伏見
伏見観光
伏見稲荷大社がある日本有数の酒どころ

【京都】十石船や日本酒飲み比べが楽しい!酒どころ伏見をぶらり散策

取材・写真・文:

奈良在住
訪問エリア:25都道府県

2018年4月18日更新

1,232view

お気に入り

外国人観光客にも人気の伏見稲荷大社がある、京都市伏見区は、古くからの酒どころでもあります。日本酒を普段飲まない人でも知っている、大手メーカーも伏見にあるんですよ。そんな伏見で、ランチとともに日本酒を味わったり、遊覧船から街を眺めたりしてみませんか?

この記事の目次表示

城下町として発展した伏見

伏見は、大阪と京の都を結ぶ中継地として、古くから栄えてきました。町の発展は、豊臣秀吉による、伏見城築城に始まります。

秀吉は文禄3年(1594年)河川の治水工事により伏見港を開設。築城のための建設資材を運搬するために利用しました。

伏見城が作られると、全国から大名や商工業者が呼び寄せられ、都市基盤が整備されていきました。秀吉の死後も、幕府の直轄地であった伏見は、物資が積まれた大小の船や、淀川三十石船と呼ばれた乗合船が行き交い、賑わいを見せました。

十石船から伏見の街を楽しもう

  • 屋形船仕様の遊覧船「十石船」は定員20名

十石船(じゅっこくぶね)は、かつて伏見と大坂(現在の大阪)の間を物資や人を乗せて運んでいた輸送船を現在に再現した遊覧船です。月桂冠の酒造展示施設「大倉記念館」横から出航し、途中の水門「三栖閘門(みすこうもん)」で下船見学をし、乗船場に戻ってくる、約55分のコースです。

船は、柳の木が美しい宇治川派流を進みます。木造の酒蔵が眺められ、酒どころであることを感じさせます。途中、水運の拠点であった河川港「伏見港」を通ります。伏見港は現在では、伏見港公園として整備されています。

しばらくすると、大きな水門が見えてきます。これが、三栖閘門(みすこうもん)と呼ばれるものです。こちらで一旦下船し、資料館で職員の方から、三栖閘門の役割などについて説明を受けます。

伏見の街は淀川の氾濫による洪水に悩まされていたため、古くから河川改修工事が行われてきました。1918年に始まった淀川改修増補工事では、伏見を流れる宇治川にも堤防が作られることになりました。

そのため、水運の重要拠点である伏見港と、淀川につながる宇治川の間を、船が通れなくなりました。そこで、宇治川と伏見城の外堀であった濠川(ほりかわ)の合流点に三栖閘門を作り、船を運航できるようにしたのです。

三栖閘門は対になっており、船は一度この水門と水門の間に留まってから出入りしていました。これは、堤防築造により、伏見港と宇治川に水位差ができてしまったため、水位を合わせてから出入りする必要があったからです。

再び船に乗り、乗船場へと戻ります。筆者が乗船したのは、初夏の蒸し暑い時期でしたが、川の水面近くを時折吹く風が心地よく、柳の木や、あじさいの花も美しいものでした。桜の花が咲く時期は、特に良さそうですね。

十石船は、毎年春から秋に運航されています。ほかに、少し大きな三十石船もありますが、十石船とは運航日や乗船場が異なりますので、注意してください。

十石船巡り
伏見 / 乗り物
住所:京都府京都市伏見区南浜町地図で見る
電話:075-623-1030
Web:http://www.kyoto-kankou.or.jp/event/?id=9914&r=148...

酒どころ伏見で、日本酒について学び、味わおう

伏見は、古くから酒造りがさかんな地域でした。かつては「伏水」と書かれたほど地下水が豊かで、地区内のあちこちで湧いていましたので、良質の水が必要な酒造りに適していたのです。

現在も大手酒造メーカーや中小の酒蔵が、この地下水を使って日本酒を醸しており、見学施設や日本酒の飲み比べができるお店も充実しています。こちらではそのうち二ヵ所を紹介します。

月桂冠大倉記念館

月桂冠大倉記念館は、大手酒造メーカー「月桂冠」の酒造りに関する展示施設です。白壁土蔵の歴史的な建物内では、貴重な酒造用具が展示され、酒造りの変遷や日本酒の歴史について、解説しています。

まず、展示棟横の中庭に出てみましょう。こちらには、1906年(明治39年)建築の内蔵酒造場があり、記念撮影スポットにもなっています。ミニプラント「月桂冠酒香房」が設けられており、予約をすれば酒造りを見学することもできるそうです。

