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【茨城】缶詰好き必見!直売所なのに缶詰が買いたくなる「やさいの声」

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:44都道府県

2021年3月3日更新

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写真:菊地早秋

農産物直売所である「やさいの声」では、地元野菜や果物が手に入るのはもちろん、魚の缶詰が数え切れないほど販売されています。これには店長さんの缶詰に対する熱い想いが込められています。この記事では、「やさいの声」とはどんなお店なのか?どんな缶詰が買えるのか?アクセス方法等をご紹介していきます。

この記事の目次表示

「やさいの声」とは

茨城県行方市(なめがたし)に位置する、ローカルな農産物直売所です。地域の方が持ち寄った新鮮な野菜、お米、果物が買えるほか、調味料、漬物、焼き菓子など加工品も取り扱っています。2021年現在で、開店10年目になるそうです。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声

行方市は、全国で二番目に大きな湖である霞ヶ浦(かすみがうら)に面した自然豊かな地域です。特にサツマイモの生産が盛んで、シーズンになると畑いっぱいにサツマイモの葉が茂っている様子を見ることができます。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声

もちろん「やさいの声」でもサツマイモを取り扱っています。さらに、店長さんが考案したという「溶岩焼き芋」にも注目です。普通の石ではなく、なんと本物の溶岩を使って焼き芋を作っているのだそう。しっとりした歯ごたえと上品な味に仕上がっていて、絶品です。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(溶岩焼き芋)
  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(溶岩焼き芋)
  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(溶岩焼き芋・340円/袋)

そして「やさいの声」の目玉とも言えるのが、魚の缶詰です!農産物直売所なのに缶詰?と少し不思議に感じますよね。ですが、店内には確かに数え切れないほどの魚の缶詰が並んでいるのです。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声

ということで、以下から缶詰について詳しくご紹介していきます!

魚の缶詰がたくさん

ローカルな農産物直売所としては意外ですが、店長さんの缶詰愛がとても強いことから、店内奥に広々と缶詰コーナーが設けられています。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(缶詰コーナー)

コメント付きのポップがあちこちに設置されていて、そこでも店長さんご自身の缶詰好きについて触れられています。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(手描きポップ)

全国各地から取り寄せた缶詰をご自身で召し上がっていて、本当に気に入ったものだけを揃えているのだとか。手描きのポップを読めば、どの缶詰がどうおすすめなのか、一目で分かるよう工夫されています。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(手描きポップ)

ちなみに置かれている缶詰の内容は、すべてお魚です。例えばサバ、イワシなど魚の缶詰と言えば一般的なものから、サケ、サンマ、クジラなど缶詰としては珍しいものまで勢揃いです。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(いわし缶コーナー)
  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(さんま缶・くじら缶コーナー)

更には、名前を聞いたことがないお魚の缶詰も取り扱っています。それが「今朝の浜」シリーズです。筆者が訪問した際は、このシリーズだけでも32種類の魚の取扱いがありました。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(缶詰「今朝の浜」)

ほとんど耳にしたことがない珍しい魚ばかりです。例えば、つむぶり、こち、ぎんばとう、きんたろう、めんたい、ほうぼう、ゆめかさご、等々。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(缶詰「今朝の浜」)

「今朝の浜」シリーズにこれだけ種類があるのには理由があるそうです。実は、漁師さんの間ではよく食べられている美味な魚でも、骨が多くて食べにくく市場では売れないなど事情がある魚が多数いるのだそう。

そういった事情のある魚でも缶詰に仕立てることで食べやすくなり、水揚げされた魚も無駄になりません。いろいろな魚を知るきっかけにもなり、海の資源を大切にしたくなるSDGsを感じるシリーズですね。

店長さんおすすめの缶詰

各缶詰のおすすめポイントが手描きポップに書いてあるとはいえ、実際どれを買おうか迷ってしまうと思います。そんな時は、店長さんを呼んでアドバイスをもらいましょう。

店長さんは2021年現在、オーナーご夫妻に任されて、ほぼ一人でお店を回していらっしゃるのだとか。缶詰について分からないことがあれば、とても丁寧に熱く語って下さいます。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(魚の缶詰)

筆者も、店長さんにおすすめして頂いたものと、自分が欲しいと感じたものを購入させて頂きました。以下から一つ一つの缶詰について、具体的にご紹介します。

「海缶」590円

こちらはノルウェー産の大きな鯖(王鯖)が使われた商品だそうです。ネットでも話題沸騰中の大人気の一品なのだとか。水煮と醤油煮の二種類があります。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(海缶)

店長さんのおすすめは醤油煮とのことで、そちらを頂きました。ほんのり甘じょっぱい味付きですが、体に優しい無添加です。脂のノリが贅沢で臭みが全くなく、本当に缶詰なの?と疑うほど本格的な仕上がり。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(海缶)

「今朝の浜」540円

島根県浜田港で水揚げされた、四季折々の魚が詰まったシリーズ。漁師さんの間では一般的でも、市場にはなかなか出回ってこない珍しい魚たちの缶詰です。在庫はあるだけで「やさいの声」でも次の入荷は未定なのだとか。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(今朝の浜)

