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【茨城】三大稲荷笠間で食べ歩き!幸せだんごでご利益を

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2019年5月8日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

日本三大稲荷のひとつ、笠間稲荷がある茨城県笠間市。稲荷周辺は観光地としても栄え、門前町は特に賑やかです。門前町での食べ歩きにおすすめなのが、百年続くお米屋さん「鍋屋」が販売する「幸せだんご」です。参拝後のおやつにいかがでしょうか?

この記事の目次表示

日本三大稲荷とは?

稲荷神社は全国に3万以上も!

全国に3万社以上があるとされる稲荷神社。京都市伏見区にある伏見稲荷大社は、その総本山として知られています。

伏見稲荷といえば赤い鳥居がいくつも連なった神秘的な様子が人気で、一度は見ておきたい景色です。稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体が神域とされています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi稲荷神社といえばキツネ

総本山以外の三大稲荷や五大稲荷に関しては、地域ごとに諸説あるのと、どこも由緒正しい歴史を持つとのことで、一概にここだとは言い切れないようですが、茨城県笠間市にある笠間稲荷は、三大稲荷のひとつとして広く語られています。

笠間稲荷は観光の中心地にある!

笠間稲荷には、特に初詣と秋の菊まつりを目的に多くの参拝者が訪れます。観光のメインストリートである「門前通り商店街」の中心に位置しているため、アクセスも分かりやすいです。

  • 写真:Sosyu Kikuchiお正月の様子
  • 写真:Sosyu Kikuchi菊祭りの様子

笠間観光については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

【関連記事】【茨城】陶芸の町!笠間市でおすすめの観光スポット6選

さて、そんな笠間観光の合間には「幸せだんご」の食べ歩きがおすすめです。詳しく見ていきましょう!

笠間稲荷神社
茨城 / 一人旅 / 観光名所 / 神社 / パワースポット / 女子旅 / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 藤の名所
住所:茨城県笠間市笠間1番地地図で見る
電話:0296-73-0001
Web:http://www.kasama.or.jp/

百年続くお米屋さん「鍋屋(なべや)」

幸せだんご」を作っているのは、百年の歴史を持つお米屋さん「鍋屋」です。1650年に鋳物業者として創業しましたが、その後お米屋さんとなって百年余り。

  • 写真:Sosyu Kikuchi「鍋屋」のロゴ
  • 写真:Sosyu Kikuchi「鍋屋」の外観

「鍋屋」という名称より、創業当時は鋳物業を営んでいたことがよく分かりますね。現在は、お米をはじめ、おだんごおにぎりおいなり焼き芋販売などを行っています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi看板
  • 写真:Sosyu Kikuchiお米も販売

店舗は、笠間稲荷神社より徒歩10分程度の場所にあります。道路沿いに位置しており、駐車場もあるため、車でも訪問しやすいです。

それではさっそく鍋屋で購入できるものを3つに分けてご紹介します!

【1】無添加のおだんご

お店に行くと、ショーケースにおだんごが並んでいます。こちらがまさに「幸せだんご」です!

  • 写真:Sosyu Kikuchiショーケースにはおだんごが一杯

定番のみたらしや胡麻、あんこ、ずんだ、いそべ等があります。おだんごは添加物を使用せず作られているため、日持ちがしません。硬くなってしまうため、購入したその日に食べきりましょう。

  • 写真:Sosyu Kikuchiみたらし
  • 写真:Sosyu Kikuchiごま
  • 写真:Sosyu Kikuchiずんだ

珍しい商品としては、本物の焼き芋がのっている、焼き芋だんごがあります。餡も焼き芋がペーストされたもので、自然な甘さが口に広がります。見た目も可愛らしく、手土産として差し上げても喜ばれそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋だんご

商品によってはベースのお餅部分が白米バージョンと、玄米バージョンの二種類が用意されています。玄米バージョンを選ぶと、玄米ならではのプチプチとした食感が楽しめます。

筆者はみたらしといそべを頂きましたが、どちらも上品な味わいです。とにかくおだんごそのものの味が良いため、何味を選んでも満足することができます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi(左)いそべ(中央)焼き芋(右)みたらし
  • 写真:Sosyu Kikuchi玄米バージョンはプチっとした食感

テイクアウトする際のパッケージがとても可愛らしい点もポイントです。お地蔵さまがニコニコ微笑んでいて、稲荷神社参拝後にいただけば、ご利益がありそうですね!

  • 写真:Sosyu Kikuchiパッケージがお地蔵さん

【2】手作りおにぎり&おいなり

「鍋屋」では、おにぎりも販売しています。おだんごと同じく、すべて手作りです。厳選した国産のうるち米を使用しています。

売り場のすぐ後ろのキッチンで握っているため、ほかほかの柔らかいおにぎりを頂くことができます。

  • 写真:Sosyu Kikuchiほかほかのおにぎり

定番のおにぎりは、うめ、さけ、こんぶ、塩むすび、たらこ等があります。珍しいおにぎりとしては、しょうゆ味、大葉入り辛みそ、赤飯むすび等も。

  • 写真:Sosyu Kikuchi定番
  • 写真:Sosyu Kikuchi珍しいメニュー

お赤飯(300円)やおいなり(250円/3個入)などは、あらかじめパックに詰められて販売されています。稲荷の日(毎月17日)に訪問すると、おいなりは50円引きとなりますよ!

  • 写真:Sosyu Kikuchiおいなりさん
  • 写真:Sosyu Kikuchiお赤飯

「しょうゆ味」はもち米も混ざっているため、もっちりした食感とともに、ほんのり甘さのあるお醤油の風味を感じます。海苔とよく合う味付けです。

「大葉入り辛みそ」は、おにぎりの中心部分にたっぷりと具が詰まっています。ぴりりとした辛さでご飯がよく進み、大葉の香りもよくマッチしています。

  • 写真:Sosyu Kikuchiしょうゆ味はもっちりとした食感
  • 写真:Sosyu Kikuchi大葉入りの辛みそがぎっしり

おいなりは、胡麻入りのご飯です。キツネも無添加で仕込まれているため、大変上品な味わいに仕上がっています。甘すぎず、何個食べてもまた口にしたくなる味です。

おだんご同様、「鍋屋」の商品は、素材と原材料にきちんと向き合っていることが伝わってきます。体に優しく安心して頂くことができる点が、最大の魅力です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi胡麻入りのご飯

店内にはベンチが、店外には大きめの椅子もあるので、こちらでゆっくりと休憩もできます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi店内のベンチ
  • 写真:Sosyu Kikuchiお店の外には椅子もある

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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