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【4】S-Lab 境町地場産品研究開発施設 ※外観のみ
【3】でご紹介した「S-Gallery 粛粲寶美術館」の真横に位置する建物です。ここは町の新たな特産品を発信するべく研究を行う施設で、一般の方は入れません。スタンプラリーに参加する方は、出入口付近にスタンプ台が設置されていますので、そちらを利用しましょう。
【2】でご紹介した「HOSHIIMONO 100 Café」の干し芋は、こちらの施設で商品開発されたそうです。筆者が外から見た際も、中ではサツマイモを並べている様子が伺えました。町内産のブドウを使ったワインの醸造も開発中なのだとか。
- S-Lab 境町地場産品研究開発施設
- 茨城 / 建造物
- 住所:茨城県猿島郡境町坂花町1455-1地図で見る
【5】さかい河岸レストラン 茶蔵
蔵がテーマとなった、二階建ての「食のスポット」です。具体的には、1階にはお惣菜テイクアウト専門店が、2階には鉄板焼き専門店があります。2021年6月に訪問した際は、鉄板焼きについては、コロナウイルス感染症対策の関係で営業自粛されていました。
ご紹介中の6つの建築のなかで、最も規模が大きい建物です。
蔵をイメージしたということで、羽のようなものが付いた外観が特徴的。内観は天井が高く、照明やカーテンがお洒落に配置されています。
1階のお惣菜テイクアウト専門店では、地元産野菜を使ったサラダを中心に、30種類以上のメニューが用意されているそうです。筆者は「デリセット(950円)」を注文しました。6種類のお惣菜を頂くことができ、見た目も華やかです。
手作りの焼き菓子も購入できます。「ピーナツバター味噌クッキー(129円/袋)」は、添加物不使用でヘルシーなスイーツ。ソフトな食感が新しく、味わい深いです。その他にもスコーンやグラノーラなどがあります。購入したお菓子を中庭で食べるなど、おやつタイムも楽しめます。
- さかい河岸レストラン 茶蔵
- 茨城 / デリカテッセン
- 住所:茨城県猿島郡境町1341-1地図で見る
- 電話:0280-33-6605
- Web:https://www.sakaimachi.co.jp/chagura/
【6】モンテネグロ会館
境町とアルゼンチンの交流の歴史を紹介するギャラリーです。チャレンジショップも併設されており、2021年7月現在は、さしま茶を味わえるカフェ(茶café & shop chabako)が入っています。
もともと1937年に建てられた木造平屋で、地域の会館として利用されてきましたが、老朽化が問題視されていました。そこで隈研吾氏が改築に携わり、2020年にリニューアルオープンしたそうです。点々と古い素材が使われていて歴史を感じられつつ、モダンな雰囲気に仕上がっています。
境町とアルゼンチンとの友好交流の歴史は、幕末から始まりました。ペリー来航の際に同行したアルゼンチン人船員と、境町出身の藩士が交流したことをきっかけに、1935年に船員の孫であるモンテネグロ氏が境町にやって来たことから、本格交流が始まったそうです。
- モンテネグロ会館
- 茨城 / 博物館
- 住所:茨城県猿島郡境町上小橋446-4地図で見る
- 電話:050-3138-2885
- Web:https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/sp/page/page0...
合わせて行きたい「さかい河岸ベーカリー(河岸の駅さかい内)」
隈研吾氏の建築物ではありませんが、おすすめのスポットを一か所ご紹介します。
「河岸の駅さかい」は、地域活性化の活動拠点となる複合施設です。1階にはベーカリーが、2階にはシェアオフィスが入っています。明治時代から続く老舗和菓子屋の店舗をリノベしたそうで、趣たっぷりの空間です。
1階にある「さかい河岸ベーカリー」は、手作りの無添加パン屋さん。小麦粉には地元産の「ゆめかおり」を使用しており、お惣菜系パンからハード系パンまで幅広く揃います。
「季節野菜のタルティーヌ(238円)」は、薄切りのハードパンに、トマト、チーズ、オイルがたっぷりのった贅沢な一品です。
- さかい河岸ベーカリー
- 茨城 / パン・サンドイッチ / パン屋
- 住所:茨城県猿島郡境町1597地図で見る
- 電話:0280-33-6055
- Web:https://www.sakaimachi.co.jp/kashinoeki/bakery.htm...
- 河岸の駅さかい
- 茨城 / その他スポット
- 住所:茨城県猿島郡境町1597地図で見る
- 電話:0280-33-6055
- Web:https://www.sakaimachi.co.jp/kashinoeki/
所要時間・移動手段
ここまでご紹介してきたスポットを巡るのに、ゆっくり見て約4時間(9時30分~13時30分頃)を要しました。ショッピング、ランチ、お茶の時間などをじっくり確保してこの時間です。巡る順路は、上述した【1】~【6】の順番だと効率的でしょう。
移動手段については、筆者は二人用自転車にしてみました。【1】~【5】については、自転車もしくは徒歩で散策可能です。【6】だけ場所が離れているので、車移動がおすすめ。ちなみに二人用自転車は操作が難しいです。
レンタサイクルについては、「道の駅さかい」で貸出を行っています。レジにいるスタッフさんに声をかければ対応して下さいます。
利用可能時間:9~17時半(当日限り)
●一人用自転車(1台)…最初の2時間200円(以降1時間100円)
●二人用自転車(1台)…最初の2時間500円(以降1時間250円)
●電動自転車(1台)…最初の2時間500円(以降1時間250円)
●利根川1日満喫プラン…電動自転車1日乗り放題で2,000円(道の駅さかい買い物券1,000円付/さしま茶ペット1本付)※本プランは予約(0280-87-5011)がおすすめ(空車があれば当日も可)
この記事を書いたトラベルライターから一言
「道の駅さかい」の一角に、沖縄県国頭村(くにがみそん)のアンテナショップが入っています。国頭村は、沖縄県の最北端に位置する自然豊かな地域です。「道の駅ゆいゆい国頭」と「道の駅さかい」が友好交流協定を結んだことで、2020年にショップがオープンすることになったそうです。関東に滞在しつつ、沖縄へ瞬間移動した気持ちになりました。めんそーれ!(菊地早秋)