京都に春を呼ぶ風物詩と言われる「都をどり」の開催に合わせて祇園甲部歌舞連場では、都をどり特別展「祇園・花の宴」が約2ヶ月おこなわれます。また併設するフォーエバー現代美術館では、「草間彌生・花の間展」も開催。足を踏み入れるだけでも京都らしさを感じられる施設で、舞妓さんや芸妓さんに会ってみませんか?
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京都祇園で春を迎える
京に春を呼ぶ風物詩「都をどり」
明治5年より始まった「都をどり」は、京都の五花街のひとつ・祇園甲部(祇園甲部歌舞会)が毎年4月1日から4月30日まで祇園甲部歌舞練場で行っている京都の春の風物詩。
簡単に言うと、祇園甲部という花街に所属する芸妓さん・舞妓さんが出演する舞台のことです。2017年度からは、祇園甲部歌舞練場の耐震工事に伴い京都芸術劇場春秋座で行われています
都をどり特別展「祇園・花の宴」
「都をどり」に合わせて開催される都をどり特別展「祇園・花の宴」は、耐震工事中も花街を盛り上げたいと願う祇園甲部の方々により始められた祇園の新たなイベントで、2018年で2回目の開催だそうです。
入り口では草間彌生作品がお出迎え
また祇園甲部歌舞練場に併設されているフォーエバー現代美術館でも、「祇園・花の宴」イベントの一環として、常設されている草間彌生さんの作品の中から花をモチーフにした作品だけを集めた「草間彌生・花の間展」が開催されています。建物の入り口横にも、おなじみのカボチャが展示されていますよ。
和の空間が広がる美術館では常設展示作品29点に加え、花の間では花をモチーフにした作品47点+他3点の計79点が展示されており、見ごたえ抜群です。
芸舞妓さんの着物や小道具を「都をどり衣装展」でじっくり見るチャンス!
歌舞練場内2階の大広間では、芸舞妓さんが実際に着用している衣装・小道具展示や、祇園甲部歌舞練場の構造模型、都をどり・祇園町映像の放映を見ることができます。
40年前から今に至る花街の姿をめぐる「溝縁ひろし写真展」
歌舞練場内で同時開催している祇園町・都をどりをテーマにした溝縁ひろし写真展では、40年にもわたる花街の様子が記録されており、その時代にタイムスリップしたかのような気分に浸れます。
SNS映え間違いなしミュージアムカフェ
先述したフォーエバー現代美術館には、ミュージアムカフェ「NORTHSHORE」が併設されています。こちらでは草間彌生さんの作品をイメージしたスイーツをはじめ、見た目もボリュームも大満足なメニューが豊富に揃っています!忘れずにチェックしたいところですね。
2018年4月開催の注目イベント
「京舞の披露」で芸妓さん・舞妓さんに会えて記念撮影も!?
2018年4月には、特設ミニ舞台において芸妓さん・舞妓さんによる京舞の披露があります。約15分間の舞とのことですが、舞の後には芸舞妓さんとの記念撮影ができるので、普段見る機会がない人には特別な体験になること間違いなしですね!
舞の時間
11:30〜 13:00〜 14:30〜 16:00〜 17:00〜
(各回約15分/記念撮影は有料・整理券配布)
京の老舗が顔を揃える「百味会」
京都の老舗グルメだけが集まった会、京名物「百味会」による展示と銘菓などの物販も4月限定で開催されます。
お庭を見ながら!数量限定特製弁当
「百味会」では、庭園を見ながら老舗の味が楽しめる京名物百味会特製弁当も販売されます。辻留、中村楼、萬亀楼、竹茂楼、平八茶屋、瓢亭、菱岩などの老舗料亭が手掛ける特製弁当は、数量限定。
予約受付は5日前まで、当日支払い3,000円(税込)で、メールまたはFAXでの申し込みで先着順です。
日によってどのお店のお弁当が販売されるか決まっているそうなので、花の宴WEBサイトをチェックしてくださいね!なお保健衛生上、お持ち帰りはNGです。
京都の春はもう目の前!
特別展「祇園・花の宴」の入場料や開催概要は以下の通りです。なお、京都芸術劇場春秋座で開催の「都をどり」観覧券をお持ちの方は提示すると無料で入館できます。
「祇園・花の宴」
開館時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
休 館 日:なし
入 館 料:一般1,500円/中高生1,000円
W E B:http://yasakaclub.jp/
石畳の花見小路を真っ直ぐ歩いた先にある祇園甲部歌舞練場へ、京都の春を感じに行ってみてはいかがでしょうか?
- 祇園甲部歌舞練場
- 東山・祇園 / エンターテイメント
- 住所:京都府京都市東山区祇園町南側570−2地図で見る
- 電話:(075)561-1115
- Web:http://www.miyako-odori.jp/index.html
- 【閉館】フォーエバー現代美術館 祇園・京都
- 東山・祇園
- 住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-2地図で見る
- 電話:075-532-0270
- Web:http://www.fmoca.jp/