポツンと佇む村の様子がまるで陸の孤島のようだと話題を呼び、そのユニークな景観で多くの人を魅了しています。
【6】ネルハ
白いアーチが連なっている展望広場「バルコン・デ・エウロパ」が有名な町「ネルハ(Nerja)」。町の中心にあるその広場の名前は日本語で「ヨーロッパのバルコニー」という意味で、その名の通り、ネルハには多くの西欧人が住んでいます。展望広場のすぐそばには観光インフォメーション窓口があるほか、バルが立ち並ぶエリアも展望広場からすぐ。観光の拠点としても便利な広場です。
地中海に面したこのネルハは海岸線がほとんど崖になっており、道路やホテルなどから海の絶景を楽しむことができます。通りの両側にはヤシの木が植えられており、リゾート感溢れる滞在を楽しめるのも、ネルハの魅力の一つとなっています。