旅行に行くなら安全に楽しく過ごしたいものです。国内外を一人でバックパッカーとして旅をしたこと、語学留学中の経験や、友人と旅行をした際などに体験したリアルなエピソードをもとに、貴重品を盗難から守る防犯対策に関する情報をお伝えいたします。【防犯対策・行動編】を読まれていない方は、記事最後にあるリンクからそちらも確認してみてくださいね。
この記事の目次表示
1、バッグの持ち方でスリ対策
- 出典:pixabay.com
1人旅でも団体旅行でも、スリには絶対遭いたくないものです。そこで、スリに遭わないために注意する点をお伝えします。
バッグは前に持つ
- 出典:pixabay.com
日本でも電車に乗る時は、リュックを背中ではなく前で持つ光景を良く見ると思います。リュックだけでなく、ポシェットタイプのようなバッグなども体の前で持つようにしてください。カバンが切れやすい生地であれば、バッグをカッターやハサミ等で切られて中身を持っていかれかねません。バッグは常に自分が見える場所で持ち運ぶのが安心です。
トートバッグを持つのは危険
- 出典:pixabay.com
しっかり常にギュッと持っているから安心、とはいえ、観光中や移動中、四六時中力を込めてバッグを握りしめるのはなかなか困難です。握力が強いからと言っても、自転車やバイクでさっと隙をついて持っていかれかねません。トートバッグは治安のいい国や地域に行くのであれば比較的安心かとは思いますが、旅行中のバッグとしてはあまりおすすめしません。
バッグの上から更に服を着るか、ストールで隠す
- 出典:pixabay.com
前述したように、体にかけて、バッグ部分が前に来るようなタイプのカバンが防犯対策上は一番安全です。さらにその上からカーディガンやストールを羽織れば、より防犯効果が高まります。というのは、後ろから見た際に、カバンを持っているかどうかが全く分からなくなるためです。
前にリュックを背負うように持ち運んでいても、後ろから見ると、肩にひっかけている時点で、リュックを持っていることは明らかです。しかし、そのひっかけている部分を隠すように上からマフラーやストール等を羽織ることで、より安全になります。
- 出典:pixabay.com
ストールは厚さも多様ですので、寒い国へは厚手のもの、暑い国へは薄手のものを持って行っておくと良いです。
歩いている時、いつ誰が、どこから、自分をどのように見ているかは分かりません。用心に越したことはありませんので、参考にしてみてください。
体験談inインド
筆者がインドのニューデリーを訪れた際、お世話になった旅行会社があります。日本に行った事があるオーナーが経営しており、その当時、旦那さんの転勤の関係でインドに来ていた日本人女性妻が、色々面倒を見てくださいました。ニューデリーの駅から続くメインストリートを歩いている時、彼女が私の前を歩き、歩いている間中、彼女の手で私のカバンをかばう様に覆ってくださいました。車道から変な手が伸びてこないようにする為にです。
また、そのメインストリートを歩いている多くの欧米人が、カバンの上からストールで体全体を覆っており、簡単にはカバンに手が伸ばせないよう、またどこにカバンを持っているかを分からないようにしていました。服装自体も決して華美なものではなく、その土地に溶け込んでいるような服装をしている人がほとんどでした。
お洒落をするなとは言いません。ただ、先進国以外の場所で、生活水準が高いとは言いずらいエリア、治安が良くないと言われているエリアに行かれる際には、服装や持ち物には気を遣ったほうがいい場合もあります。旅行する際には、そのエリアがどういう場所なのかを事前にしっかり把握して服装や持ち物を準備しましょう。
2、現金以外にクレジットカードも持っておく
- 出典:pixabay.com
旅行中、クレジットカードを持たない人も中にはいると思います。しかし、いざという時にあるとやはり非常に便利です。最近ではキャッシュレス化も進み、iPhoneやクレジットカード決済が可能なエリアも進んでいます。海外旅行に行かれる際には、クレジットカードを1枚は持っておきましょう。
ただ、お店によっては使えるカードが限定されている場合もありますので、VISAやマスターカードなど2種類の異なる会社のものを準備しておくとより良いでしょう。またカードによっては海外旅行時の保険などが付帯しているものもありますので、そういった意味でも持参しておくと便利です。
体験談 in アメリカ(アンテロープ近く)
筆者は夜、アンテロープ近くの中華バイキングレストランに行きましたが、友人が持っていたアメリカンエキスプレスのクレジットカードは使えませんでした。代わりに使えたのが、VISAです。アメリカンエキスプレスカードは、他のクレジットカードと比較してお店が負担する手数料が高いため、使用できないお店が多くあると思われます。
体験談 in オーストラリア
防犯対策・行動編でもお伝えしましたが、筆者がオーストラリアにバックパッカーとして一人旅をした際、早朝チェックアウト後、玄関の鍵が壊れておりゲストハウスの外に出られなかった経験があります。結局、事前予約していた空港までのバスには乗ることができず、急遽タクシーで向かう羽目になりました。
- 出典:pixabay.com
その日は早朝の飛行機に乗って帰国するだけでしたので、手元に現金は沢山残っておらず、キャッシュだけでは正直タクシー代は全く足りませんでした。早朝だった為、タクシー料金も割増です。この時に助かったのが、クレジットカードです。クレジットカード決済ができたおかげでタクシーを利用することができ、飛行機にも間に合って無事に帰ることができました。
海外旅行では、何が起こるか全く分かりません。普段はカードを持たないという方も、一枚は持っておくことをお薦め致します。