鳥取
鳥取観光
砂丘で知られ、漫画家・水木しげる氏の関連スポットが人気

【鳥取県】最高透明度25m!絶景を満喫できる「浦富海岸自然探勝路」徹底ガイド

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:25都道府県

2017年9月1日更新

8,751view

お気に入り

写真:SaoRi

鳥取県岩美郡岩美町に位置する浦富海岸は、奇岩や洞門、断崖絶壁、透明度の高い海など、山陰海岸ジオパークの中でも、自然豊かな美しい景色が密集している人気スポットです。今回ご紹介するのは全長約3km、高低差約90mのやや難易度を伴う「浦富海岸自然探勝路」と呼ばれる散策コース!浦富海岸に来たのなら絶対に見忘れたくない千貫松島や鴨ヶ磯、城原海岸などの絶景美を網羅しています。県外の方や初めての方には少し判りにくい場所にあり、またどのようなコースなのかイメージしづらいかと思いますので、ぜひ参考にして下さいね♪

この記事の目次表示

絶景ポイント網羅のコース紹介

まずは、今回散策する見どころ満載のコース全体を簡単にご紹介します!絶景ポイントを判りやすくご紹介するため、コースを1~5に区切って、ご紹介しますね♪

  • コース1:中国近畿連絡自然歩道入口(スタート地点)~千貫松島(せんがんまつしま)
  • コース2:網代展望台と観音浦(かんのんうら)
  • コース3:鴨ヶ磯(かもがいそ)
  • コース4:菜種五島(なたねごとう)と黒島(くろしま)
  • コース5:城原(しろわら)海岸(ゴール地点)

山道や急傾斜、坂道、階段と少々難易度を伴う全長約3kmに渡るコースです。高低差も約90mあるので、楽なコースではありませんがコース毎に掻い摘んで車でも近くまで行けるので、ぜひ参考にして下さい♪

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

歩く際は、最低限の装備や準備を整えて挑戦しましょう!

事前に知っておきたい準備と注意点

コースのイメージとしては、登山ほどの重装備は必要ないけれど、ハイキングほどの軽装備ではやや不安といったところです。トレッキング(山歩き)が最も近く、それに合わせた装備をしましょう!

最低限の準備1:服装編

山歩きをする際には基本的なことですが、通気性の良い動きやすい服装で行きましょう!途中で暑くなることや軽装を意識して肌の露出が多い格好を考える方も多いかもしれませんが、日焼けや虫刺されなどを考えると控えた方が無難です。

最低限の準備2:持ち物編

やはり水分補給は欠かせません。ほぼ山道なので、水筒やペットボトルなどは持参したほうが良いです。他にも余裕があれば、日焼け止めや虫よけスプレー、虫刺されの薬、絆創膏やサポーターなどがあると安心です。

最低限の準備3:虫に対する心の準備編

山歩きにはつきものですが、とにかく虫は多いです。「虫は絶対ダメ!」という方は要注意です。名も判らないようなクネクネ、ウニョウニョした虫から、追いかけ回してくる蜂、回避しようのない蜘蛛の巣は最低限覚悟しましょう。

実際の装備と心の準備ができたら、さっそく絶景満喫散策コースに出発しましょう!

コース1:中国近畿連絡自然歩道入口(スタート地点)~千貫松島(せんがんまつしま)

網代漁港を少し奥に進むと、スタート地点である中国近畿連絡自然歩道入口最寄りの駐車場に着きます。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

周囲には無料駐車場が多いですが、少々距離があるので、こちらを使用すると便利でしょう。スタート地点からは、これから行くコースに更に期待を膨らませる綺麗な景色が垣間見えています。

  • 写真:SaoRi

最初から急傾斜の石段ですが、千貫松島までは距離的には短いです。アップダウンの激しい道や虫の洗礼を受けて、歩を進めましょう。

  • 写真:SaoRi
中国近畿連絡自然歩道入口
鳥取 / 自然・景勝地 / ハイキング
住所:鳥取県岩美郡岩美町網代118-158地図で見る
電話:0857-73-1416(岩美町商工観光課)

見事な海食洞門!千貫松島

トンネルのように穴が貫通している岩が人々を感動させる千貫松島。

  • 写真:SaoRi

島の大きさは周囲50m、高さは25m。浦富海岸のパンフレットや島巡り遊覧船の目玉スポットをさっそく見ることができます。

  • 写真:SaoRi

一本だけ生えている松は、江戸時代の鳥取藩二代目藩主池田綱清も絶賛し、名前の由来ともなりました。今も昔も変わらない美しさを留めています。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

