今まで経験してこなかったことや、1~2回しか経験していないことに対して、不安や恐怖心を抱きませんか?今回はいまさら人に聞けない、温泉街の公衆浴場や日帰り温泉施設の利用の仕方について、紹介していきます。これらの施設を今までに利用したことがない方や経験が少ない方は必見です。
この記事の目次表示
温泉街の公衆浴場&日帰り温泉施設の利用の仕方
温泉街の公衆浴場や日帰り温泉施設の利用の仕方について【1】から【11】の手順で説明していきます。【1】→【2】→【3】は施設によって、【2】→【3】→【1】の順番になります。
【1】靴を脱ぎ、靴箱や靴棚に入れる
靴を脱ぎ、空いているところに靴を入れます。施設によって違いますが、靴箱に鍵が付いており、鍵は自分で館内を出るまで管理するパターンと、フロント(受付)で鍵を預けるパターンがあります。靴箱には1つのところに何人分も入れるのではなく、1人で1つ利用しましょう。
温泉街の公衆浴場では、鍵のない靴箱や靴棚に入れたり、そのまま靴を脱ぐだけのところもあります。
靴箱を利用する際、無料か100円玉リターン式のところが多いです。100円玉リターン式の場合は、事前に100円玉を用意するのが無難ですが、手元に100円玉が無い時は両替機で両替するか、フロントで両替してもらいましょう。
【2】入浴券の購入
入浴券を購入します。タオルやシャンプー等を購入する場合は、入浴券と一緒に購入します。
入浴券は自動券売機で購入する施設が多いですが、自動券売機の項目にない方法で利用する場合(クーポン割引価格の入浴券や湯めぐり手形等)や自動券売機がない場合はフロントで購入します。
【3】フロントで入浴券を渡す
フロントへ行き、入浴券を渡します。その際、靴箱の鍵を渡すのと引き換えに、脱衣所のロッカーの鍵を渡されるところがあります。入浴券の他にタオル等を購入した場合はその券も一緒に渡し、現品を貰います。
【4】貴重品ロッカーに貴重品を入れる
脱衣所のロッカーに鍵が付いている場合はそちらに貴重品を入れても構いませんが、鍵が付いていない場合は、貴重品ロッカーを利用しましょう。
【5】脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ
脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ向かいます。脱衣所のロッカーも無料で利用できるとこもあれば、100円玉リターン式のところがあります。
フロントで脱衣所のロッカーの鍵を貰った場合は、書かれている番号のロッカーを探し、そちらを使います。浴室へ向かう際、鍵の閉め忘れに注意してください。鍵は手首にはめて、無くさないようにしましょう。
元から脱衣所のロッカーに鍵が付いている場合や鍵なしロッカー、かごに服や荷物を入れるタイプであれば、空いているところを使用して構いません。ただし、1人で2つ以上は使わないようにしましょう。
【6】入浴
いざ入浴です。
お風呂道具は、体や頭を洗う時以外は、洗い場付近又は脱衣所内にある専用の棚に置きます。
湯船に浸かる前には「かけ湯」をしましょう。かけ湯は体の汚れを落とすだけでなく、湯に体を慣らす意味もあります。心臓から遠い足元から順に体全体に湯をかけましょう。
かけ湯をする際は、浴室の出入り口から近い場所に、腰程の高さがある小さな湯船のようなものやツボにお湯が溜まっているので、手桶を使い、そちらのお湯を体にかけます。そういった設備がない場合は、風呂桶を使い、湯船に張られた湯を体にかけます。
入浴中はタオルを湯船に浸けないようにします。タオルを水で濡らし頭に乗せれば、のぼせ防止になりますよ。体や頭を洗う際は、周囲の人にお湯がかからないように気をつけましょう。使用した風呂椅子や風呂桶は軽く洗い、元の状態に戻します。
【7】湯上りはお湯で洗い流さず、タオルで体を軽く拭く
温泉から上がり脱衣所へ向かう際、体をお湯で洗い流さず、浴室内でそのままタオルや手ぬぐいで軽くトントン叩くように水気を取ります。ごしごし拭かなくても大丈夫です。そうすることによって、入浴後3時間は体表面についた温泉成分が皮膚から浸透し続けます。
脱衣所へ向かう前に体にお湯をかける「上がり湯」をしたい場合は、湯口から出ている温泉を桶で取り使用するのをオススメします。ただし肌が敏感な方や、草津温泉等の刺激が強い温泉に入った場合は、お湯で洗い流してから体を拭きましょう。
【8】脱衣所に戻り体を拭き、服を着る
脱衣所に戻り、乾いたバスタオル等で体を拭き、服を着ます。水分補給もお忘れなく。
ドライヤーは、無料のところと、数分で20~30円、または100円を要するところといった具合に施設によってまちまちです。髪の毛を乾かすのであれば、予めドライヤー代に10円玉や100円玉を多めに用意しておくと安心です。
脱衣所から出る際は、忘れ物がないか確認しましょう。
【9】貴重品ロッカーに預けている物を取り出す
貴重品ロッカーに貴重品を預けている場合は、貴重品を取り出します。
【10】脱衣所のロッカーの鍵をフロントに返却する
フロントで渡された脱衣所のロッカーの鍵は、帰る際にフロントへ返却します。靴箱の鍵を預けている場合はこの時貰います。
【11】靴箱又は靴棚から靴を取り出す
靴箱や靴棚から靴を取り出します。100円玉リターン式の場合は、100円玉の取り忘れに気をつけてくださいね。
さいごに
基本的にはこの様な手順ですが、施設によって多少の違いはあるので、慣れるまでは自分と同性の友人や家族等と一緒に行き、利用すると安心できますよ。
仮に一人で利用する場合は、他の利用者を観察して真似をするのが良いと思います。筆者も今まで行ったことがない施設に関しては、他の利用者の見様見真似で利用してきました。
皆さんにとって温泉が気軽に利用できるものでありますように♪
併せて、温泉に行く際の持ち物や服装についてはこちらをご覧ください。