兵庫県淡路島にある伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)。国生みの神、伊弉諾尊(いざなみのみこと)が余生を過ごした所であり、遠い遠い昔から現存する日本最古の神社です。パワースポットとしても有名で、境内にある「夫婦大楠」は夫婦円満・縁結びのご利益も!そして、陽の道しるべは、日本の神々を繋ぐ不思議がいっぱい。そんなパワー溢れる伊弉諾神宮へ出かけましょう!
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伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)とは?
国土創生の神が余生を過ごした場所
『古事記』、『日本書記』の冒頭で登場する、日本を創造した神、伊弉諾尊(いざなみのみこと)。その子供である天照大御神に日本統合の権限を譲り、余生を過ごされた場所が、この伊弉諾神宮のある場所だと伝えられています。
日本最古の神社
「幽宮(かくりのみや)」で余生を過ごした伊弉諾尊が亡くなられた後、その敷地に御陵が築かれ、祀られました。これが神様を祀った最初とされているため、伊弉諾神宮は日本最古の神社とされています。
それでは、伊弉諾神宮の見どころをご紹介していきましょう!
巫女が舞う拝殿と、伊弉諾尊の御陵がある本殿
舞殿を兼ね備えた拝殿
表神門から入って正面にある拝殿。入り母屋造りの拝殿は、横に長く舞殿を備えた建物です。筆者は2度訪問しましたが、2度とも巫女の方々が綺麗な衣装を身に着け、舞っている巫女舞を見る事ができました。
和楽器の音楽が流れる厳かな雰囲気で、神社に訪れた気分を盛り上げてくれます。思わず、見入ってしまいますよ。
本殿の下には伊弉諾尊の御陵が
伊弉諾尊が余生を過ごした場所の跡地に御陵が造られ、神社として整備された伊弉諾神宮。この本殿の下に伊弉諾尊の御陵があるそうです。拝殿の後ろに本殿があり、中に入れないように仕切られているため中を見ることができないのが残念です。
伊弉諾神宮の御神木「夫婦大楠」
2本の木が1つになった大きな楠
この大楠は、元は2本だったのですが、成長するにつれ1本になった珍しい木。樹齢は約900年!兵庫県指定天然記念物としても指定されています。
御神木のご利益は?
2本の木が1本になったと言うことで「夫婦円満」「安産子授」「縁結び」などのご利益があるそうです。是非、ご神木を触って、エネルギーチャージして下さいね!
神々を繋ぐミステリー「陽の道しるべ」
「陽の道しるべ」の石碑
この「陽の道しるべ」の石碑は、正面の大鳥居から入り神池の手前左にあります。この石碑を良く見ると、伊弉諾神宮を中心に太陽の運行ライン上に、神話の舞台や大社のある場所が重なっています。
伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行ルート
伊弉諾神宮を中心に、神話の舞台・大社の位置関係を見てみましょう!
- 東 ----- 飛鳥藤原京・伊勢神宮
- 西 ----- 海神神社
- 南 ----- 論鶴羽神社
- 北 ----- 出石神社
- 冬至 --- 日の出の方角に熊野那智大社。日没の方角に高千穂神社
- 夏至 --- 日の出の方角に諏訪大社。日没の方角に出雲大社
伊弉諾神宮を中心に由緒正しい場所が、正確に配置されているのを見ると、偶然とは言えないかもしれませんね。何か神秘的なエネルギーを感じます。
その他の見どころ
放生の神池(ほうじょうのかみいけ)
放生の神池では昔、鳥や魚を放して生命の永続を祈る行事「放生神事」が行われたいたそう。病気が治るようにと鯉を放ち、治れば亀を放つ信仰習慣があったそうですよ。
神池に泳ぐ沢山の鯉には人々の願いがこもっているのかもしれませんね。
神様=髪様!?毛根を模った記念碑
頭髪感謝の毛根記念碑!髪は「かみ」と読み、神や上に通ずる語意。太古から頭髪を生命の象徴として、霊魂の宿るものとして神聖化されてきたそうです。
初めて見ました!毛根の像!
おわりに
伊弉諾神宮はいかがでしたでしょうか。遠い昔、伊弉諾尊が余生を送った場所は、日本最古の神社として今でも現存しています。そんな神秘的な伊弉諾神宮は夫婦大楠、神池、本殿、巫女舞が見られるなど、沢山の見どころがある神社です。
ぜひ神代の時代から続く、神秘のエネルギーを伊弉諾神宮でたっぷりもらいましょう!
- 伊弉諾神宮
- 淡路島 / ドライブスポット / 神社 / 穴場観光スポット / 縁結びスポット
- 住所:兵庫県淡路市多賀740地図で見る
- 電話:0799-80-5001
- Web:https://kuniuminoshima.jp/