かなり急な石段ではありますが、下まで降りていくことができ、岩に囲まれた砂浜から奇岩や透明度の高い海を間近で楽しむことができます。

千貫松島
島根 / 自然・景勝地 / 島・離島
住所:千貫松島 〒681-0074 鳥取県岩美郡岩美町網代260地図で見る

コース2:網代展望台と観音浦(かんのんうら)

千貫松島をこえると、また細い道や階段が続きます。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

散策コース内には適度な場所に道標や絶景スポットの紹介があるので安心です。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

案内に従い、歩みを進めると程無くして、観音浦を見渡せる網代展望台に到着です。

  • 写真:SaoRi

まるで海上庭園のような美しさ!観音浦

花崗岩でできた島々は「観音浦」と呼ばれ、規則正しい節理で構成されています。

  • 写真:SaoRi

離れ岩が連続して織りなす景色は、まるで海上庭園のような美しさです。

  • 写真:SaoRi

また、この周辺は洞窟(海食洞)が最も多く点在している場所でもあります。より詳細に観察したい方は、海上から観るのがオススメです。

網代展望台
鳥取 / 展望・景観 / ハイキング / 展望台
住所:〒681-0074 鳥取県岩美郡岩美町網代地図で見る

次のページを読む

鳥取の旅行予約はこちら


鳥取のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

鳥取のホテルを探す

鳥取の航空券を探す

(鳥取空港)

(米子鬼太郎空港)

鳥取の現地アクティビティを探す

鳥取のレンタカーを探す

鳥取の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024最新】中国地方の人気観光スポットTOP55!旅行者が行っている観光地ランキング

嚴島神社や原爆ドーム、出雲大社などをはじめとする中国地方の観光スポットを、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在)が実際に...


【西日本】家族旅行におすすめの観光地27選

ジンベエザメが見られる世界最大級の水族館「海遊館」や、パンダの飼育数日本一の「アドベンチャーワールド」、大迫力の観光放水が見られる「黒部ダム」など、西日本の家族...

【鳥取】場所と見方を知らないと見られない!迫力満点の「江島大橋」を楽しむための方法と撮影場所

テレビCMで「ベタ踏み坂」として登場し、一躍有名になった橋「江島大橋」。見た人々を圧倒させるほどの急勾配な橋ですが、実は普通に見ただけではこの迫力ある姿は拝めま...

夏の女子旅に!国内のおすすめ観光スポット16選

美しい”美瑛ブルー”を楽しめる「白金青い池」や、ビタミンカラーのひまわりに出会える「明野ひまわりの里」、縁むすび風鈴で知られる「川越氷川神社」など、夏の女子旅で...

全国のおすすめ花畑85選!一面に絶景が広がる花の名所ガイド

チューリップにバラ、ひまわりに菜の花など、季節ごとにカラフルな花畑が広がる、全国のおすすめの花の名所をご紹介!カメラ片手に、全国の花の絶景を見に出かけませんか?

この記事を書いたトラベルライター

転勤族ライター
子供の頃から現在に至るまでの生粋の転勤族!転勤の先々でその地ならではの良さを暮らしながら体感し、ディープに発信していきたいと思います!

特に体や足を使ったアクティブな取材が大好きなので、登山や探勝路などで出会った絶景や情報などをお伝えしていければと思います♪
https://www.one-access.work/

【鳥取】場所と見方を知らないと見られない!迫力満点の「江島大橋」を楽しむための方法と撮影場所

テレビCMで「ベタ踏み坂」として登場し、一躍有名になった橋「江島大橋」。見た人々を圧倒させるほどの急勾配な橋ですが、実は普通に見ただけではこの迫力ある姿は拝めま...


【徳島】大秘境を満喫!小歩危・大歩危・祖谷のオススメスポット&楽しみ方8選

「大股で歩いても、小股で歩いても危険」といわれていたことからその地名がついた大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)、そして平家の落人が隠れ住んだと伝えられている祖...


【鳥取県】すなば珈琲に行ったら食べておきたい定番メニュー8選!

2014年に鳥取市内に2店舗同時オープンしたのをきっかけに、現在では鳥取県全域にわたってお店をかまえる「すなば珈琲」。平成28年に鳥取県が行った「鳥取県の観光地...

いつ行く?鳥取砂丘!~鳥取砂丘の季節別楽しみ方&見どころガイド~

一生に一度は行っておきたい鳥取砂丘!「今年こそは行くぞ」と意気込んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?さて、漠然と「今年こそは」と考えているものの、どの...

揺れないで!飛行機が怖い・苦手な方に試してほしい6つの簡単な対処法

遠方の地に早く向かうのに大変便利な移動手段、飛行機。地上を何時間もかけて移動していた時代が嘘のように、目的地まであっという間に連れていってくれますよね。その便利...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります