セビリアは、スペイン南部の政治・経済・文化の中心地です。歩いて回れる旧市街地の中心部に世界遺産などの見どころが集中している、観光客にも人気の都市。スペイン黄金時代の栄華漂うセビリアの、1日で周れるスポットをご紹介します。
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【1】スペイン広場(Plaza de Espana)
1929年の万国博覧会の際、会場となったスペイン広場は、映画『アラビアのロレンス』や『スター・ウォーズ エピソード2』のロケ地として使われています。
広場を囲む半楕円形の2階建ての下部には、58のベンチが置かれ、スペイン各地の特徴や地図、歴史的な出来事などが描かれた絵タイルがはめ込まれています。各地にあるスペイン広場の中でも、際立って美しい広場です。
- スペイン広場(セビリア)
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【2】セビリア大学(Universidad de Sevilla)
スペイン広場からエル・シッド通りを北に向かって進むと、左手に大きな建物が見えてきます。昔はタバコ工場で、現在はセビリア大学の法学部です。ここは、オペラの名作『カルメン』で主人公のカルメンが働いていたタバコ工場の舞台となっています。当時は、世界ではじめて出来たタバコ工場でした。
- セビリア大学
- スペイン / その他スポット
- 住所:Calle San Fernando, 4, 41004 Sevilla, Spain地図で見る
- 電話:954 55 10 00
- Web:http://www.us.es/
【3】ムリーリョ公園(Jardines de Murillo)
サンタ・クルス街の入り口にあるムリーリョ公園には、コロンブスのモニュメントが置かれています。スペイン王室と契約を結んだコロンブスは、1492年アメリカ大陸航路を発見し、太陽の沈まない帝国と言われたスペイン帝国の礎が築かれることとなります。サンタ・マリア号を模した船は、新大陸のアメリカを向いています。
【4】サンタ・クルス街(Barrio De Santa Cruz)
細く入り組んだ石畳の路地が続くサンタ・クルス街は、かつてユダヤ人が住んでいた旧市街地でした。白い壁にすることで光を反射させる。道を狭くすることで影を作るという、暑さをしのぐための、この地に住む人々の暮らしの知恵が詰まっています。宮殿(アルカサル)に水を供給していた水道管があることから「水の小路」(アグア通り)と呼ばれています。