首都圏近郊の人にはお馴染みの西武鉄道。西武鉄道には「52席の至福」という豪華列車があります! ちょっと優雅な週末に、美味しいフルコースのある秩父旅行はいかがでしょうか? 筆者の乗車体験をご紹介します!
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西武鉄道「52席の至福」とは?
「52席の至福」とは、西武鉄道が運行するオシャレな外装・内装の観光列車で、「旅するレストラン」というコンセプトで提供される、上質なサービスとコース料理が特徴です。
西武池袋駅あるいは西武新宿駅と西武秩父駅間、または、西武新宿駅と本川越駅間など、年間100日程度運行されており、週末を中心にブランチ(下り、一人10,000円)とディナー(上り、一人15,000円)を楽しむことができます。
完全予約制で、ブランチの方が予約が取りづらい傾向にあるようです。3か月ほど先まで予約できるので、行きたい日程を決めたら早めに予約しましょう!
価格は少々高めですが、首都圏にお住まいの方は、手軽に日帰りで優雅な週末を過ごすことができるのでオススメです! 首都圏と言わず、遠方からでもいらっしゃる価値はあります。価格には当日の西武線1日フリー乗車券や後述のサービスが含まれるので、個人的には割高感はありませんでした。
「52席の至福」の外装
華やかな「52席の至福」の外装ですが、車両ごとに秩父の四季をイメージしたデザインになっています。1号車は「春」で芝桜・長瀞の桜が、2号車は「夏」で秩父の山の緑が、3号車は「秋」で秩父連山の紅葉が、4号車「冬」は、あしがくぼの氷柱がデザインされています。四季折々の美しさが楽しめる秩父ならではですね! 埼玉の誇りです!(列車は東京も通りますが・・)
「52席の至福」はもちろん乗車を楽しむのがメインですが、外装も素晴らしいものとなっていますので、乗車前か乗車後に一目見ておきたいですね!
「52席の至福」の内装
「52席の至福」の内装は渓谷などの自然をモチーフとしており、豪華列車らしく洗練されています。しかも洗練されているだけではなく、秩父ならではの素材が美しく使われています!
車内とデッキの仕切りには有名な織物である秩父銘仙が、2号車の天井には渋柿和紙が、4号車の天井には西川材がそれぞれ使われています。
「52席の至福」のコース料理
「52席の至福」では、有名店・シェフが監修するコース料理が季節替わりで提供されます。イタリアンやフレンチのフルコースが多いそうですが、筆者がディナー時に乗車した際は中華風のフルコースでした!
ウェルカムドリンクやソフトドリンクは無料、アルコールは有料となっています。
料理の美味しさや見た目の美しさもさることながら、筆者が興味深く感じたのは、多少揺れる車内でも快適に食事ができる食器で料理が提供されていたことです。お皿は一枚一枚ドッシリと重く、ちょっとやそっとの振動では動きません。スタッフさんは運ぶ時に重たくて大変だったのでは・・と思いました。
また、デザートの杏仁豆腐はお皿の上にカップがのる形で提供されたのですが、そのカップが動かないように下のお皿に仕掛けがされていました!