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ロマンティック街道には古城や中世の街並

【ドイツ】世界最大のクリスマスマーケットをシュトゥットガルトで楽しもう

取材・写真・文:

愛知在住

2019年11月8日更新

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写真:mayuko

ニュルンベルク、ドレスデンと並んで、ドイツ3大クリスマスマーケットの1つに数えられているシュトゥットガルトのクリスマスマーケット。マーケット内が4つのエリアに分かれており、それぞれ特徴ある雰囲気を楽しめます。

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シュトゥットガルトのクリスマスマーケット

  • 写真:mayuko

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは、300年以上続く歴史あるマーケット。毎年11月最終週〜12月23日までの期間、約280の屋台が軒を連ねるもので、世界最大のクリスマスマーケットと言われています(2019年は11月27日〜12月23日の開催)。

ちなみにシュトゥットガルトは、メルセデス・ベンツやポルシェなどの大企業が本社をおく、ドイツ南西部の経済の中心都市です。都市でありながらも丘陵地帯にはブドウ畑が広がり、ワインの生産も盛ん。アクセスはミュンヘンから電車で約2時間の距離にあります。

クリスマスマーケットの会場へは、シュトゥットガルト中央駅から徒歩圏内でアクセス可能。旅行者には、とても便利です。

屋台の屋根に注目!

クリスマスマーケットでぜひ見ていただきたいのが、屋台の屋根の上の飾りつけです。ここのクリスマスマーケットでは、最も装飾が美しい屋台を決めるコンテストを毎年行なっています。そのため、それぞれの店が工夫を凝らした彩り豊かな飾りがクリスマスマーケットを盛り上げています。

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4つのエリアに分かれるクリスマスマーケット

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは範囲に及んでおり、街が丸ごとクリスマスになっているような雰囲気です。エリアが4つに分かれて、それぞれの特徴を楽しむことができます。

シュロス広場

シュトゥットガルト中央駅から一番近い距離にあるのがこちらです。歴史的な建造物とカラフルなデコレーションとのコントラストが印象的なマーケットです。

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ここは観覧車やメリーゴーランド、ミニトレイン、スケートリンクなどアトラクションが設置されて、遊園地のような雰囲気です。暗闇の中で明るい電飾が引き立ち、幻想的な風景が広がっています。

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シラー広場

ドイツの有名な詩人、シラーの銅像がシンボルの広場です。こちらでは飲食店の屋台を多く見かけました。

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クリスマスマーケットに行ったらぜひ、試していただきたいのがグリューワインとブラートヴルストです。

グリューワインは暖かいワインにシナモンなどのスパイスを加えたものです。(約6.5ユーロ/780円)

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クリスマスマーケット散策で冷えた体を芯から温めてくれます。飲み終わったマグカップはお店に返却すると容器代を返却してくれます。もちろん、お土産として記念に持って帰ってもOK。マグカップを持ち帰るビニール袋を持参すると便利です。

ブラートヴルストはパンにドイツソーセージをはさんだものです。(約5ユーロ/600円)

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パリッと焼かれた熱々のソーセージは食べごたえ十分!ケチャップとマスタードはお店のカウンターなどに置いてあるので、自分でお好みの量をかけてください。

マルクト広場

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットのメイン会場となっています。見どころは、市庁舎の窓!1から24まで日付の数字が書かれて、世界最大のアドベントカレンダーに変身します。

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さらに、巨大なくるみ割り人形が置かれるなど、装飾もひときわ華やかなものになっています。

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カールス広場

こちらはフィンランド風のクリスマスマーケットが特徴です。設置されたテントの中にはアクセサリーやおもちゃなどのアンティーク雑貨が所狭しと並べられています。直火焼きのサバやサーモンなどは、こちらのマーケットならではの屋台の食べ物です。他の3つの会場に比べると規模は小さいですが、野趣あふれるマーケットの雰囲気もおもしろいと思います。

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お手洗い問題は心配なし!

寒い中、飲食をしながら歩いていると心配になってくるのが、お手洗いです。クリスマスマーケットの中には、ちゃんとお手洗い施設があるので心配は要りません。会場内でもわかりやすく看板が出ているので、安心して散策してくださいね。

  • 写真:mayuko

おわりに

世界最大のシュトゥットガルトのクリスマスマーケットは、グルメはもちろんのこと、屋台の装飾を見ながら歩いているだけでもおもしろいですし、スケートリンクや観覧車などで童心に戻ることができ、さまざまな楽しみ方ができます。

シュトゥットガルトのクリスマスマーケット
ドイツ / イベント・祭り
住所:Marktpl., 70174 Stuttgart地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

路地裏あるき大好きな、自称☆台湾親善大使☆
台湾のゴハン、優しさとテキトーさを合わせもつ人たち、景色に魅了されて、1年に最低1回は台湾を訪れています。定番の観光スポットからディープな楽しみ方など、いろいろ発信したいです。
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