岐阜
岐阜観光
宿場町や白川郷など、昔ながらの風景を今に残すエリア

【岐阜】オススメの個性的な和菓子屋「ツバメヤ」と「金蝶園」

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:39都道府県

2021年11月22日更新

467view

お気に入り

写真:まき

岐阜にも美味しい和菓子屋は沢山ありますが、今回は個性的な商品が販売されている2つのお店をご紹介しようと思います。「ツバメヤ」ではわらび餅の、「金蝶園総本家」では水まんじゅうの概念が覆され、驚きと感動が味わえますよ♪

この記事の目次表示

ツバメヤ 柳ヶ瀬本店

  • 写真:まき

まずは、岐阜市にあるツバメヤのご紹介です。こちらの名物は「わらび餅(999円)」。口の中でとろけるような食感のわらび餅に、深煎りの香ばしいきな粉がまぶしてあるのですが、蓋を開けてもきな粉が多すぎてわらび餅は見えません!

  • 写真:まき
  • 写真:まき

まるで宝探しのようにワクワクしつつ、丁寧に探りながらトロ~リフワフワのわらび餅をお皿に取り分けます。10個のわらび餅が入っています。

  • 写真:まき

1個の大きさは、なんと約35g!3口くらいで食べなければならないほどのビッグサイズです。上の写真を撮影した後に更にきな粉を乗せていただきましたが、息を止めて口に運ばないと、きめ細かなきな粉が周りに飛び散ってしまいます(笑)。黒文字が付いていますが、お箸のほうがしっかり掴めて食べやすかったです。自然な程よい甘味がなんとも美味しく、滑らかな口どけ♪

15℃以下での保存を推奨されていて、わらび餅1箱につき1つ保冷剤をつけてくださいます。長時間の移動になりそうなら、保冷バッグをお忘れなく。日持ちは当日を含めて3日との事ですが、やはり当日のほうが独特の食感が感じられて心に残ると思います。

  • 写真:まき

適量のきな粉を乗せていただいても、これだけのきな粉が余りますが、【きな粉のお手軽活用法&簡単おやつレシピ】がホームページで紹介されていますので、ご参考になさってください。

商品一覧はこちら

お店の場所や雰囲気など

  • 写真:まきお店の外観
  • 写真:まき店内の様子

2020年に、柳ケ瀬商店街の神田町通り沿いに移転。まだ新しく、ナチュラルでスタイリッシュな外観です。最寄りの名鉄岐阜駅からは徒歩約10分。車でいらっしゃるかたは駐車場がありませんので、周辺の有料駐車場に停めてください。

当日に電話予約もできますので、直接お店にお問い合わせくださいね。お取り寄せもできますよ。

ツバメヤ 柳ヶ瀬本店
岐阜市 / 和菓子 / 和菓子店
住所:岐阜県岐阜市神田町4-13地図で見る
電話:058-265-1278
Web:http://tsubame-ya.jp/

金蝶園総本家 大垣東店

  • 写真:まき
  • 写真:まき

金蝶園は、創業が寛政10年(1798年)という、岐阜では誰もが知る老舗和菓子店です。名物は、通年販売されている「金蝶園饅頭」(1個135円)。愛らしい一口サイズのお饅頭で、フワッとお酒の香りがする皮に、しっとりしつつフワッと溶ける滑らかなこし餡が包み込まれています。

金蝶園の美味しさの秘密は、その餡にあります。小豆に含まれる渋み成分を取り除くため、小豆を水から沸騰させた後、ゆで汁を捨てて新しい水を加えて煮る「渋切り」という工程があります。通常は1~2回繰り返すところ、金蝶園では3~4回行った上に、大量の水にさらして短時間で冷やすため、さっぱりとして風味も良い餡が仕上がるそうです。

  • 写真:まき
  • 写真:まき

その他にも、写真左側の金蝶園最中(1個129円)のほか、季節の和菓子としては右側の若あゆ(1個151円)なども販売されています。

4〜9月限定「水まんじゅう」

期間限定ではありますが、金蝶園のもう一つの名物といえば「水まんじゅう」。夏に食べたくなる、さっぱりとした冷たい和菓子で4~9月に販売されています。

中でもこのお店でしか味わえない名物が「オオガキ珈琲水まんじゅう(4個561円)」。大垣藩出身の蘭学者である宇田川榕菴が「珈琲」という字を創り出したことにちなんで、コーヒー味が誕生したそうです。

  • 写真:まき
  • 写真:まき

つるりとした食感でほろ苦いコーヒー味の葛と中のこし餡が意外にも相性が良く、苦みと甘味のバランスにこだわりが感じられます。そして生クリームをかけていただくとまろやかさも加わって至福の味わいに!一番人気は「こし餡」だそうで、毎年「オオガキ珈琲水まんじゅう」をお目当てにされる方も多いのだとか。

その他にも様々な水まんじゅうが販売されています。(こし餡4個、こし餡・抹茶餡・季節餡2個入り計4個など、共に518円)

  • 写真:まき詰め合わせてもらいました(左上から時計回りにオオガキ珈琲水まんじゅう・こし餡・塩レモン餡・ソーダ&レモン)
  • 写真:まきソーダ&レモンの断面

お店の外では勢いよく湧き出る「菓生の泉」が見られ、同じ湧水が店内にも!水槽の中で、お猪口に入って清らかな水で冷やされている水まんじゅうの様子はなんとも涼しげで、水の都大垣ならではの光景ですね。

  • 写真:まきお店入ってすぐの水槽
  • 写真:まき菓生の泉(かしょうのいずみ)

