三重県桑名市で開催される「なばなの里イルミネーション」は、圧倒的なスケールと美しさが人気です。混雑を避けてゆっくり楽しむには、周辺の宿泊施設に泊まるのもおすすめです。イルミネーションの見どころや宿泊施設を紹介します。
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なばなの里イルミネーションとは?
なばなの里イルミネーションは、毎年10月から翌年5月にかけて、三重県桑名市にある総合リゾートエリア「ナガシマリゾート」内の植物園「なばなの里」で開催されるイベントです。面積約43,000平方メートルの花園「花ひろば」などがある広大な敷地では、LED電球だけで装飾された灯りが美しく煌めき、その規模は国内最大級とも言われています。
2018年10月20日(土)~2019年5月6日(月)
イルミネーションを満喫しよう
なばなの里に入園して、イルミネーションを鑑賞しましょう。入園料は、大人・小学生とも2,300円で、こちらには園内での食事、買い物などに使える1,000円分の金券が含まれています。
以下に見どころを紹介しましたので、そちらで記念撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。掲載している写真は、2017年度のものです。イルミネーションの内容は毎年若干変わりますので、参考にしていただきますと幸いです。
水上イルミネーション
水上イルミネーションは、園内の池の上に設けられた大規模なイルミネーションです。幅約5メートル、長さ約120メートルの光の川は、なばなの里のそばを流れている木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の流れを表しています。
園内の広範囲から眺められますが、特におすすめの場所は、チャペル対岸の橋の上です。次々と色が変わる光の川や、池に映るチャペルの灯り、光に照らされた木々が見渡せる、非日常の光景を楽しむことができますよ。
光の雲海
光の雲海は、一面青いLEDで装飾されたエリアです。青い雲海のような広場には、細い小道があり、クリスタルホワイトのアーチが設けられています。このアーチを2人で通り抜けると幸せになるかも?といつからか言われるようなったこともあり、カップルに特に人気のあるスポットとなっています。
ツインツリー
園内チャペルの前にある2本の木に、LEDを丁寧に装飾した「ツインツリー」では、毎年チャペルの鐘の合図とともに点灯式が行われます。約20メートルもあるヒマラヤスギが煌めく姿は、うっとりするような美しさで、園内でも多くの人を集めるスポットです。天然木の枝先まで装飾された豪華なイルミネーションを見逃さないでくださいね。
光のトンネル(回廊)
2006年に登場した「光のトンネル」は、なばなの里イルミネーションを一躍有名にしたエリアで、園内でも一番の見どころです。約200メートルも続く圧倒的なスケールに驚かされますが、LEDに花びらの装飾がされた柔らかな光は、不思議と落ち着くものです。ゆっくりと歩いて鑑賞しましょう。
光のトンネルは、もう1ヵ所あります。こちらは約100メートルと少し短いですが、調光プログラムにより、灯りがさまざまな色に変化することが特徴です。
筆者が訪れた2017年度は、サクラ色とグリーンのLEDが交互に煌めくもので、真冬でありながら春の訪れを期待させられるようなイルミネーションを楽しむことができました。2018年度は、ラベンダー色とグリーンのイルミネーションが点灯される予定です。
テーマエリア
テーマエリアでは、毎年違ったテーマの映像を、多数のLED電球だけで表現する、壮大なイルミネーションが楽しめます。
2017年度のテーマは熊本県で、熊本城や阿蘇、天草などの風景のほか、熊本県のマスコットキャラクター「くまもん」がLEDにより映し出されました。
映像投影を使わず、LED電球だけで立体的でなめらかな映像を表現しているのは珍しく、多くの人が足を止めてイルミネーションに見入っています。テーマエリアが見渡せる建物の2階では、寒い時期にうれしい温かい飲み物なども販売されています。こちらで休憩しながら鑑賞するのも良いでしょう。
2018年度のテーマは「JAPAN」~日本の情景~で、日本を代表する景観「富士山」や日本各地の景勝地など複数シーンが映し出される予定です。毎年訪れてみたくなりますね。