東洋のガラパゴスと言われる奄美大島。豊かな自然と個性的な島文化で、素敵な魅力にあふれています。奄美でしか見られないもの、奄美だからできること、奄美大島を訪れたら、絶対に体験したい8つの事に挑戦して思い出を作りましょう。
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【1】希少動物に出会いたい!
奄美大島に広がる亜熱帯の森には、島独自の固有種や、国内では希少な野生動物が数多く生息しています。特に珍しい植物の宝庫「金作原(きんさくばる)原生林」には手つかずの自然が残っていますが、危険も多く、個人で足を踏み入れることは推奨されていないので、ハードルが高くなります。
しかし!諦めるのは早すぎます。「野生」にこだわらなければ、奄美大島の中心地・名瀬(なぜ)周辺でも、希少動物の姿をみることは可能なのです!「それはないだろう!」と、突っ込みながら読んでいただけたらと思います。
ウミガメ@海洋展示館
「海洋展示館」では、ウミガメの餌付けができます。年齢も様々なウミガメたちは、年老いてくると餌にもなかなか近寄れず、「がんばれ!」と応援したくなります。運がよければ、海岸で保護されたウミガメの赤ちゃんに会えるかもしれません。小さな姿で一生懸命に泳ぐ姿は胸キュンものです。
- 奄美海洋展示館
- 鹿児島 / 水族館 / 雨の日観光
- 住所:鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜 701-1地図で見る
- 電話:0997-55-6000
- Web:https://www.ohama.marutani-amami.com/ocean-exhibit...
野鳥@潮の森マングローブパーク
「黒潮の森マングローブパーク」には、上空からマングローブの森を見渡せる展望台があるのですが、周辺では、鳥のさえずりがたくさん聞こえてきます。静かに行動していると、貴重な鳥に会えるかもしれません。筆者が見つけたのは、国指定の天然記念物、キツツキの仲間のオーストンオオアカゲラです。どこからかドラミング(木をつつく音)が聞こえたら、探してみてくださいね。
- 黒潮の森マングローブパーク
- 鹿児島 / 公園 / 体験・アクティビティ / 遊び場
- 住所:鹿児島県奄美市住用町石原478番地地図で見る
- 電話:0997-56-3355
- Web:http://www.mangrovepark.com/
天然記念物とレッドリスト@奄美博物館
はく製になってしまいますが、「奄美博物館」には、奄美大島のみに生息する天然記念物の鳥ルリカケスや、生きた化石とも言われる特別天然記念物のアマミノクロウサギが展示されています。そんな中での必見は、レッドリストにも登録されていて、地球上で奄美大島と沖縄本島にしか生息していない両生類イシカワガエルが、飼育展示されています。また、アマミノクロウサギに関しては、奄美空港の搭乗ロビーでも映像が流れています。
- 奄美市立奄美博物館
- 鹿児島 / 雨の日観光 / 博物館 / 穴場観光スポット
- 住所:奄美市名瀬長浜町517番地地図で見る
- 電話:0997-54-1210
- Web:https://www.city.amami.lg.jp/bunka/kyoiku/bunka/ha...
ハブ@スーパー、原ハブ屋奄美
奄美大島には、猛毒を持つハブが、なんと25万匹も生息していると言われています。夜行性ですが、どこにいてもおかしくないらしいので、気をつける必要があります。筆者は、会わずにすみましたが、思わぬところで出あってしまいました。スーパーのお土産コーナーです。焼酎に浸かったハブではなく、生きたハブに会いたい方は、「原ハブ屋奄美」で、ハブのパフォーマンスショーが見られます。
- 原ハブ屋
- 鹿児島 / その他スポット
- 住所:鹿児島県奄美市笠利町平字土浜1295-1地図で見る
- 電話:0997-63-1826
- Web:http://harahabuya.com/
【2】亜熱帯の植物を見たい!
本土では見かけない植物もたくさん見られます。頭上から足元まで、注意深く見てください。
ハイビスカス
南国を代表するハイビスカスは、真冬にも咲いていて、見るだけでテンションが上がります。奄美生育のハイビスカスは、ブッソウゲと呼ばれる種類で、薬草や洗髪にも使用されていたそうです。
ガジュマル、アダンの木
聖木として知られるガジュマルには、奄美の妖怪ケンムンが住んでいるという言い伝えもあって神秘的。たくましい立ち姿にパワーも感じます。海岸でよく見られるのが、アダンの木。パイナップルのような実ですが、食用には向かず、葉は煮て乾燥後、帽子やカゴを編む素材として利用されていました。
グンバイヒルガオ、糸バショウ
同じく砂浜の足元で咲いているのがグンバイヒルガオ。葉の形が相撲の軍配に似ていることから名前がついています。花の色は薄紫色で、可憐な花です。バナナと同じバショウ科の植物糸バショウは、バナナの実に見えますが、種が多く食用にはむかないそうです。戦前までは、バショウから採れる繊維で芭蕉布を織っていました。
ソテツ、ヒカゲヘゴ
島のいたるところで見かけるのがソテツ。現在は防風林や観賞用に植えられていますが、昔は実や幹を食べて飢えをしのいでいたこともあります。
何億年も昔には、恐竜の餌だったと言われるヒカゲヘゴも亜熱帯のムードを醸し出してくれます。最大で15mにもなると言われ、まっすぐに伸びる姿が特徴的。幹の丸い痕跡は、葉が落ちたあとで、これを見て樹齢がわかるそうです。
マングローブ、フクギ
島でカヌーを楽しむ方は、絶対に目にするマングローブの森ですが、マングローブという名前の木はなく、熱帯や亜熱帯地域の河口、満潮になると海水が満ちる潮間帯に生える植物を、まとめてマングローブと呼ぶのだそうです。
国直集落のパワースポットとして有名なフクギのトンネル。フィリピン原産でオトギリソウ科の常緑木です。2枚の葉が揃っていることから、夫婦円満のご利益があるなど人気の場所となっています。
アコウイチジク、クワズイモ
海洋展示館の敷地内で見つけ、ギョッとした木はアコウイチジク。幹から実が直についているのですが、こういう木を幹生果(かんせいか)というそうで、実は熟すと食用になるそうです。ハートロックへの道で見る大きな葉は、クワズイモ。トトロを思い出さずにはいられませんね。観葉植物ではおなじみのクワズイモですが、奄美の気候だと、こんなにも大きくなるのかと感動です。
- 奄美海洋展示館
- 鹿児島 / 水族館 / 雨の日観光
- 住所:鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜 701-1地図で見る
- 電話:0997-55-6000
- Web:https://www.ohama.marutani-amami.com/ocean-exhibit...