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初島の玄関口
初島の玄関口に降り立つと、「ようこそ初島へ」と書かれた昭和の気配漂うゲートがお出迎え。
ゲートをくぐると、道は二手に分かれていて、左へ行くと食堂街や、今回の目的地アジアンガーデンがあります。少し歩けば、アジアンガーデンにはあっという間についてしまうので、食堂街をチラリと眺めてから、右手の道を進み、初島を散策してからアジアンガーデンへ向かうことにします。
初島の食堂街
初島のゲートのすぐそばには、平屋の小ぶりな食堂が、道沿いにびっしり並んでいます。この時はお昼時ということもあって、食堂街は人でいっぱい!
各店の玄関には、「満席」「予約済み」の札が掲げられています。それもそのはず、初島の食堂街は、島の漁師が営む食堂で常に大人気なのです。
初島の海でとれた新鮮で豊富な海の幸が、一番おいしい食べ方で漁師料理として出てくるのです。食堂街でお昼を召し上がる場合は、事前予約を忘れずに!
初島のマンホール
下を向いて歩いていると、マンホールを見つけました。
ご覧ください。「HATSUSHIMA」と書かれたご当地マンホール。「HATSU」と「SHIMA」の間には温泉マークが入ってる、と思ったら、実はこれ熱海市のマークなのです。
その下には、初島でとれるプリプリとした伊勢海老とサザエがゴロン。波の向こうには富士山も描かれているという、初島の良いところテンコ盛りのマンホールなのです。
下を向きながら写真をパチリ。こういうところも、初島のお楽しみのひとつです。ちなみに島のどこかに伊勢海老だけバージョンも存在します。場所は内緒!
初島漁協スーパーマーケット
初島でよくある質問は、「スーパーやコンビニはあるの?」というもの。
答えは、コンビニは無いけどスーパーはあります!その名も「初島漁協スーパーマーケット」。いいでしょう。旅情がありますねえ。
店内は、生活用品とお土産がバランスよく共存している感じの品ぞろえです。
さっそく行動食とおやつを兼ねて、伊勢海老チップを購入。さっき、伊勢海老マンホールを見たばっかりですしね。
- 初島漁協スーパーマーケット
- 熱海 / スーパー・コンビニ / おみやげ屋
- 住所:静岡県熱海市初島地図で見る
- 電話:0557-67-1404
初木神社
スーパーから少し歩を進めたところに、ひっそりと「初木神社」があります。
神社の前では、ここに祀られている神様のお話が紹介されていました。その名も「初木姫」。初木姫は、むかしむかし伊豆沖で遭難し、たった一人で初島に漂着します。
姫は助けを求め、毎日毎日浜辺をさまよい歩きます。ある時、「対岸に人がいるのではないだろうか?」と思いつき、たき火を焚いて合図をしたところ、伊豆山に住む「伊豆山彦」という神様が応えてくれました。
姫はこのことにやる気を出して、自力でイカダを組んで、草で帆を織り、伊豆山港まで渡ったそうです。
「お姫さま」というと、なんとなくか弱いイメージを想像して説明を読んでいましたが、めちゃめちゃサバイバルスキルが高くてびっくり。
このお話を初木神社でどのように知ることができるかというと、神社の前にブック型の説明板がおいてあり、ページをめくれば日本語、英語、そのほかの言語いくつかと、マルチリンガル仕様になっているのです。う~ん。考えてますねえ。
この説明板、島の主要なスポットに設置されていて、じっくり初島について理解を深めることができますよ。