マレーシアで公共交通機関を利用しての移動は、安価にデラックスバスが利用できたり、マレー鉄道の列車が充実しているなど、様々な手段から選択することができます。またマレーシアでは、魅力的な小さな街や秘境のビーチまでも、公共交通機関を使って意外にも簡単に行けてしまったりするのです。そして今とっても便利なのがGrabです。マレーシアではGrabがびっくりするほど安価で、街中ではGrabを利用する価値大です。今回は筆者が辿ったマレー半島縦断の旅を例に、マレーシアでの移動手段をご紹介していきたいと思います。
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シンガポールからペナン島を目指す
今回紹介するルートは、マレー半島の南に位置するシンガポールから、マレーシアのペナン島を目指して北上していくルートです。以下がルートの詳細になります。
【1日目】シンガポール〜マラッカへ
バス移動(マラッカ泊)
↓
【2日目】マラッカ〜クアラルンプールへ
Grab&バス移動(クアラルンプール泊)
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【3日目】クアラルンプール〜イポーへ
電車(KTM)移動(イポー泊)
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【4日目】イポー〜ペナン島へ
電車(KTM)&フェリー&Grab移動
それでは以下より、各ルートの詳細と、各地での観光ポイントなどを紹介していきます。
1日目:シンガポールからマラッカへ
シンガポールにはマラッカ行きの長距離バス乗り場はいくつかあるようですが、筆者は「クイーンストリート」のバス乗り場から出発しました。707という会社のバスで、シンガポールからマレーシアのマラッカまでS$25(約2,100円)です。
シンガポールからマラッカまで4時間ほどかかるということだったので、ラグジュアリーバスというカテゴリにしましたが、バスの中はこんな感じです。シートは左側に1席、右側に2席の配置で、車内の配色センスは別として、広々としたシートはリクライニングも出来て快適そのものでした。筆者は前日、深夜便のフライトでシンガポールに到着したので、バスの中ではひたすら眠ることができました。
たまたま筆者が出発したのがシンガポールからだったのですが、マレーシアの首都クアラルンプールにあるKLIA空港からも、マラッカ行きのバスが出ています。料金はRM24.10(675円)〜で、1時間に1本くらい出ているようです。クアラルンプールからマラッカまでの所要時間は、2時間ほどです。
- クイーンストリート・バスターミナル
- マレーシア / 駅・空港・ターミナル
- 住所:50 Ban San St, Singapore地図で見る
世界遺産にも登録されている街、マラッカ
マラッカは、16世紀のオランダ、17世紀のポルトガル、18世紀のイギリス植民地時代の影響を今もなお残す街並みを持ち、世界遺産にも登録されている街です。素敵な街並みはもちろんのこと、ご当地グルメなども堪能出来ること間違いなしです。
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マラッカに到着したら、SIMカードの購入とGrab利用の登録を
マレーシアに到着した初日にする事をお勧めするのが、SIMカードの購入です。ご使用のスマートフォンがSIMフリーの場合は、海外のSIMカードを使って、普段と同じようにスマホを使用することができます。
SIMカードは大きなショッピングセンターにある携帯電話のカバーや小物などが売っているお店などで買うことができます。筆者はHotlink社の1週間使用可能なSIMカードをRM25(約700円)で購入。通話の他、2GBのインターネット使用が可能でした。
そしてマレーシアでは、Grabの利用価値大です。1〜2kmの距離移動なら200円以内だったりと、とても安価かつ安全です。自動クレジットカード決済ですので、キャッシュレスで便利でもあります。SIMカードを購入したら、Grabアプリを入手して登録(または日本にいる際にダウンロードと登録)をしておいて下さい。
2日目:マラッカからクアラルンプールへ
まず、マラッカの街中から「マラッカセントラル」というバスターミナルを目指します。街中からバスターミナルまでは、車で20分ほどです。Grabを利用すれば、RM18(500円)程で移動できます。筆者は大人2人で大きな荷物を持っていたので、Grabに乗って楽ちんに移動しました。
マラッカセントラルバスターミナルからクアラルンプールまでは、DELIMA社のバスを利用。マラッカ〜クアラルンプール間は、色々なバス会社からかなり多くの便が出ているので、筆者はバスターミナルについた時点ですぐに乗れるバスのチケットを購入しました。料金はなんと大人1人RM10(約280円)で、2時間ほどのバスの旅です。
- マラッカ・セントラル・バスターミナル
- マレーシア / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Malacca Sentral Bus Terminal Malacca Malaysia地図で見る
TBSターミナルに到着
マレー半島南からクアラルンプールへの長距離バスは、「TBSターミナル」という場所に到着します。ここはまるで空港のように大きなバスターミナルです。
「バンダー タシク スラタン駅」に直結している便利なバスターミナルですが、筆者は再び駅からGrabを利用。TBSターミナルからクアラルンプール中心のホテルまでは13km、車で20分の距離でしたが、GrabでRM13.58(約380円)と、大人2人の電車移動費より安価で楽ちんでした。
- TBS バスターミナル
- マレーシア / 駅・空港・ターミナル
- 住所:TBS Terminal Kuala Lumpur地図で見る
- Web:http://www.tbsbts.com.my
高級ホテルもリーズナブルなクアラルンプール
高級ホテルもリーズナブルに泊まれてしまうクアラルンプールでは、リッチな滞在を楽しむのもおすすめです。筆者は、「ホテル イスタナ クアラルンプール」というホテルの、クラブラウンジアクセス付きのお部屋をチョイスしました。
クラブラウンジでイブニングカクテルをいただける特典と朝食が付いて、1泊1部屋1万円程で泊まることができ、とってもリーズナブルでした。マレーシアはアルコールが高いので、お酒好きの方にもおすすめのプランです。
- ホテル・イスタナ・クアラルンプール
- マレーシア / ホテル
- 住所:73 Jalan Raja Chulan, Kuala Lumpur 50200, Malaysia地図で見る
- Web:http://www.hotelistana.com.my/en
3日目:クアラルンプールからイポーへ
3日目の移動は、電車を利用します。「KL セントラル駅」からイポーを目指して、マレー鉄道(通称KTM)で移動しました。筆者は移動の前日にKLセントラル駅のチケットセンターにて、KLセントラル→イポーのチケットとイポー→バターワース(ペナン)のチケットを予約購入しました。
車内の様子と椅子はこんな感じで、普通の電車です。チケットを見るとEクラスと書かれていたので、エコノミークラスで3等席だったようです。料金はRM36(約1,000円)。ちなみにKLセントラル駅からイポーまでの所要時間は約2時間20分です。
イポー駅に到着。クラシカルな感じの駅です。