皆さんは、特定の分野が好きすぎて、知識をより深めたいと思ったことはありませんか?今回は、筆者が旅行業界を目指す専門学校に通い、或いは、自主的に取得した資格の中から、国内旅行が好きな方にオススメする資格や検定を5つ紹介していきます。
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【1】国内旅行業務取扱管理者(こくないりょこうぎょうむとりあつかいかんりしゃ)
国内旅行業務取扱管理者は、国内旅行を取り扱う旅行会社や店舗、旅行代理店等に、最低1名以上その資格保有者がいる必要があります(海外旅行も取り扱う場合は、総合旅行業務取扱管理者の資格が必要)。ですので、旅行業界を目指している人が先ず取得すべき資格です。
年に1回試験があり、旅行業法、旅行業約款(りょこうぎょうやっかん)、航空会社やフェリー会社等の運送約款(うんそうやっかん)、ホテルや旅館の宿泊約款(しゅくはくやっかん)、日本全国の観光資源(観光スポット、お祭り、郷土料理、世界遺産等)、JRや飛行機、フェリーの運賃・料金の求め方や知識等が問われ、マークシート形式で解答します。
合格者には、合格証が手元に届きます。
旅行業界を目指していなくても、私たちが旅行を予約する場面や実際に旅行する場面で、知っておけば役立つ知識が満載なので、純粋に旅行が好きな方にオススメです。
【2】旅行地理検定
旅行地理検定は海外と国内に分かれており、各4級~1級まであります。筆者が取得した国内3級は、先述した、国内旅行業務取扱管理者で問われる「日本全国の観光資源」と同レベルですが、問題数が多く事細かく問われます。
解答はマークシート形式で合否通知書が届き、合格した場合は、希望すると合格証の発行をしてもらえます。
【3】観光英語検定
観光英語検定はその名の通り、旅行や観光をする場面で使える英語の検定です。
国内旅行にはなくても差し支えのない検定ですが、3級であれば国内の電車やバス等の車内、駅の電光掲示板で流れている英語が理解でき、今までと違った角度から旅行を楽しめます。
出題方式は筆記とリスニングで、合格すると合格証を貰えます。
【4】温泉ソムリエ
温泉ソムリエは、温泉の定義や正しい入浴法、温泉分析書の読解等、温泉について学べる資格です。今まで何気なく入っていた温泉が、温泉ソムリエになることにより、その温泉の特徴(泉質や適応症等)を理解して入浴を楽しめます。
温泉好きの方はもちろんのこと、温泉宿や日帰り温泉施設関係者、芸能人やゆるキャラまでもが温泉ソムリエに認定されています。
主に東京で開催されている温泉ソムリエ認定セミナーに参加すると、セミナー終了時に認定証と「温泉ソムリエの入浴5か条」が書かれた認定タオルを貰えます。
温泉ソムリエになった方で温泉の知識をより深めたい場合、ステップアップセミナーを受講すると、温泉ソムリエマスターに認定されます。
【5】温泉観光実践士(おんせんかんこうじっせんし)
温泉観光実践士は、温泉のあらゆる分野に詳しい方々が講師として登壇する、温泉観光実践士養成講座を2日間受けます。年3回開催され、そのうち毎年最後の開催は、主に東京で行われます。
その時々で講義内容が変わりますが、筆者が受講した時は、温泉地と旅行企画、温泉と健康、温泉の歴史、ペッパー君(ロボット)が温泉施設にあることで得られる効果、観光地や温泉地の活性化法、東京・蒲田にある銭湯のお話、温泉旅館の経営について等の内容でした。
温泉について、あらゆる視点から知ることが出来るので、温泉が好きな方は受ける価値がある資格です。
全ての講義が終わると、認定証が手渡されます。
さいごに
勉強をして試験に臨むタイプと、セミナーや講義を受講するタイプの資格や検定がありますが、どちらも取得すれば国内旅行で役立つ知識が身に付きます。また今回紹介した以外にも、国内旅行に役立つ資格や検定もあります。
もし興味を持った資格や検定がありましたら、自分のレベルに合わせてトライし、国内旅行を今まで以上に楽しく充実させてみませんか?