一番アジアに近い場所にありながら、他の都市に比べれば情報の少ない街ダーウィンは意外にも日本と関わりが深い街なんです。そんなダーウィンで行くべきスポットをご紹介します!
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ダーウィンってどこ?
オーストラリア北部、ノーザンテリトリー準州の州都であるダーウィンはもう目の前はアジアという位置にあります。一年中を通して熱帯性の気候で雨季と乾季があります。
多くの国立公園があり、先住民族アボリジニの文化も色濃く残っています。少し足を延ばすとカカドゥ国立公園やリッチフィールド国立公園などがあり、手つかずの自然を満喫することができます。
また、近年ではダーウィン沖のガス田での資源掘削も盛んで、日本企業も多く進出しています。
ダーウィンで行くべきスポット
国立公園へ行くには数日間のツアーに参加するのが一般的です。そんなツアー以外でも十分楽しめる、ダーウィン市内オススメスポットをご紹介します。
1. Charles Darwin National Park
ダーウィン市内から一番近い国立公園であるチャールズ・ダーウィン国立公園はノーザンテリトリー特有の動植物を見れるほかに、屋外の展示も多くあります。
その多くは第二次世界大戦についてのものです。実はダーウィンは大戦中に日本軍が侵攻している場所の1つなんです。左下の写真の地図上で赤い部分は日本が征服した地域を示しており、フィリピンなどアジアの地域を侵略したことは割と知られているかと思います。しかし、日本軍がここオーストラリアにまで来たことはあまり知られていません。
日本人があまり知らない歴史を知ることのできる、少し変わった国立公園がここにはあります。また、公園内には見晴台をあり、ダーウィン市内を望むこともできます。
- チャールズダーウィン国立公園
- オーストラリア / 公園・動植物園
- 住所:Tiger Brennan Dr, Charles Darwin NT 0820, Australia地図で見る
- Web:https://nt.gov.au/leisure/parks-reserves/find-a-pa...
2. Mindil Beach
ダーウィンのビーチと言えば、Mindil Beach(ミンディル・ビーチ)です。綺麗な夕日を見ることのできる絶好のスポットで、乾季の毎週木曜にはマーケットが開かれています。
屋台や雑貨屋がずらっと並んでいて、ビーチでご飯を食べたり、集まったストリートパフォーマー(バスカー)を見たりして楽しむことができます。観光客にも地元民にも人気のマーケットなので、必ず訪れてほしいスポットです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Stephen Michael Barnett, 作品名:Mindil Beach Market
- ミンディルビーチ・サンセットマーケット
- オーストラリア / マーケット
- 住所:Mindil Beach, The Gardens NT 0820地図で見る
- 電話:08-8981-3454
- Web:https://mindil.com.au/
3. Casuarina Beach
Rapid Creek(ラピッド・クリーク)からLee Point(リー・ポイント)までの果てしなく続く直線のCasuarina Beach(カジュアリーナ・ビーチ)は地元民に人気のビーチです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Ken Hodge
観光客の多いミンディル・ビーチとは違い、ランニングをしたり、犬と一緒に散歩をしたりしている人を多く見かけます。また、潮汐の干満差は8mとも言われ、時間帯によって違った景色を見ることが出来るのも特徴です。
このビーチでは変わった貝殻を見つけることができます。ハスノハカシパン(英名:sand doller)という海洋生物で、白くて丸い形状と星のマークがあることからマーメイドボタン(人魚のおへそ)とも呼ばれています。
ダーウィンではこのビーチにだけ落ちているので、散歩しながら探してみるのもいいですよ。割れていたりして、完全な状態のものを見つけるのはそう簡単にはいかないかもしれませんが、それも醍醐味です。ダーウィンの思い出にぜひ探しに行ってみて下さい!
- カジュアリーナ・ビーチ
- オーストラリア / ビーチ
- 住所:Casuarina Beach Northern Territory 0810地図で見る
4. Museum and Art Gallery of Northern Territory
先住民族アボリジニの文化が色濃く残るノーザンテリトリー準州の美術博物館。オーストラリア国内各地の類似施設でも点画のアボリジニーなどはよく見かけることがあります。もちろんここでもそういった作品を見ることができます。
ここではそういった直球の作品以外にも現代的なものと、アボリジニーの信仰に深くかかわる動物やマークなどが一緒に描かれている今のアボリジニを表現しているものが他に比べて多いように感じました。一味違った美術鑑賞にオススメです。
- ノーザンテリトリー博物美術館
- オーストラリア / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:19 Conacher St, Darwin City NT 0820, Australia地図で見る
- Web:http://www.magnt.net.au/
いかがでしたか?
大抵の人が市内を見ずにカカドゥなどの国立公園のツアーに行きダーウィンを離れてしまうのですが、市内には他にもいろいろな見どころがありますので是非合わせて行ってほしいと思います。
日本ともかかわりが深い部分も多く、アジアに近いこともあってアジア系のレストランも多いダーウィンへ一度行ってみてはいかがでしょうか?