カナダ
カナダ観光
スケールの大きい自然や美しい自然を感じられる国

実はカナダの首都はオタワ!1日で巡れる観光スポット

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:30ヶ国

2020年3月26日更新

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写真:jihen2

カナダと言えば日本ではバンクーバーやナイアガラが有名ですが、首都はオタワというのは、実はあまり知られていないのではないでしょうか。国会など国の機関、歴史と関わり深い世界遺産や自然、英仏文化の共存など魅力がたくさんあります。他都市からのショートトリップとして勧めたい、見どころをぎゅっと紹介します。

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はじめに…オタワってどんなところ?

オタワはカナダの首都で、カナダ第一の都市トロントと、フランス領だったケベックとの間に位置します。立地的にもマインド的にも英仏の中間にいたことから、首都に選ばれた都市でもあります。国の機関が多い一方で、郊外にはのどかな田園風景もあり、先進国ながら穏やかでのんびりとしたカナダらしい都市だと思います。

交通アクセスなどは後ほど触れますが、他の都市からも行きやすく、観光スポットも近い場所に集まっているので回るのには便利です。一日でエンジョイできる、見どころを4つ紹介します。

【1】外せない名所、パーラメントヒル

オタワ観光といえばここ!首都というだけあって国の機関が集中しており、中でも国会議事堂などの施設がある、パーラメントヒル(Parliament Hill)は必見スポットです。

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パーラメントヒルはカナダ初の議事堂として、19世紀半ばにネオ・ゴシック様式で建てられました。広い敷地はセンター・ウェスト・イーストと3つのブロックに分かれていて、センターブロックにある時計塔は写真撮影にもぴったり。

なんといっても魅力は、現役で稼働している国会議事堂を無料ツアーで見学できるという点!ぜひ訪れてほしい、内部にある二つの建物を紹介します。

House of Commons (ウェストブロック)

カナダ議会は上院と下院の両院制で、こちらは下院の建物。2018年から10年計画の改修工事が始まり、議会のメインであるセンターブロックが閉鎖中の間は、このウェストブロックで下院の見学ツアーが行われます。

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見どころはやっぱり議会ホール!緑を基調とし、外装と同じ19世紀のブリティッシュな石造りの装飾が施されています。議席自体は日本よりシンプルですが、この全体の装飾に圧倒されます。ちなみに首相は中央の一番良い席ではなく、サイドの席に座ると決められているんだとか。

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ツアーは英語とフランス語があり、英語のほうはとてもフレンドリーでわかりやすく説明してくれるので、ある程度英語ができれば充分楽しめます。「政治家の記者会見でこの背景よく見るでしょ、ここで撮ってるんだよ!」といった、“カナダあるある”が随所にあるのも興味深いところ。

メインのセンターブロックではないものの、カナダという国と歴史を感じられる、見応えのある建物です。

Senate of Canada

  • 写真:jihen2

こちらは元鉄道駅で、センターブロックが閉鎖中、上院として使用されています。ウェストブロック同様に議会ホールなどを見学するほか、センターブロックにあった扉の展示を見ることができます。カナダの14の州・準州の旗が飾られていて、これも注目ポイントのひとつ。本当はちゃんと扉として使いたかったけれど大きすぎたため、こんな形の展示になったんだとか。センターブロックの大きさの規模がよくわかります。

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上院は下院と比較して地域の代表という面が強いのと、カナダは州の独立性が高いことから、ガイドツアーも州に関する話が多くなります。また、下院の建物と内装のテイストを変えているのをポイントにしていて、たびたび説明があります。白黒を基調とした美しい近代装飾も見どころです。特に入ってすぐのエントランスホールは、見とれるくらい美しいです。

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委員会の部屋にはネイティブカナディアンのアートがたくさん飾られているなど、地域を重視する上院ならではの見どころにも注目です。

充実度満点!

House of Commons、Senate of Canada両方とも事前にWebで時間を選び、名前とメールアドレスを登録するのみで見学予約ができます。また人数に空きがあれば当日でも登録できます。建物の美しさはもちろん、それぞれの内装、カナダの歴史や文化にも触れられ、感動と学びのある場所です。オタワ観光の必見スポットとして、まずは訪れることをおすすめします!

【2】世界遺産・リドー運河

カナダの世界遺産は大自然だけではありません。英語圏とフランス語圏の分水領となるオタワ川を利用して、キングストンまでの全長200kmに渡るリドー運河がつくられ、オタワ発展に貢献しました。

  • 写真:jihen2

オタワは観光スポットが川付近に集中しているので、同時にこのリドー運河も見ることができます。パーラメントヒルのすぐそばに運河を渡る橋があって見晴らしもよく、徒歩でもサクッと楽しめます。

  • 写真:jihen2

運河を超えた反対側にはネピアン・ポイントという岬のような場所があり、パーラメントヒルやオタワ川の向こうのケベック州の街を見渡せます。観光スポットを回る道すがら、世界遺産に触れてみてはいかがでしょうか。

ネピアン・ポイント
カナダ / 展望・景観
住所:National Gallery of Canada, Ottawa, ON, カナダ地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
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