今回店長さんにおすすめして頂いたのは、「ひらあじ」でした。こちらの缶詰を炊き込みご飯にすると美味しいということで、さっそくアジ飯を作りました。魚の出汁が炊飯器いっぱいに染み渡り、絶品です。

  • 写真:菊地早秋今朝の浜(ひらあじ)で炊き込みご飯
  • 写真:菊地早秋今朝の浜(ひらあじ)
  • 写真:菊地早秋今朝の浜(ひらあじ)

そのまま食べても美味しいですが、「今朝の浜」シリーズは種類が豊富なので、魚によって調理方法を変えてみるのが良いそう。筆者も炊き込みご飯のほか、グリル焼き、蒸し焼きなどを試しました。

  • 写真:菊地早秋今朝の浜(きんたろう)
  • 写真:菊地早秋今朝の浜(ぎんばとう)

「ヤマメ鯖缶(水煮)」400円

こちらを食べると、他の鯖缶が食べられなくなるほどクセになるそうです。パサパサ感が全くないのだとか。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(ヤマメ鯖缶)

実際缶詰を開けてみると、たっぷりと脂が染み出ていてトロトロな様子。シンプルな水煮ですが、シンプルだからこそ鯖の旨味と柔らかさが際立つ一品です。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(ヤマメ鯖缶)

「根室さけ(からふとます)水煮」590円

6月が旬のからふとますを、一年間熟成してから出荷しているそうです。手描きポップによると、店長さん的にはさけの缶詰ではナンバー1の一品なのだとか。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(根室さけ・からふとます水煮)

さけの缶詰といえば「中骨」をよく見かけますが、身自体が缶詰になっているのは珍しいですね。フタを開けると大きな身が出てきました。ふわふわで柔らかく、優しい味が印象的です。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(根室さけ・からふとます水煮)

「花咲くさんま(水煮)」380円

「株式会社マルユウ」が販売しており、店長さんによると、この会社のサンマ缶シリーズはとてもおすすめなのだとか。大きさの基準を満たした限定さんまの缶詰を販売することもあるそうです。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(株式会社マルユウのさんま缶)

「花咲くさんま」は、綺麗に手詰めされた心のこもった一品です。フタを開けると、まるで本当に花が咲いたように見えるところがポイント。さんま缶独特の臭みも感じられず、生でも美味しく頂けます。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(花咲くさんま・水煮)

その他

「焼き鯖のアヒージョ(290円)」は、オリーブオイルとにんにくが見事なハーモニーを織りなす一品。店長さんが、この缶詰を販売する「高木商店」のファンになったきっかけとなった商品だそうです。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(焼き鯖のアヒージョ)

「くじらのアヒージョ」「くじらとら~油」は、クジラ肉を使用した缶詰で、なかなか手に入らない貴重品です。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(くじらのアヒージョ/くじらとら~油)

その他にも、ここでは語り切れないほどの種類の缶詰がありますので、ぜひ現地で店長さんのお話を伺ってみて下さいね!

アクセス・駐車場

「やさいの声」は茨城県行方市(なめがたし)に位置しています。行方市内には電車の駅がありませんので、お車での訪問がベストです。

東京方面(東関東自動車道)からだと潮来インターを降りて、約35分で到着です。北関東自動車道からだと鉾田インターを降りて、約30分で到着です。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(店内全体の様子)

駐車場は広く設けられていますので、停車しやすいです。「農産物直売所やさいの声」という大きな看板が目印になります。

  • 写真:菊地早秋農産物直売所やさいの声(駐車場)
農産物直売所 やさいの声
茨城 / ファーマーズマーケット / おみやげ屋
住所:行方市麻生3292-39地図で見る
電話:0299-72-0831
Web:https://www.ibaraki-shokusai.net/shops3.php?code=9...

この記事を書いたトラベルライターから一言

  • 写真:菊地早秋今朝の浜(ひらあじ)

初めて「やさいの声」を訪問した時から、店長さんの缶詰に対する愛情に驚くばかりです。お話を聞いているうちにどんどん缶詰を買いたくなってきてしまいます。おすすめしてくださる缶詰にハズレは無く、どれを食べても美味しいです。また、食べ方まできちんと指導してくださるところがまた有難いです。個人的には、缶詰を炊き込みご飯に利用するアイディアは初めて聞いたので衝撃でした。いつもの食卓がパッと華やかになりました。(菊地早秋)

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※この記事は2021年3月2日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
海に囲まれた故郷で育ち、いくつになっても自然を求め旅をしています。これまで国内44県、海外は13か国を訪れました。その土地に根付く食を探るのも楽しみのひとつです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・食文化、地域で頑張る飲食店

▶tripnote外の活動
・H29.07- 足立区浴場組合フリペ「銭湯といえば足立」連載中
・R02.02- ブログサイト「古民家移住の教科書」開設・更新中

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019年上半期」審査員特別賞
https://kominkaijyu.com

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