ドイツ・ベルリンでは、「森の劇場」と訳されるヴァルトビューネという会場で、毎年初夏(6月下旬~7月上旬)にたった1日だけ、野外コンサートが催されます。通称「ピクニックコンサート」と呼ばれる、世界で最も知られるオーケストラのひとつであるベルリン・フィルが演奏するコンサートです。クラシック音楽とはいえ敷居が高いものではなく、ビール片手に、ゆったりと楽しめるんですよ!そんなコンサートについてご紹介します。
この記事の目次表示
ピクニックコンサートと呼ばれる野外コンサート
世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィル。ヴァルトビューネで行うコンサートが「ピクニックコンサート」と呼ばれる理由は、会場でコンサートが始まるまでお弁当を広げて食事を楽しんだり、会場内ではソーセージやビールも売られているなど、音楽だけではない楽しみがあるためなのです!
2018年の開催概要
- 開催日程:2018年6月24日(日)
- 会場:ヴァルトビューネ(ベルリン郊外)
- 開場:18時
- 開演:20時15分
- チケット料金:大人1人32ユーロ(約4,320円)〜
森の劇場へ
ドイツ語でヴァルト=森、ビューネ=劇場、という意味のコンサート会場です。ベルリン中心部から市内電車でアクセスできるのですが、森の劇場と呼ばれるにふさわしいとても緑豊かなところです。劇場の最寄駅はPichelsberg(ピシェルスベルク)です。
開演は20時15分ですが、18時から入場できます。それぞれ持参した食べ物や屋台で買ったものなどを食べ、仲間とゆったり過ごしながらコンサートを待ちます。屋外の会場なので、座布団やレジャーシートなど、ピクニック仕様のグッズを持って来ている人も多かったです。
夏は日の長いベルリン。20時とはいえ、まだ明るい中、コンサートは始まります。世界屈指のオーケストラの素晴らしい演奏を開放的な雰囲気で楽しみます。約2万人を収容する施設ですが、演奏中はとても静かな雰囲気が味わえます。静かに音楽を楽しみましょう!
クラシック音楽を自由に楽しむ
様々なしきたりや決まりがあると思われがちなクラシック音楽ですが、ここでは自由に楽しむ雰囲気があります。毎年最後に演奏される、おきまりのアンコール曲「ベルリンの風」では口笛をふいたり、持って来た花火を楽しむ人々も多くいます。
このコンサートの様子を動画でお楽しみください!
野外ならではの楽しみと注意点も
さすが森の劇場で、静かな場面では鳥のさえずりさえも聞こえるような場所ですが、野外なので、急な天候の変化や冷え込みにも注意です。雨が降っても人が多く傘は使えないので、レインジャケットが必須です。クラシックコンサートとはいえ、アウトドア仕様な服装がのぞましいでしょう。
持ち物についての制限
入場前に荷物検査が実施されます。以下のものは持ち込みができませんので、注意しましょう!
- ガラス瓶と飲料缶
- 0.5リットル以上のペットボトル
- 40cm×40cm×35cmよりも大きいカバン
- ノートパソコンやタブレット、プロ仕様のカメラ、自撮り棒、GoProなど
- ヴァルトビューネ
- ドイツ / エンターテイメント
- 住所:Glockenturmstraße 1, 14053 Berlin地図で見る
- Web:http://www.waldbuehne-berlin.de