写真：Yui Imai台湾に行ってみたいけど、旅行のベストシーズンっていつだろう？と思われるかもしれません。この記事では、台湾北部で暮らす筆者が台北の天気やおすすめの服装、楽しみ方について春夏秋冬の季節ごとに紹介します。
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台北の春（3〜5月）
写真：Yui Imai台北駅の様子
過ごしやすい気候ですが、気温の変化に注意したいのが台北の春。
気候や天気
台北の春は過ごしやすい気候ではあるのですが、気温の変化が激しい時期とも言えるかもしれません。天気が良いと4月や5月でも30度を超える真夏日となり、雨が降ったりすると急に冷え込んだりします。
台湾では古くから「端午節（旧暦の5月5日）が過ぎるまで冬物をしまってはいけない」と言われていますし、ある方は冗談半分で「台北の春は春夏秋冬がいっぺんにくるんだ」と言ったりします。また台北では5月〜6月頃が梅雨の時期となるため、しとしとと雨が降ることも多いです。
おすすめの服装
コートがいるほど寒くなることは滅多にないですが、3月頃はジャケットがあると安心です。4月5月は半袖を準備しつつ、カーデガンやパーカーなど体温調節のしやすい服を準備するとよいでしょう。
春の台湾旅行の楽しみ方
過ごしやすい気候で遠出もしやすいです。4月頃からは市場やスーパーで夏のフルーツも出始めます。マンゴーかき氷の人気店「冰讚（ビンザン）」も、例年4月中旬頃から営業を開始しますよ。
また、台湾には杉の木がほとんどないため、スギ花粉症に悩まされている方の避難旅行としても春の台湾旅行はおすすめです。
台北の夏（6〜8月）
- 写真：Yui Imai台北「中正紀念堂」
とにかく暑いですが、南国フルーツやひんやりスイーツがおいしいのもこの季節。
気候や天気
6月頃から本格的な暑さへと近づいていき、7月、8月が暑さのピークとなります。湿度も高いため、暑いのが苦手な方は特に熱中症への注意が必要です。ただ、埼玉や岐阜など日本の暑い都市から台北に来る方は、日本とたいして変わらない暑さだなぁと感じるようです。
また夏は午前中は晴れていても、午後2時か3時くらいにゲリラ豪雨のような雨が1〜2時間降る、という日がよくあります。台風の通り道となることも多く、万が一直撃してしまった場合は外出を極力避け、旅行会社や航空会社に対応を確認する必要があるでしょう。
おすすめの服装
服装は涼しい格好を意識しつつ、太陽がギラギラ照りつけるので帽子や日傘で対策する必要があるでしょう。かといって建物内は冷房がガンガンに効いているので、羽織りものがあると安心です。
夏の台湾旅行の楽しみ方
とにかく暑い台湾ですが、南国フルーツが一番おいしい時期はやっぱり夏です。甘いマンゴーやパイナップルは日本よりずっと安く食べることができますし、ライチは6月7月の短い期間しか出回りません。
日中の暑い時間帯は室内の観光スポットを楽しむか移動時間にまわし、早朝や夜に屋外の観光スポットを楽しむなど工夫をすると、無理なく夏の台北旅行を楽しむことができますよ。
台北の秋（9〜11月）
- 写真：Yui Imai台北「小上海」の小籠包
穏やかな気候で食の台湾を思う存分楽しめるのが台北の秋。
気候や天気
9月はまだまだ残暑厳しい日が続き、10月頃になってようやく暑さが和らいでゆくのを感じます。気候も穏やかで、10月11月は台湾旅行のベストシーズンと言われています。ただし、9月10月はまだまだ台風が来る可能性の高い時期でもあります。
おすすめの服装
9月から10月にかけては半袖で過ごせる日がほとんどですが、だんだんと秋に近づいていくため薄手のカーディガンやパーカーがあるとよいでしょう。11月は長袖カットソーにパーカーを羽織るくらいでちょうど良いです。
秋の台湾の楽しみ方
食欲の秋は台湾グルメを思う存分楽しみたいところです。9月か10月前半であればマンゴーを食べるチャンスもあるかも。芸術の秋を楽しみたいという方であれば、国立故宮博物院や台北市立美術館などに足を運んでみるのもよいですね。
- 国立故宮博物院
- 台北 / 博物館・美術館
- 住所：No. 221, Section 2, Zhishan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111地図で見る
- Web：https://www.npm.gov.tw/ja/
- 台北市立美術館
- 台北 / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所：台北市中山區中山北路三段181號地図で見る
- 電話：02-2595-7656
- Web：https://www.tfam.museum/
台北の冬（12〜2月）
- 写真：Yui Imai
寒い季節はあたたかい台湾料理を楽しみたいところ。
気候や天気
台湾は一年中暖かいというイメージかもしれませんが、冬の台北は意外と寒いです。しとしと雨が続くことも。晴れていれば気温が20度を超えることも多いですが、雨が降ると湿度が高いため空気がぐっと冷え込むのを感じます。乾燥している日本に比べて体感温度が低いのです。
加えて台湾の建物は外気温が低くても暖房ではなく送風設定になっていることが多く、室内でもあまり暖かくないことが多いです。
おすすめの服装
天気が良いとコートはいらないほど暖かいのですが、雨の日や寒波が到来している時などはコートやマフラーが必須の寒さです。脱ぎ着しやすい軽量コートやマフラーで台北へと向かい、その日の天気に応じて調整すると良いかもしれません。
冬の台湾の楽しみ方
冬は鍋料理やあたたかい豆花など、身体があたたまる台湾グルメをいろいろ試してみるのがおすすめです。冬は台湾でも温泉観光地が賑わう季節です。北投温泉や烏來温泉など、温泉観光地を中心に観光プランを組むのもよいですね。
