マレーシアの国旗の図柄や意味、マレーシアの首都について、またマレーシアの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、マレーシアの国の基礎知識をくわしく解説します。
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マレーシア国旗とその意味
マレーシアの国旗は青、赤、白、黄の4色が使われています。このうち青、赤、白の3色は、かつてこの国を支配していたイギリスの国旗「ユニオンジャック」に由来しています。赤と白のストライプの線は14本あり、これはイギリスから独立した際の州の数を表しています。そして黄はスルタンの権威を象徴し、月と星はイスラム教を表しています。
現在の国旗は、1963年9月16日にマレーシアという国が成立した際に制定されました。それまで使われていた、マレーシアの前身である「マラヤ連邦」の旗が元になっています。
マレーシアの首都はクアラルンプール
マレーシアの首都はクアラルンプールで、一般的にはKLと略して称されます。面積は243km²で、2018年時点の人口は180万人です。
森記念財団の都市戦略研究所が発表している「世界の都市総合力ランキング2019」では35位の評価を獲得しており、東南アジアではシンガポールに次ぐ2位。東南アジア有数の世界都市に数えられています。
過去には「世界の買い物都市ベスト10」で4位に入るほど、東南アジア有数のショッピングタウンで、「セントラルマーケット」や「パビリオン」、「スターヒルギャラリー」、「スリアKLCC」、「ロット10」、「ミッドバレーメガモール」など、それぞれに趣向が異なる多くのショッピングモールがあります。
マレーシアの面積は330,803km²
マレーシアの面積は330,803km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の0.9倍ほどの大きさです。
マレーシアの人口は3,153万人
2018年時点の人口は3,153万人です。年々増加しており、今後も人口の増加が予測されていますが、2070年頃からは人口減少が予測されています。
マレーシアの国歌は「我が国(Negaraku)」
マレーシアの国歌の曲名は「Negaraku(ヌガラク)」です。日本語では「我が国」と訳されます。1957年にイギリスから独立する際に、国歌として制定されました。
数ある候補の中から採用されたメロディは、ペラ州の州歌のもの。しかしペラ州の州歌も、もともとはフランス人のPiere.Jean de Baranger(ピエール=ジャン・ド・ベランジェ)が作曲した「La Rosaie」が元になっています。そして、このメロディに現在の歌詞をつけ、曲名を「Negaraku」としました。