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【フランス・トゥールーズ】 公共交通機関を使いこなそう!

取材・写真・文:

東京在住

2017年4月27日更新

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写真:Emily

パリから1時間ほどのフライトで着く、フランス第5の都市、トゥールーズ。美しい建物が多いことから「バラ色の都市」とも呼ばれています。今回はそんなトゥールーズを安く、簡単に巡るための公共交通機関をご紹介します。

この記事の目次表示

トラム

トゥールーズに空路で到着するなら、早速トラムを使って市内まで行くのがオススメです。空港出口を出ればトラム乗り場まで看板がしっかり出ていて乗り場を逃すこともありません。

  • 写真:Emily空港を出ると看板にTの文字が。これがトラムのマークです。

市内中心部に入ると1番線(Ligne T1)と2番線(Ligne T2)がありますが、空港からはLigne T2の1路線しかなく、しかも始発ですので「どの路線に乗ればいいのだろう?」「どちらの方向のトラムを乗ればいいのだろう?」と迷うことも絶対にありません。

  • 写真:Emilyトゥールーズ空港のトラム乗り場です。とってもわかりやすいですね
  • 写真:Emilyトラム乗り場にあった路線図。地下鉄やバスとの乗り換えをどこでするか、というのも一目瞭然です。

デザインが素敵!

このトラム、デザインはエアバス社が担当。車体にもdesigned by Airbusという文字が!

  • 写真:Emily車体にはdesign by AIRBUSという文字が!
  • 写真:Emilyトラムの中。窓が大きく、トゥールーズの景色が楽しめます。

走り出しも静か、スピードも心地いい!

このトラム、乗っていてとても心地いいのです。走り出しも静か、スピードも心地よく、車窓からは時々アートなオブジェを見ることができます。

  • 写真:Emilyトゥールーズのトラムはこのような芝生の上を走るところが多いです。とっても気持ちいい!

メトロ

メトロは2両編成でとても短いものですが、数分間隔で来るとても便利な交通機関です。主要な観光地にはたいていメトロで行くことができます。

  • 写真:Emilyメトロのホーム。車両が短く、ホームの長さいっぱいに停まるわけではないのがトゥールーズ流…。

トゥールーズの主な観光地と最寄りのメトロの駅

  • トゥールーズ市庁舎、キャピトル広場、ジャコバン修道院 → Capitole駅(B線)
  • オーギュスタン美術館 → Esquirol駅(A線)
  • 日本庭園 → Canal du Midi駅もしくはCompans Caffarelli駅(共にB線)

とってもシンプルな路線図!

トゥールーズにはメトロが3路線しかありません。東京に比べるととってもシンプルです。どの路線も短く、車体も小さいのですが、数分間隔で来るので不便さを感じることは全くありません。

時刻表はありませんが、ホームに「あと○分で到着」という表示があるので、待ち時間でイライラすることもありません。

  • 写真:Emilyこちらがメトロの中。椅子もありますが、左手前のように「腰をかけるだけ」の部分があったりもします。この「腰をかけるだけ」のところが高く、フランス人の腰の高さを実感します…。

バス

海外旅行ではちょっと敬遠しがちなバスも、トゥールーズではとても使いやすい交通機関です。観光地だけでなく、街の様子をのんびりと見たいときにもバスはとても役に立ちます。

また、トゥールーズの人気観光地の一つ、宇宙についてのテーマパークである「シテドレスパス」にはバスで行くのが便利です。

メトロのA線Jolimont駅もしくはメトロB線Ramonville駅から、バス37番線に乗り停留所「シテドレスパス」で降ります。Jolimont駅もRamonville駅もどちらも37番線の始発ですので、方向で迷いません。

  • 写真:Emilyバスは車体も中もとても綺麗です。

メトロ駅隣接のバス停には詳細なバスマップがもらえる

大きな駅に隣接したバス停には「待合所」のような場所があり、そこには各路線のバスマップがずらり。このバスマップには、停まる停留所や時刻表が書かれているとても便利なものです。バス停にも時刻表や停まる停留所が書かれているので、両方で見て確認するといいでしょう。

  • 写真:Emily路線ごとにこのようなパンフレットになっています。
  • 写真:Emilyこのように停まるところと時刻が一覧になっています。見やすい!

バスのなかはとてもきれい

大きなバスのなかはとてもきれいに保たれています。降りるときは近くにあるボタンを押して、運転手さんに降りたい旨を知らせます。

日本のバスよりもボタンが少なく「どこにあるの?」と思いますが、乗ってすぐに見つけておくといいと思います。また、次のバス停は音声だけでなく、バス前方の電光掲示板で文字でも見られるので安心です。

公共交通機関の乗り方

料金形態が日本とは違います。乗った回数・距離・交通機関の種類に関係なく、「1回券」で1時間(空港シャトルを使用する場合は1時間半)の間は、条件にもよりますが最大4つの公共交通機関が乗り放題となります。

料金

  • 1回券 1.60ユーロ
  • 2回券 3.10ユーロ

その他、1日チケット、10回券等があります。あらかじめ観光の予定を立てておき、どれくらい公共交通機関を使うかを考えておくと回数券を買ったほうがかなりお得です。

  • 写真:Emilyこちらはトラム乗り場にあった切符販売機ですが、地下鉄のものも同じです。

乗り方

地下鉄は改札に入れると「検札」したことになります。トラムやバスは乗ったら入口近くの検札機にカードを差し込んで検札をしましょう。

有効期限

実は、トゥールーズの公共交通機関は最初に検札した時間から1時間以内(空港シャトルを使用する場合は1時間半以内)だと、「トラム」、「メトロ」、「バス」、「空港シャトル」という4つの違う交通機関に乗ることができます。

たとえば、トラムに乗って地下鉄に乗り換えて、今度はバスで移動して…というのも、トラムに乗って1時間以内なら、1.60ユーロで買った切符1枚で済むのです。

よって、検札機に通した切符でも「もういいや!」とグチャッとするのではなく、大切に持っておきましょう。

詳細は公式ホームページへ

こちらのホームページでは、トゥールーズの公共交通機関について詳しいことが説明されているほか、「乗換案内」もあります。トゥールーズ旅行の計画の際には役立ててください。

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この記事を書いたトラベルライター

グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

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