日本三大稲荷のひとつ、笠間稲荷がある茨城県笠間市。稲荷周辺は観光地としても栄え、門前町は特に賑やかです。門前町での食べ歩きにおすすめなのが、百年続くお米屋さん「鍋屋」が販売する「幸せだんご」です。参拝後のおやつにいかがでしょうか?
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日本三大稲荷とは?
稲荷神社は全国に3万以上も!
全国に3万社以上があるとされる稲荷神社。京都市伏見区にある伏見稲荷大社は、その総本山として知られています。
伏見稲荷といえば赤い鳥居がいくつも連なった神秘的な様子が人気で、一度は見ておきたい景色です。稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体が神域とされています。
総本山以外の三大稲荷や五大稲荷に関しては、地域ごとに諸説あるのと、どこも由緒正しい歴史を持つとのことで、一概にここだとは言い切れないようですが、茨城県笠間市にある笠間稲荷は、三大稲荷のひとつとして広く語られています。
笠間稲荷は観光の中心地にある!
笠間稲荷には、特に初詣と秋の菊まつりを目的に多くの参拝者が訪れます。観光のメインストリートである「門前通り商店街」の中心に位置しているため、アクセスも分かりやすいです。
笠間観光については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
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さて、そんな笠間観光の合間には「幸せだんご」の食べ歩きがおすすめです。詳しく見ていきましょう!
- 笠間稲荷神社
- 茨城 / 一人旅 / 観光名所 / 神社 / パワースポット / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 藤の名所
- 住所:茨城県笠間市笠間1番地地図で見る
- 電話:0296-73-0001
- Web:http://www.kasama.or.jp/
百年続くお米屋さん「鍋屋(なべや)」
「幸せだんご」を作っているのは、百年の歴史を持つお米屋さん「鍋屋」です。1650年に鋳物業者として創業しましたが、その後お米屋さんとなって百年余り。
「鍋屋」という名称より、創業当時は鋳物業を営んでいたことがよく分かりますね。現在は、お米をはじめ、おだんご、おにぎり、おいなり、焼き芋販売などを行っています。
店舗は、笠間稲荷神社より徒歩10分程度の場所にあります。道路沿いに位置しており、駐車場もあるため、車でも訪問しやすいです。
それではさっそく鍋屋で購入できるものを3つに分けてご紹介します!
【1】無添加のおだんご
お店に行くと、ショーケースにおだんごが並んでいます。こちらがまさに「幸せだんご」です!
定番のみたらしや胡麻、あんこ、ずんだ、いそべ等があります。おだんごは添加物を使用せず作られているため、日持ちがしません。硬くなってしまうため、購入したその日に食べきりましょう。
珍しい商品としては、本物の焼き芋がのっている、焼き芋だんごがあります。餡も焼き芋がペーストされたもので、自然な甘さが口に広がります。見た目も可愛らしく、手土産として差し上げても喜ばれそうです。
商品によってはベースのお餅部分が白米バージョンと、玄米バージョンの二種類が用意されています。玄米バージョンを選ぶと、玄米ならではのプチプチとした食感が楽しめます。
筆者はみたらしといそべを頂きましたが、どちらも上品な味わいです。とにかくおだんごそのものの味が良いため、何味を選んでも満足することができます。
テイクアウトする際のパッケージがとても可愛らしい点もポイントです。お地蔵さまがニコニコ微笑んでいて、稲荷神社参拝後にいただけば、ご利益がありそうですね!
【2】手作りおにぎり&おいなり
「鍋屋」では、おにぎりも販売しています。おだんごと同じく、すべて手作りです。厳選した国産のうるち米を使用しています。
売り場のすぐ後ろのキッチンで握っているため、ほかほかの柔らかいおにぎりを頂くことができます。
定番のおにぎりは、うめ、さけ、こんぶ、塩むすび、たらこ等があります。珍しいおにぎりとしては、しょうゆ味、大葉入り辛みそ、赤飯むすび等も。
お赤飯(300円)やおいなり(250円/3個入)などは、あらかじめパックに詰められて販売されています。稲荷の日(毎月17日)に訪問すると、おいなりは50円引きとなりますよ!
「しょうゆ味」はもち米も混ざっているため、もっちりした食感とともに、ほんのり甘さのあるお醤油の風味を感じます。海苔とよく合う味付けです。
「大葉入り辛みそ」は、おにぎりの中心部分にたっぷりと具が詰まっています。ぴりりとした辛さでご飯がよく進み、大葉の香りもよくマッチしています。
おいなりは、胡麻入りのご飯です。キツネも無添加で仕込まれているため、大変上品な味わいに仕上がっています。甘すぎず、何個食べてもまた口にしたくなる味です。
おだんご同様、「鍋屋」の商品は、素材と原材料にきちんと向き合っていることが伝わってきます。体に優しく安心して頂くことができる点が、最大の魅力です。
店内にはベンチが、店外には大きめの椅子もあるので、こちらでゆっくりと休憩もできます。
【3】熟成焼き芋
おにぎり販売をしている店舗からすぐの別棟では、焼き芋も手に入ります。
厳選したサツマイモだけを使い、独自の熟成方法と焼き方で仕上げ、まるでスイートポテトのような焼き芋です。
焼き上がりに時間がかかるため大量生産はできないそうで、貴重な焼き芋です。筆者は袋詰めの冷凍焼き芋(600円/1袋)を購入しました。10センチ~15センチの焼き芋が4,5本入っています。
電子レンジで温めても、冷凍のままアイスのように食べても楽しめます。ねっとり&ジューシーな食感です。
合わせて訳あり品の冷凍焼き芋(400円/1袋)も購入しました。小ぶりのものが4,5本入っています。
こちらは製造過程で、破けたり、少し焦げたり、不揃いのものを集めた商品で、値段もお手頃です。訳ありとは全く思えないほど、焼き芋のおいしさを十分に感じることができます。
ただ、訳ありの方は常に販売している訳ではないのでご注意ください。
焼き芋のばら売りはしていませんが、袋ごと購入して食べ歩き、残りはお土産に!ということも可能です。