水まんじゅうは常温保存し、召し上がる前に30分程度冷蔵庫で冷やすと良いそうです。水まんじゅうをイートインする際には、小さく砕いた氷(もちろん大垣の湧水)と湧水の中に水まんじゅうを入れて提供されます。ご自宅でも同じようにして、フォークを使って氷水の中で切り、口に運ぶと一層涼やかさを感じられますね♪

お店の場所や雰囲気など

  • 写真:まきお店の外観
  • 写真:まき店内の様子
  • 写真:まき店内の様子

外観はモダンで、店内は木のぬくもりが感じられます。大通り沿いにあるので行きやすく、駐車場は約10台分完備。当日に電話予約もできますよ。

注文とお会計を済ませから、店内のイートインスペースでお菓子を味わうこともできます。

  • 写真:まき
メニューの一例
・水まんじゅう2個(こし餡・抹茶餡)と緑茶のセット:407円
・水まんじゅう3個(こし餡・抹茶餡・季節の餡)と緑茶のセット:539円
・上生菓子1個と抹茶のセット:737円
・抹茶:451円
・コーヒーと紅茶(ホット・アイス):各275円
通年のお菓子商品一覧はこちら
季節のお菓子商品一覧はこちら
金蝶園総本家 大垣東店
大垣市 / 和菓子 / 和菓子店
住所:岐阜県大垣市長沢町4-35-1地図で見る
電話:0584-81-9780
Web:http://www.kinchouen.co.jp/

おわりに

いかがでしたか?これらのお店ならではの和菓子を購入したくなったのではないでしょうか。和菓子は季節を感じられるものもあり、ホッと一息つきたい時のお供に最適ですね。日頃の疲れが癒されて、心ほぐれるひと時が過ごせますよ♪

次のページを読む

岐阜の旅行予約はこちら


岐阜のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

岐阜のホテルを探す

岐阜の航空券を探す

岐阜の現地アクティビティを探す

岐阜のレンタカーを探す

岐阜の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【奈良井・妻籠・馬籠】木曽三大宿場で見たい、食べたい、買いたい物

中山道は江戸時代の五街道の1つで、東海道と共に江戸と京都を結ぶ大動脈でした。江戸日本橋を起点として、京都まで132里(約530km)の道程には、69の宿場が設け...


岐阜のおすすめお土産18選!岐阜で買うべき厳選お土産特集

岐阜・中津川の銘菓栗きんとんや、『秘密のケンミンSHOW』でも紹介された人気グルメ、岐阜の特産品を生かしたスイーツなど、岐阜で買うべきおすすめのお土産を厳選して...

インスタ映えから変わり種まで!全国のご当地ソフトクリーム24選

特産のオリーブオイルがかかったオリーブソフトや、金箔一枚が贅沢にのった金箔ソフト、名産の二十世紀梨のピューレがたっぷり入った梨ソフトクリームまで、旅先で食べたく...

岐阜のローカル線・魅力溢れる「長良川鉄道」沿線案内

岐阜県を流れる清流「長良川」に沿って走る長良川鉄道は、魅力いっぱいの観光スポットを持つ鉄道です。今回は魅力溢れる長良川鉄道の歴史や沿線概要とともに、沿線の観光ス...

【岐阜】自然豊かな町「中津川」の魅力スポット!

岐阜県の最東部、長野県との県境にある「中津川市」は、周りを山々に囲まれ、清流がいくつも流れる自然豊かなエリアです。今回は、自然や歴史、名産品など「中津川市」の魅...

この記事を書いたトラベルライター

☆嬉しい!☆美味しい!☆幸せ!☆
おでかけと旅行が好き&美味しいものが好き&楽しいことも好き!
そんな私が主人と出会って、ますますそれらがエスカレートしちゃいました(笑)
25年以上、食に関する仕事をしていますので一番の得意分野はズバリ「グルメ」♪
皆さまに沢山の美味しいお店や素敵なスポットをご紹介できるといいな、と思います。
そして実際に足を運んでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません♡
http://maki1118.blog.so-net.ne.jp/

【宝塚北サービスエリア】グルメ&見所、お土産13選!

宝塚北サービスエリアは、トイレ休憩だけを目的にするのは勿体ない!西日本最大級の店舗棟面積や駐車台数があると言われるだけあり、グルメやお土産なども充実しています。...


【明石】地元民がオススメする魚の棚商店街の歩き方徹底ガイド!

明石市民は「魚の棚商店街」のことを「うおんたな」という愛称で呼んでいます。明石在住40年以上の筆者が、明石ならではのお店が目白押しの「うおんたな」の魅力をたっぷ...


【滋賀県】「う嵐 (旧店名:う晴)」の絶品うなぎ料理!徹底解説

鰻は土用の丑の日に食べることが多いですが、天然の鰻は冬眠に備えて栄養を蓄え、安定して脂の乗っている冬もオススメ!季節を感じながらいただく国産鰻の繊細さに魅せられ...

兵庫県在住の神戸大好きライターがオススメする、日本の豚まん発祥の地【神戸】の豚まんベスト5!

豚まんは、1915年に中国から神戸へ伝わり、やがて全国へと広がった食べ物の1つなのをご存知でしょうか?神戸っ子には、それぞれにお気に入りのお店があります!ウスタ...

【滋賀】近江八幡を代表する有名店「ラコリーナ近江八幡」と「カネ吉山本」で買えるお土産10選

老舗菓子店「たねや」グループのフラッグシップショップ「ラコリーナ近江八幡」と、近江牛を販売する「カネ吉山本」は、近江八幡を代表する有名店です。これらのお店で買え...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります