井伊家35万石の城下町として栄えた彦根。国宝の彦根城を中心に、周辺には大名庭園や博物館、食べ歩きも楽しめる城下町の雰囲気を再現した通りなど、見どころがギュっと凝縮されています。彦根のおすすめ観光スポットをご紹介します。
この記事の目次表示
1. 彦根城
井伊家三十五万石の礎として築城されたお城で、姫路城、犬山城、松本城、松江城とともに国宝に指定されています。三層白亜の天守は高さ21mと小さめですが、妻破風、入母屋破風、唐破風など多様な様式を組み合わせた美しい造りが特徴的。二重のお堀に囲まれた城郭や、大名庭園とも呼ばれる、名園から望む風景も一見の価値があります。
また毎日3回、彦根市のマスコットである「ひこにゃん」が現れパフォーマンスを行なっており、ひこにゃんに会いたい人は、事前にスケジュールを確認してくださいね。
- 彦根城
- 滋賀 / 城 / 観光名所 / 花畑(7月) / 花畑(8月) / 桜の名所
- 住所:滋賀県彦根市金亀町1-1地図で見る
- 電話:0749-22-2742(彦根城管理事務所)
- Web:https://hikonecastle.com/
2. 彦根城お堀めぐり
江戸時代・当時の絵図面や古写真をもとに、藩主が使っていた屋形船を忠実に再現した船で、国宝の彦根城をぐるりと巡ることができます。
ガイドさんの案内を聞きながら内堀を約45分かけて遊覧。水面から見上げる石垣や米蔵水門、天守は壮大で、また季節によって桜や紅葉などの美しい自然も楽しめます。
春には桜が美しく、夜のライトアップ便も運行。
- ゆらっと遊覧 彦根城お堀めぐり
- 滋賀 / 乗り物 / 女子旅
- 住所:彦根市金亀町3-40 玄宮園前船着き場地図で見る
- 電話:080-1461-4123(NPO法人小江戸彦根)
- Web:https://yakatabune.info/
3. 玄宮園
彦根城の北東にある、天守を借景とする大名庭園。
延宝5年(1677年)に4代藩主井伊直興が造営し、延宝7年(1679年)に完成。一説には、中国の瀟湘(しょうしょう)八景または近江八景を模して造られたと言われています。
広い池を中心とした回遊式庭園で、園内の茶室「鳳翔台」では、庭園を鑑賞しながら、和菓子とともに薄茶をいただくことも可能。
紅葉の季節には「錦秋の玄宮園ライトアップ」が開催され、大名庭園らしい秋の夜を楽しむことができます。
- 玄宮園
- 滋賀 / 紅葉 / 観光名所 / 庭園
- 住所:滋賀県彦根市金亀町3地図で見る
- 電話:0749-22-2742(彦根城管理事務所)
- Web:http://www.hikoneshi.com/jp/sightseeing/articles/g...
4. 夢京橋キャッスルロード
彦根城のお堀にかかる京橋からすぐの場所に伸びるストリート。
白壁に黒格子の町屋の建物が並ぶ、江戸時代の城下町を再現した街並みは散策が楽しく、食べ歩きグルメや和菓子店、レストラン、お土産さがしに立ち寄りたい和雑貨のお店などが軒を連ねます。
- 夢京橋キャッスルロード
- 滋賀 / 町・ストリート / 女子旅
- 住所:滋賀県彦根市本町地図で見る
- 電話:0749-23-0001(彦根観光協会)
- Web:http://yumekyobashi.jp/shop/
5. 四番町スクエア
先に紹介した「夢京橋キャッスルロード」に隣接しており、観光客が多い「夢京橋キャッスルロード」に比べて「四番町スクエア」は落ち着いており、地元の人も訪れます。
”大正ロマン漂う町”をコンセプトにしたお洒落なエリアで、石畳にガス灯、大正モダンな建物が並び雰囲気たっぷり。
飲食店や和菓子屋さん、お土産屋さんなど約40店舗が集まります。
- 四番町スクエア
- 滋賀 / 観光名所 / 女子旅
- 住所:滋賀県彦根市本町1丁目7−34地図で見る
- 電話:0749-27-7755
- Web:http://www.4bancho.com/
6. 彦根城博物館
昭和62年(1987年)に、彦根市の市制50周年を記念して、彦根城表御殿跡地に、復元を兼ねて建てられた博物館です。
館内には彦根藩主井伊家に伝来した美術工芸品や古文書を中心に、甲冑・刀剣、茶道具、調度や書画など様々な品を展示。
博物館の中央には、廃藩置県による取り壊しを免れた、江戸時代の能舞台があり、毎年「彦根城能」や「狂言の集い」を開催しています。
- 彦根城博物館
- 滋賀 / 観光名所 / 博物館
- 住所:滋賀県彦根市金亀町1番1号地図で見る
- 電話:0749-22-6100
- Web:http://hikone-castle-museum.jp/
7. 楽々園
玄宮園とともに、延宝5年(1677年)に彦根藩4代藩主井伊直興により、井伊家の下屋敷として建てられました。
井伊直弼生誕の地であり幼少期を過ごした場所で、建物の内部には入れませんが庭園には無料で入ることができ、外から内部の様子を眺めることができます。
増減を繰り返し、一時期は現在の10倍もの建物があったと言われています。
8. 埋木舎
17歳で父を亡くした13代藩主・井伊直弼が、17歳から32歳までの15年間を過ごした舎。
「世の中をよそに見つつも埋もれ木の埋もれておらむ心なき身は」と和歌を詠み、自ら”埋木舎”と名付けました。
ここで培った精神が、徳川幕府の大老として開国の父となった才能へとつながったと言われています。
庭から表座敷、奥座敷など見ることができ、井伊直弼ゆかりの資料などを展示しています。
9. 龍潭寺
2017年大河ドラマ『女城主・直虎』でも話題となった、浜松市にある井伊家の菩提寺「龍潭寺」を分寺して建立したお寺。
境内には大きなだるまが安置されており”だるま寺”とも呼ばれ、毎年4月1日・2日に開催される「だるままつり」では、大小3000体のだるまがズラリと並びます。
また佐和(さわ)山を借景にした庭園も有名です。
造園専門学校の始まりとされる園頭科(えんずか)の学僧が、実習として造った庭が現在も残っており、”庭の寺”として親しまれています。
10. 佐和山城跡
近江守護佐々木氏によって築城され、多くの戦いの舞台となった「佐和山城」は、天正18年(1590年)に石田三成が城主となってから5層の天守を構える立派な城になりました。
しかし三成が関ケ原の戦いで破れ、その後、井伊直政が城主となりましたが、慶長11年(1606年)に廃城となりました。
現在は”佐和山城跡”と書かれた石碑がたつのみですが、山頂から彦根城や琵琶湖を一望する景色がすばらしい!
11. あのベンチ
彦根観光の中心エリアからは離れますが、時間があれば足を運びたいのが、琵琶湖岸に設置されている、通称「あのベンチ」!このなんだか絵になるベンチは、2018年ぐらいにSNSに投稿されたことキッカケで広まり、「あのベンチ」と呼ばれるようになったそうです。ナビへの住所は、滋賀県彦根市石寺町1331を入力するとよさそうです。
12. 多景島
琵琶湖に浮かぶ、周囲約600mほどの小さな島。眺める方向によって異なる景観を楽しめることから「多景島」と名付けられました。島全体が日蓮宗見塔寺の境内で、島そのものがご神体となっています。多景島へは彦根港から運航している船で行くことができ、島の周囲をまわるだけのコースと、上陸できるコースがあります。