イスラエルで人気のコーシャ・ストリートフードのチェーン店「Meatos Street Food」

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• Meatos Street Foodの概要
•    コーシャ料理とは
• Meatos Street Foodの様子
• Meatos Street Foodのメニュー
•    ケバブサンド
• Meatos Street Foodのいいところ

Meatos Street Foodの概要

• 写真：がぅちゃん

「Meatos Street Food」は、イスラエル最大の商業都市であるテルアビブを中心に4店舗展開する、 コーシャ料理のストリートフードのチェーン店。ケバブやハンバーガーを中心とした肉料理が人気です。

ミートボールのケバブやスライス肉のシャワルマはイスラエルの定番料理であり、テルアビブではハンバーガーはアメリカばりに本格的で人気です。

コーシャ料理とは

コーシャ（Kosher）とは、ユダヤ教の食の戒律であるカシュルート（Kashrut）基準をクリアした食べ物のこと。イスラム教のハラールのようなものです。カシュルートでは、食べられる食材や調理方法に制約があり、 特に生き物のあつかいに関しては厳しいです。

食べてはいけない食材として、ブタ、ウサギ、ウナギ、貝、甲殻類、タコ、イカなどがあります。肉と乳製品を混ぜることもNGなので、ペパロニピザなど食べられません（チーズのみのピザはOK）。

ただしコーシャしか食べないという人は限られているので、例えばマクドナルドでは、国内180店舗のうち、コーシャは50店舗だけだったりします。

ユダヤ教徒でなくてもコーシャ料理（コーシャなだけで料理自体は普通のものとかわらない）を食べるという文化が存在するので、Meatos Street Foodのような飲食店も一般的に人気です。コーシャのステーキハウスやファストフード店など様々あります。

Meatos Street Foodの様子

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

今回訪れたテルアビブ中心部のショッピングセンター「Azrieli Mall」にあるMeatos Street Foodでは、 頭にキッパーをつけたユダヤ教徒の客、イスラエル国防軍の若者、ユダヤ教徒ではない一般客と多様な客で賑わっていました。

Meatos Street Foodのメニュー

• 写真：がぅちゃん

ラミネート加工された一枚のプリントで、文字だけでまとめられたメニューが分かりやすかったです。 英語とヘブライ語のものがあり、 観光客でも理解しやすい内容でした。

• 写真：がぅちゃん

注文を終えるとブザーが渡され、自分の席で料理が完成するのを待ちます。 この流れは世界共通です。

ケバブサンド

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

今回注文したのはケバブサンドです。 パンの種類が選べて内容によって金額が変動しますが、どれも平均40シェケル（1,200円）です。ハンバーガーとはまた違いますが、ハンバーガーと呼べそうなルックスです。

イスラエルでケバブを頼んだ場合、一般的にミートボールと呼ばれる形状の肉料理が提供されます。 肉と野菜、パセリなどのハーブや香辛料と混ぜられた独特の風味です。

• 写真：がぅちゃん

フライドポテトも申し分ない美味しさです。 「コーシャ料理を食べている」というような実感はなく、ただただ美味しいファストフードといった内容です。

Meatos Street Foodのいいところ

コーシャ料理というと、何か特別なユダヤ教の料理かなと思いきや、実はそうではありません。カシュルートの制限をクリアしただけの一般料理です。 つまりどんな人が食べても美味しい料理なので、イスラエルではあえてトライしてみてはいかがでしょうか。

※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル＝30円で計算しています。