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「時代(トキ)の夜明けのものがたり」乗車時の見どころ
心が温まる駅でのお出迎え
各駅で地元の方がお出迎えして下さるのですが、便により対応が異なるため、毎回違った景色を楽しむことができます。以下は一例です。
・須崎駅(通過のみ):明徳義塾高校、和太鼓部が迫力のあるお出迎えをしている様子を車内から楽しむことができます。運が良ければ、須崎のマスコットキャラクター「しんじょう君」にも会えるかも?
車窓からの景色
高知の美しい田園風景や山並みの景色を楽しめます。また遠くに高知城を眺めたり、仁淀川を渡ったりも。
観光列車では、海側など一方の車窓に見どころが偏ることもありますが、この列車の場合は、比較的どちら側でも車窓からの景色が楽しめます。時間的には数分ほどですが、大間駅~安和駅間などは海側の景色の良さが際立ちます。
ちょっと変わった景観が楽しめるのが、山肌に張り付くように建つ白石工業土佐工場。その堅牢な姿はまるで要塞のよう。斗賀野(とがの)駅~吾桑(あそう)駅の間にあり、「立志の抄(下り)」では進行方向に向かって右側に、「開花の抄(上り)」では左側に見えます。
アナウンスはありますが、トンネル間のわずかな時間にしか見られないので、トイレに立ったりして見逃さないようお気をつけて。
食事:土佐の食材を使った創作料理
「高知と言えばやっぱり’食’だと思うので、食には力を入れています。」と言われているように、地元高知の特産品をふんだんに使った創作料理でおもてなしをしてくださいます。
立志の抄(下り)で提供されるのは、「土佐の食材を使った 創作料理 ~皿鉢(さわち)風~」。「皿鉢(さわち)」とは、大きなお皿に色々な御馳走を豪快に盛り合わせた高知の名物料理です。通常は大皿から取り分ける形式ですが、こちらは一人用で用意されます。六角形の白い器に、高知の食材をふんだんに使った洋風料理の盛り合わせです。蓋つきの白い器は、品があって素敵!
料金は5,000円(税込)で、事前に予約が必要となります。また旬のものを使用しますので、季節によって内容が異なります。
一方「開花の抄(上り)」で提供されるのは、「高知家満喫“土佐流のおもてなし”コース」。こちらは四万十ヒノキを使った二段のお重に盛り付けられています。立志の抄とは打って変わって、和テイストになっています。
おまけ~通過する街の特徴~
先述したように、「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」では8つの駅を通過します。実際に下車することはできませんが、街の特徴だけでも紹介できたらと思います。
- 高知市:高知県の県庁所在地である高知市は、よさこいの発祥地。毎年8/9~12まで高知市内にてよさこい祭りが開催されます。
- 伊野市:土佐和紙発祥の地であり、仁淀川を超える鉄橋が印象的な場所です。
- 日高村市:シュガートマトの産地であり、日高村オムライス街道が有名です。
- 佐川町:酒蔵が並ぶ瀟洒しょうしゃな町並みが特徴です。
- 須崎市:奥四万十エリアの玄関口となっている須崎市は、鍋焼きラーメン、うつぼ、新子など、海の幸と山の幸が豊富です。2月中旬から3月中旬には、「雪割り桜」が咲き、観光客でにぎわいます。
- 土佐久礼市:カツオの一本釣りで知られる漁師町で、中土佐町ならではの「かつお祭り」が大変人気です。
- 四万十市:古民家「カフェ半平」は、明治時代に建てられた旧都築家別邸を修復、復元しており、館内公開のほか、レンタサイクルも利用できるなど、日本伝統文化を引き継ぐ憩いの場となっています。
- 窪川市:「志国土佐の時代(トキ)の夜明けのものがたり」の最終地点です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?高知に登場した「ものがたり列車」。ゆったりとした時間と、高知のおもてなしに触れる旅に出かけてみませんか?

- 志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり
- 高知 / 乗り物
- 住所:高知駅~窪川駅地図で見る
- Web:https://www.jr-shikoku.co.jp/yoakenomonogatari/