鳥取砂丘からすぐ近くの距離にある、福部町の「らっきょう畑」。秋になると赤紫色の絨毯を敷いたような美しい花を咲かせることから、大手旅行会社や、全国の旅情報誌などでもよく取り上げられることが増えてきました。ですが、農地が広大過ぎるせいか、なかなか詳細な見どころスポットまでは載っていません。今回は地元民だからこそ知っている、福部町の「らっきょう畑」の見ごろやオススメスポットをご紹介します。
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福部町の「らっきょう」について
「砂丘らっきょう」ブランドで有名な、鳥取市福部町のらっきょう。
あまり知られていないかもしれませんが、鳥取県はらっきょうの生産量(出荷量)日本一位を誇っていて、福部町をはじめ、鳥取県中部の北栄町などでも栽培が盛んです。
鳥取県のらっきょう栽培の始まりは、江戸時代に参勤交代で持ち帰られた説が有力とされています。
大正時代に産業組合が設立され、本格的な栽培がスタートし、水の少ない砂丘地でも栽培できる作物として、どんどん作付けが増えていきました。
収穫時期になると、茎と根を切り落として塩水で芽止め処理をした洗いらっきょうや、葉を切り、低温で乾燥させて砂を落とし荒皮を取り除いた根付きらっきょうが全国に販売されます。
そのほかにも、甘酢漬けなどの加工らっきょうも1年通して販売されており、鳥取県を代表する特産品の1つとして人気です。
初めて訪れる人には判りづらい!らっきょう畑の場所
らっきょうは真夏に植えられ、10月下旬から11月上旬に、赤紫色の花を一面に咲かせます。
120ヘクタールにも及ぶ福部町のらっきょう畑は、花が咲きだすと辺り一帯が赤紫色に染まり、その美しさは大手飛行機会社の機内誌や全国の旅情報誌などでも紹介されています。
ですが、らっきょう畑が広大すぎるせいか、なかなか詳細な見どころスポットまでは紹介されておらず、写真で見たような景色に出会えなかったというお話もよく聞きます。
そこで、地元民だからこそ知っている、筆者オススメのらっきょう畑の見どころスポットをご紹介します!
らっきょう畑の一押しスポットはココ!
地元民である筆者がオススメするスポットは、鳥取砂丘から岩戸方面へ車を約2km走らせた先にある「オアシス広場」の裏側です。
鳥取砂丘から岩戸方面へ向かうメインの道路からではらっきょう畑は見ることができないので、反れた道へと入っていかなくてはなりません。
道が一番判りやすく、更に路上駐車することなく駐車場に車を停めることもでき、そしてなにより美しいらっきょう畑を楽しめるスポットこそが、この「オアシス広場」です。
オアシス広場に車を停めたら、あとは徒歩でらっきょう畑まで向かいます。
らっきょう畑の入り口前には看板も出ており、坂を上っていけば、そこはもう赤紫色の花が咲き誇るらっきょう畑です。
花を咲かせた秋のらっきょう畑を楽しもう!
オアシス広場から坂を上っていくと、目の前には広大ならっきょう畑が広がっています。
歩いている道路の両脇にらっきょう畑が続き、見渡す限りらっきょう畑です。
らっきょうの花の見ごろは10月下旬から11月上旬といわれています。ですが、福部町のらっきょう畑はかなり広大なので、場所によって咲き具合が異なります。
もちろんその年の気候にもよりますが、ここ数年は10月下旬は全体的に咲き方がまだ足りなく感じられます。11月上旬になるとより開花し、一面を赤紫色に染めるらっきょうの花の絨毯が楽しめます。
先ほどもご紹介しましたが、広大な農地内では開花状況が異なるので、満開ではなくても11月中旬近くまではらっきょうの花を楽しめると思います(天候により変動あり)。
秋に鳥取砂丘に訪れた際には、ぜひ花を咲かせたらっきょう畑も見学していって下さいね。
- 鳥取砂丘オアシス広場
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