福島県の吾妻連峰を縦走する磐梯吾妻スカイライン。浄土平付近にある「吾妻小富士」や「つばくろ谷」からは、誰もが気軽に絶景を眺めることができます。車を降りてすぐ、素晴らしい絶景が広がるスポットへ!今回はそんな福島の旅をご案内します。
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吾妻小富士のお鉢巡りで絶景を楽しもう!
東北自動車道の福島西ICからアクセスして、標高約1,600mある磐梯吾妻スカイラインの頂上まで辿り着きましたら、早速素晴らしい景色広がる吾妻小富士のお鉢巡りを楽しみましょう!
浄土平と呼ばれる磐梯吾妻スカイラインの頂上付近には、レストハウスやビジターセンター、それに福島市立の浄土平天文台などがあります。観光道路である磐梯吾妻スカイラインの中でも、特に多くの観光客で賑わう場所の為、数百台の車を停めることの出来る広大な駐車場なんかも整備されています。
そのため、吾妻小富士のお鉢巡りを楽しむ場合には、浄土平のパーキングに車を停めて、山頂へと至る登山道を歩くのが一般的です。
こちらが、吾妻小富士のお鉢巡りを楽しむことの出来る登山道の入り口。浄土平のパーキングから磐梯吾妻スカイラインの道路を横切れば、すぐに登山道へとアクセスすることが出来るというこのお手軽さ!
吾妻小富士自体は、標高1,707mもあるかなりの高標高の山になりますが、車でアクセスすることの出来る浄土平に至る時点で、既に標高1,600m付近まで訪れることが出来ますので、本当に誰でも気軽に山頂を訪れることが出来ます。
山の斜面をジグザグに登る登山道を、ほんの10分程度も歩けば、上の写真のように山頂でご覧の絶景が広がります!
その絶景はまるで、何百メートルもの標高差のある登山道を、何時間もかけて苦労して歩き辿り着いたかのような素晴らしさ。そんな山の風景を少しの苦労で見ることが出来ますので、吾妻小富士はとってもおススメの観光スポットになります。
一方こちらは、山頂のお鉢巡りで見られる火口の様子です。直径約500mにもわたるダイナミックな火口の様子を底までのぞき見ることが出来ます。吾妻小富士の火口は、5,000~6,000年前に噴火した際に形成された火口であると言われていますが、現在は噴煙などは上がっていません。
他、吾妻小富士のお鉢巡りでは、晴れていれば麓の福島市街などの様子をハッキリと眺めることが出来ますし、振り返れば、浄土平まで登ってきた磐梯吾妻スカイラインの荒涼とした道路風景も楽しむことが出来ますので、そうした風景も楽しみながらお鉢巡りを回ってみると良いでしょう。ちなみに、お鉢巡りの所要時間は1周約1時間です。
- 磐梯吾妻スカイライン
- 福島 / 自然・景勝地 / 絶景 / 紅葉 / 観光道路 / ツーリング
- 住所:福島県福島市高湯温泉~福島市土湯峠地図で見る
- Web:http://www.f-kankou.jp/cgi-bin/f-kankou/asobu/page...
- 浄土平ビジターセンター
- 福島 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山 浄土平ビジターセンター地図で見る
- 電話:0242-64-2105
- Web:http://www.bes.or.jp/joudo/vc/
つばくろ谷に架かる不動沢橋から眺める、素晴らしい絶景
こちらは、福島西ICから磐梯吾妻スカイラインへと入って、浄土平へと至る途中にあるおススメの観光スポット。イワツバメ(=別名:つばくろ)が飛び交う場所ということから、つばくろ谷と名付けられました。谷底80mの深~い谷に架かる不動沢橋からの眺めが何と言っても素晴らしい絶景!
現在架かっている不動沢橋は、2000年に架け替えられた2代目の橋になりますが、最初に架けられていた橋跡近くに駐車スペースなんかもありますので、車を降りて橋の上からの景色をじっくりと楽しんでみるのもおススメです。
猪苗代側にもたくさんの絶景スポットが!
みなさま、今回の吾妻小富士のお鉢巡りを楽しむ旅はいかがでしたでしょうか?吾妻小富士のお鉢巡りは、ドライブ等の寄り道として気軽に楽しむことの出来る、山の絶景が大変素晴らしい観光スポットです。ただ、こちらの浄土平を通る磐梯吾妻スカイラインには、見事な風景を楽しむことの出来る絶景スポットが、まだまだたくさんあります。
特に猪苗代側へ降りる途中には、吾妻八景にも選ばれている「湖見峠」や「国見台」などといった展望スポットがありますので、時間が余裕があれば是非ともたくさんの寄り道をしていただき、美しい福島の風景に癒されてみてください!