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ノスタルジック満点の舟屋町「伊根」と台湾茶体験【京都】

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年4月18日更新

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写真:トラベルライター

船をそのまま家の下に止めることができる「舟屋」が残る町、京都の伊根町(いねちょう)。今回は、そんな伊根についてと、その独特な漁村風景が残る町で体験出来る、ちょっと不思議な台湾茶体験をご紹介します。

この記事の目次表示

京都北部の「伊根」について

  • 写真:トラベルライター海に浮かぶ家屋のよう

京都といえば、寺社仏閣などの歴史的な建造物や京料理、数多くのお茶屋さんなどの印象を持たれている方が多いのではないでしょうか。あまり「海」のイメージを持たれている方は少ないと思いますが、実は京都の海はとても魅力に溢れているスポットです。

その中でも、独特の街並みを残す「伊根」を今回は紹介していきます。

  • 写真:トラベルライター街並みを抜ける小道の様子

伊根町は京都府の北部、丹後半島の北端に位置している町です。東から北は日本海に面し、南は宮津市に、西は京丹後市に隣接しています。美しい海岸線のわずかな平地に、漁業集落があります。

実はこの伊根町には、「浦島太郎伝説」や民俗芸能、衣食住にかかわる有形・無形の文化財など多くの資源がそのまま残されているそうです。そして、伊根町の一番の魅力といえる、舟屋群について紹介していきましょう。

伊根浦舟屋群

  • 写真:トラベルライター伊根の舟屋群

伊根浦は湾口が南側に向いており、さらに湾口部には青島という島が天然の防波堤として立地するため、波が普通の湾に比べると穏やかになっています。

その波の性質に加えて干満の差が年間50cm程度であることから、先人達の知恵によって舟屋という建物群が形成されました。現在伊根浦には、約230軒の舟屋が伊根湾を取り囲むように軒を連ねているそうです。

「舟屋」は海面にせり出して建築されていて、1階に船揚場、物置、作業場があり、2階が居室となっているものをさします。1階部分の床は船を引き上げるために傾斜しており、出漁の準備、漁具の手入れ、魚干物の乾場や農産物の置き場などに利用されるそうです。

  • 写真:トラベルライター舟屋の作業場から覗く風景

1階部分にぽっかりと穴があき、船がゆらゆらと揺れている様子が海側一面にある光景は不思議で、なんともいえないノスタルジアすら感じます。まるで海に浮かんでいるようにも見え、しばらくぼーっと眺めてしまうほど穏やかに時間が流れていきます。

なお、この舟屋群は平成17年7月に国の重要伝統的建造物群として選定されています。

不思議な台湾茶葉専門店「靑竈」

  • 写真:トラベルライター台湾茶葉専門店「靑竈」の中

なんとも言えない情緒のある伊根町ですが、さらに不思議な空間へと誘ってくれるのが台湾茶葉専門店の「靑竈(チンザオ)」です。

店主の方自らが台湾に買い付けに行き、現地の茶農家さんから直接、厳選して仕入れた台湾茶を提供していまます。台湾茶でよく知られているのは烏龍茶かと思いますが、実は多種多様。

日本にも静岡や埼玉の狭山などエリアごとに採れる茶葉で味が異なるように、台湾茶も個性がまったく異なるお茶があることを教えてもらいました。

このお店では、台湾産の「青茶」という種類の茶葉を主に取り扱っています。青茶とは発酵茶のことを指しており、ちょうど緑茶と紅茶の間の茶葉になるそうです。

奥深い台湾茶の世界

  • 写真:トラベルライター淹れるたびに変化が楽しめる台湾茶

まず、お茶の種類を選びます。その後、台湾の茶器セットが運ばれ、なぜかシャンパングラスも用意されています。このシャンパングラスですが、実は飲むために使うのではなく、香りを楽しむ時に使用するものでした。

また、台湾茶を淹れるには、そのために調節した水を使わなければ美味しいものが飲めないそうです。

  • 写真:トラベルライター香りを楽しむ用のシャンパングラス

店主さんからお茶の入れ方、香りの楽しみ方を教わりながら、自分たちでお茶の時間を進めていきます。

まずは、茶器を温めるところから始まり、茶葉をお湯で戻し、広げる。できたお茶をシャンパングラスに入れ、お茶は飲まずに別の茶器に移し替え、そこで初めてシャンパングラスの中に残ったお茶の香りを堪能します。その後テイスティング、といったような一連の流れを何回か続けます。

とても驚いたのですが、同じ茶葉なのに、その都度、味、香りに変化があらわれます。ゆったりと海を眺めながら、聞こえてくるBGMは波の音だけ、そんな空間でお茶を楽しむ、とても贅沢な時の過ごし方のように感じてきます。

  • 写真:トラベルライター台湾茶のために用意された水を入れている様子
  • 写真:トラベルライター茶葉の種類と値段

茶葉をその場で購入することももちろん可能です。茶葉の種類にもよりますが、10gあたり250~1,600円まであります。その場でお茶を楽しんだ場合も、選んだ茶葉によって値段は異なります。

たかがお茶、されどお茶ですね。日本の茶道が奥深いように、台湾のお茶文化もとても面白かったです。

みなさんも不思議な情景とゆるりとした時間の流れる伊根に足を運ばれてはいかがでしょうか。

台湾茶葉専門店 靑竈
天橋立・舞鶴・宮津・丹後 / ドリンク
住所:京都府与謝郡伊根町字平田69地図で見る
電話:0772-32-0037(携帯:090-8528-3518)
Web:https://www.facebook.com/chinzao

伊根町までのアクセス

電車の場合

北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」又は「宮津駅」下車→丹後海陸交通バスで約1時間(経ヶ岬、蒲入、伊根郵便局前行き)

車の場合

京都縦貫自動車道「与謝・天橋立IC」→伊根方面へ約1時間

飛行機の場合

大阪国際空港(伊丹空港)→車で約2時間半(中国自動車道→舞鶴若狭道→京都縦貫自動車道)、電車で約3時間(大阪モノレール→阪急宝塚本線→JR福知山線→北近畿タンゴ鉄道→丹後海陸交通バス)

伊根の舟屋
天橋立・舞鶴・宮津・丹後 / 町・ストリート
住所:都府与謝郡伊根町 伊根湾周辺地図で見る
電話:0772-32-0277
Web:http://www.ine-kankou.jp/
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※この記事は2018年1月16日に公開した情報です。
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