新名神開通によってさらに行きやすくなった湯の山温泉。インターを降りてたった5分で到着できるこの温泉郷には、数多くの日帰り入浴できるホテルが存在していますが、その中でも「温泉マニア的に」太鼓判を押しておすすめできる施設をご紹介します!
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湯の山温泉郷とは
三重県菰野市にある霊山「御在所岳」のふもとに湧き出しているのが、湯の山温泉です。夏は灼熱の三重県・愛知県の避暑地としてその名を知られたこの温泉郷には、昔から数多くのホテルや旅館が林立しています。
新名神高速道路が開通するまでは四日市ICからは下道を数十分間、走る必要があったのですが(一本道のため大渋滞することもしばしばでした)、2019年3月からは、湯の山温泉郷最寄りの菰野(こもの)ICまで高速でビューンとアクセスできるようになりました。
ますますアクセス便利になった湯の山温泉郷の中で、唯一の源泉掛け流し温泉を楽しむことができるのが「湯の山グリーンホテル」なのです。こちらのホテルはもちろん宿泊もできますが、今回は日帰り入浴についてご紹介していきます。
湯の山グリーンホテル
菰野ICを降りてたったの5分で、ホテルに到着です。広々とした駐車場があり、一体どこに停めれば近いのか迷ってしまいそうですが、第一駐車場か第五駐車場に停めておけば、日帰り入浴の受付場所であるホテルフロントに近くて便利です。
ホテルの中に入ると、古き良き雰囲気のインテリアと1969年創業のホテルならではのレトロ感が、「避暑地に来たなぁ」という旅情をかき立ててくれます。入口入って正面のフロントで、入浴券を購入しましょう。
フェイスタオル販売:200円
バスタオル貸出:200円
フロントから大浴場までは散策気分が◎
入浴券を購入してロビーを横目に直進すると、右手にお手洗いがあります。ここのお手洗いは最近リフォームされてとても綺麗ですし、おむつ替え台もありますので子連れなら立ち寄っておくのがおすすめです。
さらにまっすぐ進むと、左手に大浴場へ降りる階段が見えてきます。ちなみに、この階段を通り過ぎてすぐの右手にエレベーターもありますのでご安心を。
下の階へ降りたところで出るのが、これまた味わい深いロビーエリアです。そこを左に行くと、いよいよ大浴場へと続く廊下に出ます。この廊下、ただ通り過ぎるとしたら割と長い廊下なのですが、実はとても風流な廊下になっていますので是非散策気分でチェックしてみてください。
湯の山の美しい風景写真が展示してあったり、
季節の花々が、実に可憐に生けてあったりします。(ちゃんと名札まで付けられているんです!)
大浴場に到着!
大浴場の写真はこちらをご覧ください。湯の山グリーンホテルの温泉では2種類の源泉があり、それを混ぜて適温に調節して、湯船に注いでいます。それでは、大浴場内のご紹介をしていきます。
熱々!源泉風呂(内湯)
ここには地下1,300mから湧き出る約45℃の源泉が、なみなみに満たされています。大人3人が入ったらいっぱいという小ささのこの浴槽、小さいからこそ湯口から注ぎ込まれた新鮮な温泉をたっぷり浴びることができるんです。
45℃という湯温は子供には熱すぎますが、大人なら癖になるような気持のよい温度です。ただし、のぼせないよう長湯は禁物☆あまりにも気持ちの良い温泉なので、つい長湯したくなってしまいますが悪しからず。
また、濃い温泉成分が浴槽の周りにびっしりとくっついていて素晴らしいです。混じりけのない源泉浴槽ならではの現象です。ただし、これがお肌に引っかかると痛いので注意してくださいね。モール臭(森の香り)がする琥珀色のこのお湯は、一度入ったら忘れられなくなる名湯ですよ!
ひすいの湯(内湯)
ここ湯の山グリーンホテルで一番大きな浴槽です。大きく取られた窓からはちょっとした中庭が眺められますし、広々としたお風呂で手足を伸ばして肩までしっかりと温泉に浸かれます。
癒しの湯(露天)
2008年に完成したヒノキの浴槽では、湯の花舞うとろとろの温泉を楽しめます。比較的ぬるめのお湯なので、のんびりと浸かるのがおすすめ。露天風呂ですが屋根があり、雨の日でも安心感があります。
なごみの湯(露天)
丸くて大きな岩が配置された広い露天風呂で、源泉は岩の合間を縫うようにして小さな滝となって注ぎ込まれます。ここから見上げる空はとても広くて、開放感が抜群!
屋根はありませんが、雨の日は露天入口にある蛇の目傘を拝借して、好みの岩に立てかけながら「湯あみ」を楽しめます。山岳リゾートらしさあふれる、素晴らしい露天風呂です。
飲泉場
なんと、ここグリーンホテルの源泉は、飲むこともできるんです!露天入口に、紙コップと蛇口が用意されています。味は意外にもまろやかで美味しいので、恐れずに飲んでみてくださいね。