中庭には1961年(昭和36年)に掘られた井戸があり、現在も水がこんこんと湧き出ています。コップが用意されているので、飲んでみてください。まろやかでのどごしの良い、すっきりとした味の水は、今でも酒造りに使われているそうです。

展示棟では、徳利や銚子などの酒器、貴重な酒のラベル、広告ポスターなど、時代を感じさせるものが多く展示されており、日本酒を普段あまり飲まないという人でも楽しめるようになっています。

見学の最後には、吟醸酒、大吟醸酒、プラムワインの三種類のお酒が試飲できます。このお酒は売店に売っていますので、気に入ったら買い求めるのも良いでしょう。

月桂冠大倉記念館の入館料は、大人300円、中学・高校生100円ですが、大人はお酒の試飲のほか、180mlのお酒のお土産まで付いていますから、とてもお得ですね。

月桂冠大倉記念館
伏見 / 博物館・美術館
住所:京都市伏見区南浜町247番地地図で見る
電話:075-623-2056
Web:http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/

次のページを読む

夏休みの格安航空券をskyticketで検索

伏見の旅行予約はこちら

伏見のパッケージツアーを探す

伏見のホテルを探す

伏見の航空券を探す

(関西空港)

(伊丹空港)

伏見の現地アクティビティを探す

伏見のレンタカーを探す

伏見の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年8月23日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


京都デートに!カップルにおすすめのデートスポット50選

雰囲気の良いスポットやおしゃれなカフェ、夜景スポットに2人の願いを叶えてくれる神社・お寺など、カップルで行きたい京都デートにおすすめのスポットを厳選してご紹介し...


雨の京都観光におすすめ!雨の日でも楽しめる観光スポット17選

京都には雨の日でも楽しめる観光スポットがたくさん!京都名物の生八ツ橋やゆばを作る体験や、京都の歴史や文化に触れられる屋内施設に美術館・博物館など、雨を気にせず楽...

車で行ける京都観光!名所をめぐるおすすめ日帰りドライブコース3選

京都を車で観光したいという方向けに、伏見稲荷大社・平等院・宇治上神社をめぐるコース、嵐山・高雄をめぐるコース、天橋立・舞鶴をめぐるコースの計3つの日帰りドライブ...

【京都】1泊2日でも大満足のおすすめ観光モデルコース

常に人気な京都。今回は、京都観光のベーシックで最も人気があり、一年中楽しめる清水寺、元離宮二条城、嵐山、伏見稲荷大社などをコースに入れ、電車で効率よく回れる東京...

うっとり眺めていたい!京都の絶景スポット15選

日本の風情を感じる絶景スポットが目白押しの京都。お寺や神社の絶景はもちろん、京都にこんなところがあるの!?と驚いてしまいそうな絶景まで、うっとり眺めていたくなる...

この記事を書いたトラベルライター

奈良在住 日本酒好きなブロガー&ライター
半日でも時間があれば、どこかへ出かけたい性格です。行ったことのない街やカフェ、公園などに出かけ、お気に入りの場所を増やしていくことを楽しんでいます。日本酒が好きで、旅先では必ず地酒を買い求めます。公共交通機関を使って旅行やお出かけをすることも多いので、列車などでの旅を楽しみたいという方の参考になるような記事も書いていきたいと思っています。
http://odekake-ks.jugem.jp/

【奈良】穴場あり!地元民がおすすめする桜の名所8選

奈良県には、吉野をはじめとする桜の名所がたくさんありますが、今回はその中から、奈良在住の筆者が選んだお花見スポットを8か所ご紹介します。多くの人が訪れる有名なス...


青い海を眺めてくつろごう!神戸で海の見えるカフェ4選

港町神戸を散策していると、あちこちにカフェを見かけます。スイーツが人気のお店、紅茶専門のお店など、個性的なカフェも多いのですが、眺望を売りにしたカフェもまた良い...

名所やグルメを満喫!日帰りで和歌山市を観光しよう

和歌山県の観光といえば南紀白浜などが有名ですが、県庁所在地の和歌山市にも観光スポットが意外とあるんです。あまり時間はないけれどリフレッシュしたい!というときに、...

高い場所へもラクラク!関西のロープウェイ・ケーブルカー8選

今回は、関西にあるロープウェイ、ケーブルカーのうち、8か所を紹介します。ロープウェイ、ケーブルカーなら山を登る体力や時間がなくても大丈夫!気軽に登って、山上を散...

夏におすすめ!関西水辺のおでかけスポット9選

今回は、暑い時期にも涼しげな、関西の水辺スポットをご紹介します。風情ある川沿いを散策したり、マス釣りを体験したり、遊覧船に乗ってみたりと、夏ならではのお出かけを...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?