イタリアの有名な観光スポットである、ピサの斜塔。実は、階段を使って塔の頂上まで上ることができるんです!頂上からの絶景を楽しむ前に、ぜひ押さえておきたいポイント3点をご紹介します。
この記事の目次表示
ピサの斜塔とは?
ピサの斜塔は、大理石でできた高さ55.7メートルの鐘楼です。1173年に着工したものの、周辺の地盤の脆弱性が原因で、1185年頃から地盤沈下で傾き始めてしまいます。その後、間隔をあけながら少しずつ工事が進み、1372年に現在のような傾いた形で"完成"となりました。
- 出典:www.flickr.com左から洗礼堂、ドゥオーモ、斜塔(photo by Craig Wyzik)
斜塔が建っている通称「奇跡の広場」には、他にドゥオーモと洗礼堂が建設されており、すべてまとめて世界遺産に認定されています。
- ピサのドゥオモ広場
- イタリア / 観光名所
- 住所:Piazza del Duomo@pisa地図で見る
- Web:http://whc.unesco.org/en/list/395
上る際に気を付けたい3箇条
下から見ているだけだなんてもったいない!一時立ち入り禁止となった時期もありましたが、現在は頂上まで上ることが可能です。これからご紹介するポイント3点をしっかりチェックして、ぜひ頂上の絶景を楽しんでくださいね。
その1. チケットは予約しておくべし
斜塔に一度に入れる人数には制限があります。もちろん当日券もありますが、繁忙期には「希望の時間の定員がオーバーしていて入れない!」なんてことも。あらかじめオンライン(こちらのサイト)で予約しておくと、スムーズです。
その2. 貴重品は身に着けられるようにしておくべし
塔内は、人ひとりがすれ違うのがやっとなくらいの狭さのため、袋やカバンは持ち込むことができず、カメラやケータイ、お財布等、身に着けられるような荷物以外はすべて指定のロッカーに入れなくてはなりません。
上の写真の、斜塔の後ろに見えるオレンジ色の建物に、専用のロッカーがあります。入り口で斜塔の入場券を提示すると、係員がロッカーの鍵を渡してくれるというシステムです。
その3. スニーカーで挑むべし
塔内はスニーカーがマスト!まずは、下記の写真をご覧ください。
塔内の暗さはもちろん、ただでさえ滑りやすい石の階段が、すり減って歪んできているのが分かりますでしょうか?
これは上りだして序盤のほうの写真ですが、頂上に向かうにつれてもっとえぐれてきますし、階段自体の傾斜も増します。さらに、手すり等つかまるところがないので、下りの際はもっと気を付けなくてはなりません。
また、最寄り駅であるピサ中央駅から徒歩で向かう場合、石畳の道を30分ほど歩くので、その点でもスニーカーがオススメです。
番外編・雨の時はレインコートを仕込むべし
頂上には屋根がありません。塔内に傘を持ち込むことはできますが、傘をさしたまま頂上を歩くのは、風にあおられて大変危険です。残念なことに雨が降ってしまった場合には、傘よりもレインコートを着ることをオススメします。
のぼる準備はできましたか?
階段の数は296段!なかなか大変な距離ですが、頂上からは「奇跡の広場」だけでなく、ピサの美しい街並みも望むことができますので、絶景を目指してぜひチャレンジしてみてくださいね!
- ピサの斜塔(鐘楼)
- イタリア / 観光名所
- 住所:Torre di Pisa地図で見る
- Web:http://www.opapisa.it/en/